そんな悩みを持ちではないでしょうか。
ただでさえ複雑で理解するのに時間がかかる税知識、そのうえ義務となる確定申告に不安を覚えている方も多いのでは無いでしょうか。
- そもそも確定申告とは?
- 確定申告の手順や注意点
- 知っているとトクする節税知識
以上について解説しているので、はじめての確定申告で不安を抱えている方にピッタリな内容となっております。
5分程度で読める内容となっておりますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
そもそも確定申告とは?
そもそも「確定申告」についての詳細はご存知でしょうか。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーも、一定の条件を満たすと必要になる手続きとなります。
- 確定申告の詳細
- 確定申告を行う条件
- 確定申告を怠った場合
以上についても、それぞれ詳しく解説していきますね。
確定申告の詳細
確定申告とは簡単に説明すると、1年で稼いだ収入を国へ報告する申請及び手続きの総称です。
会社勤めのサラリーマンや、アルバイト等の給料は事前に税金が差し引く源泉徴収が行われます。
対してUber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーに支払われる報酬は、税金が差し引かれる前の事業所得。
その為、一定の条件を満たすと国へ報告する確定申告を行う必要があります。
確定申告を行う条件
副業として活動するUber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーが確定申告を行う主な条件は、年間20万円以上の収入が発生した場合です。
さらに学生やフリーターを含む専業の場合であれば38万円を超える収入になると、確定申告の義務が発生いたします。
特に大学生など両親の扶養に入っている場合、配達パートナーのみで報酬が38万円を超えてしまうと扶養から外れるので注意しましょう。
確定申告を怠った場合
確定申告の期限は原則として、翌年の3月15日前後までに設定されています。(2020年は新型コロナウィルスの影響により4月16日まで延期)
確定申告が期限までに間に合わなかった場合には、「無申告加算税」と呼ばれる追加の税金が発生するので注意しましょう。
確定申告の義務が発生しているにも関わらず、確定申告を怠った場合には税務署から行政処分が下されます。
その場合は本来収めるべき税金を納めなければならない上、追加で「無申告税」や「延滞税」等のペナルティーが課される事も。
さらに数年間、青色申告が行えず65万円の控除が受ける事ができない可能性もあるので注意が必要です。
確定申告の手順や注意点
次に確定申告の、具体的な申請方法について解説していきます。
- 確定申告の手順
- 確定申告での注意点
- クラウド会計ソフトの使用がおすすめ!
以上についても、詳細を詳しく解説していきます。
確定申告の手順
確定申告自体の手順は至ってシンプルで、以下のような流れになります。
どうしてもわからない項目があれば、込み合う時期を避けて税務署に相談すると親身に対応してくれます。
また申告書の提出方法は、以下の3種類から選ぶことができます。
問題としては、提出に必要となる申告書や帳簿の作成が複雑な点でしょう。
特に青色申告では複雑な複式簿記となるので、単式簿記の白色申告に比べると自身の手で書類を作成するには難易度が高いのが現状。
そんな問題の解決策として後ほど詳細を解説する、「クラウド会計ソフト」の利用がオススメです。
確定申告での注意点
副業として配達パートナーを行なっている上で会社にバレたくない場合の注意点は、住民税の納付方法は「普通徴収」の選択を行わなければならない点でしょう。
一般的な会社勤めのサラリーマンであれば住民税の納付は「特別徴収」が採用されており会社の経理により税金の清算が行われます。
この時に配達パートナーの収入により周りの社員に比べて年収額が増加していると、怪しまれる確率が高くなるので注意が必要です。
また確定申告を行う上で忘れやすい注意点となるのが、「ふるさと納税」を利用している場合。
ふるさと納税を利用し、ワンストップ特例制度を使用しない場合には「寄付金重量証明書」が必要になります。
紛失しやすい上に確定申告時には必ず必要となる書類なので、申告時には忘れないように注意しましょう。
配達パートナーの抑えておきたい税知識については、以下の記事で詳細を解説しております。
クラウド会計ソフトの使用がおすすめ!
自力で確定申告を行う場合最も費用は安く済みますが、必要書類の作成に手間がかかり非常に時間がかかります。
特に青色申告を行う場合には、非常に複雑な複式記帳の作成がネックとなり申告期限までに間に合わないトラブルが発生することも。
資格知識としても取り扱う税金の専門知識となる「簿記」の知識がなくとも、家計簿のように自動的に複式簿記の形式へと変換してくれるのが「クラウド会計ソフト」。
基本となる使い方は支出の入力は手動による入力や、レシートの撮影を行うことにより自動的に記帳を行います。
さらにクレジットカードや口座との連携機能を搭載しており、必要項目の登録を済まると勝手に記帳行ってくれる機能も搭載された優れものです。
そのため必要書類の作成時に発生しがちなトラブルを回避しつつ、手軽で簡単に確定申告に必要な書類を作成できる会計ソフトとなっています。
初めての確定申告であれば特にオススメのサービスとなっているので、無料トライアル期間である最初の1ヶ月間を利用して使い勝手を確認してみましょう。
知っているとトクする節税知識
確定申告の基礎知識について理解を深めたところで、知っていると得する節税知識について解説していきます。
- 経費と控除を活用する
- 開業年には開業費を申請する
- 減価償却の特例を活用
以上についての詳細を、順を追って説明しましょう
経費と控除を活用する
確定申告では国へ申告した年収額によって、翌年の税金が決定します。
ここでポイントとなるのが、「売り上げ≠年収額」となる点です。
税金額が決定する年収額の算出は、以下の式で決定します。
「売り上げ−控除額・経費=年収額」
つまりUber Eats(ウーバーイーツ)で売り上げた額から、経費や控除を差し引いた額により来年度の税金が決定する事に。
控除額とは青色申告による65万円の特別控除や、ふるさと納税の利用による控除などが当てはまります。
加えて配達パートナーの売り上げを上げるために掛かった必要な費用を「経費」と呼びます。
具体例を上げると配達を行うために必要な車両購入費、モバイルバッテリーの購入費用などが挙げられます。
つまり経費や控除を活用することにより、収入額へ加算される税金を大幅に下げることが可能です。
また経費として利用する証明として、各種領収書を控えておく必要があるので要注意。
ただし必要以上の過剰な経費計上は、税務署から直接指摘を受ける可能性が非常に高いので節度を守った形状を行いましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーが利用できる経費の詳細については、以下の記事で詳細をまとめていますので興味がある方はご参考ください。
開業年には開業費を申請する
個人事業主として開業日までに、準備活動として使用した費用を「開業費・開業準備費」と呼びます。
開業費として認められる経費は何年前などの規定は特に定められていないので、理論上では何年前のものでも経費計上が可能です。
目安として配達パートナーとして活動する為に生じた費用は、個人事業主として開業する1年前に掛かった全ての費用は、開業費として経費計上を行う事ができます。
さらに開業費として全てまとめて算出した総額は、毎年少しずつ経費にする「償却」が利用可能。
開業届を出す以前に生じた活動に必要なアイテムを買い足した費用は、全てまとめて開業費として経費計上行うことができます。
また算出した開業費を記載する項目は「減価償却の計算の計算欄」にて記載を行います。
ここで記載を行い忘れると、開業費としては認められない扱いの経費となってしまうので要注意。
ただし自転車や原付といった10万円以上の資産は、開業費として計上が来ないので注意が必要です。
減価償却の特例を活用
Uber Eats(ウーバーイーツ)で想像以上に年間の売り上げが上がり、10万円以上で30万円未満の車両を購入した方にオススメなのが「減価償却の特例」。
減価償却の特例とは、30万円未満の経費計上を行う資産を一度に経費にできる制度です。
通常の減価償却であれば自転車や原付であれば2〜3年に渡り分割して経費として計上されるため、1年ごとに経費として計上される額が分散されてしまいます。
ですが減価償却の特例を利用する事により、分散されずに一度に30万円未満の経費を計上する事ができるので大きく節税する事が可能です。
注意点としてクラウド会計ソフトの場合は1番下にある、摘要の項目に「措法28の2」と忘れずに入力する必要があります。
摘要の項目は空欄で提出することが出来ないため、必ず記入しているか確認を行った上で計上を行いましょう。
また減価償却の特例が利用できるのは、個人事業主として開業を行なった上で申告可能な青色申告のみとなるので注意が必要です。
更にUber Eats(ウーバーイーツ)以外の事業を行なっていて、減価償却の特例を車両以外にも利用する場合は、取得価格の合計が300万円以下という制限するがある事も気を付けておきたいポイントとなります。
税知識を深めて得する節税方法で確定申告を行おう
最後にUber Eats(ウーバーイーツ)に関わる確定申告の基礎知識や、知っているとトクする節税方法についておさらいしていきましょう。
- 確定申告は1年で稼いだ額を国へ報告する手続き
- 副業であれば年間20万以上の収益が上がると確定申告の義務が発生
- 無申告の場合は高額なペナリティの恐れも
- 会社バレしないためには、住民税の納付方法は「普通徴収」を選択する
- ふるさと納税を利用している場合は、「寄付金重量証明書」の紛失に注意
- 必要書類の作成はクラウド会計ソフトの使用オススメ
- 税金は「売り上げ−控除額・経費=年収額」で算出された収入に課せられる
- 開業年には配達パートナーとして活動するために、揃えた開業費を計上する事ができる
- 30万円未満の車両費は「減価償却の特例」が条件を満たすと利用可能!
一般的な会社勤めのサラリーマンでは中々馴染みのない、収入を国へ報告する手続きとなる確定申告。
専門的な知識を多く必要とする税知識は、複雑な要素を多く含み完全に理解するのにはどうしても時間がかかる項目となっています。
ですが確定申告を初めとした税金に関わる知識は、知らないだけで大きく金銭的な損害を被る事ばかりの重要要素です。
配達パートナーとしての活動を通じて、一生使うことができる事業にまつわるマネーリテラシーを副業の機会を通じて深めていきましょう。
当記事がUber Eats(ウーバーイーツ)で初めての確定申告を行う方々の参考として、お役に立てれば幸いです。