先に結論をお伝えすると、スマホでも動画編集をすることは可能ですが、パソコンでの編集環境を整えておくのがベストです。
確かに、スマホで動画編集をしている人もいますが、今後はそういった人は稼げなくなる可能性がたかいです。
- スマホでも動画編集は可能です
- スマホで動画編集をするメリット・デメリット
- 結論:現状パソコンでの動画編集には劣る
- おすすめ動画編集ソフト3選
- 有名な人にスマホで動画編集をしている人はいる?
この記事を書いている僕は、動画編集者として活動していたことがありました。
普段はパソコンで動画編集を行っておりますが、スマホで動画編集をした経験もあります。
ですのでパソコンとスマホでの動画編集環境の違いなどに関しても詳しいです。
ちなみに動画編集で稼いでいきたいなら、テックアカデミーの動画編集コースなどで、ワンランク上のスキルを身につけておくと、今後も食いっぱぐれないでしょう。
スマホでも動画編集は可能です
スマホでも動画編集を行うことは可能です。
動画編集というとパソコンで行うというイメージがあるかと思います。
確かに動画編集を行っている人のほとんどはパソコンにて動画編集を行っていますし、スマホで本格的な動画編集を行っている方は、全体の1割にも満たないでしょう。
しかし特にここ数年で、スマホで動画編集を行う人の人口が急増しています。
理由としては、SNSの普及です。
SNSが普及するまでは、動画編集は一部のプロフェッショナルだけが行う仕事でした。
しかしYoutubeをはじめとする動画投稿サイトや、TikTokやInstagramなどの動画や画像が主体となるSNSが普及したことで、動画編集が一般人にも広がって行きます。
Youtubeの動画編集を行っている編集者は、基本的には映像制作会社などで働いた経験がない、いわゆる素人です。
しかしYoutubeの動画編集者のほとんどはパソコンを使って動画編集を行っています。
では、どういった層がスマホで動画編集を行っているのでしょう。
答えは、TikTokなどを使っている若者層です。
彼らの中には学生も多く、パソコンを持っていない人が多いです。
また、持っていたとしても本格的な動画編集ソフトを購入するお金もありませんし、動画編集ソフトを使いこなすスキルを身に付けることも難しいです。
でも他人とは違う、いい映像を投稿したいと思っています。
そういう時にスマホで動画編集をすることができれば、気軽に動画編集をすることができますよね。
現在はそういった若年層を中心にスマホを使った動画編集が広がっています。
しかしこれからはもっと幅広い層にスマホでの動画編集が行き渡るでしょう。
スマホで動画編集をするメリット・デメリット
スマホで動画編集を行う上でのメリット・デメリットについて解説して行きます。
スマホで動画編集をするメリット
スマホで動画編集を行うメリットは以下の通りです。
- スマホさえあればいつでもどこでも動画編集ができる
- 無料でできることが多い
- これからの時代はスマホで動画編集をする時代になるかも
それぞれ詳しく見て行きましょう。
メリット①スマホさえあればいつでもどこでも動画編集ができる
スマホで動画編集を行うことのメリットの1つ目は、スマホさえあればいつでもどこでも動画編集ができる点です。
動画編集を行うには、現状としてパソコンかスマホのどちらかが確実に必要になります。
パソコンはサイズが大きいですし、持ち運ぶのはなかなか不便ですよね。
また電車の中など狭いスペースなどではなかなか開くことができません。
そういう意味でも、パソコンでの動画編集は場所を選びます。
いつでもどこでも動画編集ができるというわけではありません。
一方でスマホでの動画編集はそんなことはありません。
いつでもどこでもスマホ一つあれば動画編集を行うことができます。
電車の中でももちろん可能です。
極端な話ですが、満員電車の中でも動画編集ができてしまいます。
まぁ満員電車で動画編集をわざわざ行う意味はないかもしれませんが・・・
また、パソコンで動画編集をするには、わざわざパソコンを起動して動画編集ソフトを立ち上げなければなりませんよね。
しかしスマホではそんなことはありません。
スマホを開いて動画編集用のアプリを開くまでにおそらく5秒もかからないでしょう。
負担ゼロで動画編集を行うことができます。
生活を振り返ってみると、ちょっとした空き時間は無駄になっていたという方が多いかと思います。
例えば、5分の空き時間があったとしましょう。
SNSを見たり、ネットを見てだらだらしていたという方がほとんどです。
しかしスマホに動画編集アプリを入れておけば、そういった意味がない時間も有益な時間に早変わりです。
メリット②無料でできることが多い
スマホで動画編集を行うことのメリットの2つ目は、無料でできることが多い点です。
動画編集ソフトは基本的には有料です。
例えば動画編集ソフトとして最も有名なAdobe Premiore Proは、月額3000円程度の費用がかかります。
動画編集だけでなく、フォトショップなどの画像編集ソフトなどが使えるプランにすると、月に6000円以上かかってしまいます。
また、動画編集ソフトでナンバー2の人気を誇る、Final Cut Proは、買い切り型の動画編集ソフトです。
一度買ってしまえば月額はかかりません。
しかし最初に30000円以上の購入費用が必要になります。
このように動画編集ソフトのほとんどは月額や購入費が必要になります。
しかしスマホの動画編集ソフトは無料で利用できるものが多いです。
もちろんパソコン用の動画編集ソフトにも、無料で利用できるものはありますが、やはりスマホ版の方が無料で利用できるものが多いですね。
動画編集を無料で行うことができるので、どんな人でも動画編集に興味があれば、動画編集を行うことができます。
これまでの時代は、動画編集に興味があっても、金銭的な事情で動画編集を諦めている方がたくさんいました。
動画編集ソフト自体にもお金がかかりますし、スペックの高いパソコンも必要になってきますよね。
パソコンは家に1台もないという方も多いですし、パソコンが家にあっても動画編集に必要なスペックを満たしていないという方も多いでしょう。
しかしスマホは今やほとんどの方が持っています。
ですのでパソコンを買う費用がなくても動画編集をすることができます。
また、動画編集ソフトを購入する必要がないので、動画編集ソフトの購入費用も必要ありません。
ノーコストで誰でも動画編集を始めることができますよ。
メリット③これからの時代はスマホで動画編集をする時代になるかも
スマホで動画編集を行うことのメリットの3つ目は、これからの時代はスマホで動画編集をする時代になるかもしれないという点です。
現在では動画編集のほとんどはパソコンで行われています。
スマホでの動画編集が行われているのは、TikTokなどが中心です。
パソコンや動画編集ソフトがなくても動画編集がしたいという層のかたがスマホで動画編集を行っています。
彼らは、もしパソコンを持っていてパソコンで動画編集ができる技術を自分が持っていれば、パソコンでの動画編集を選ぶでしょう。
しかしこれから先はそうとも限りません。
というのも、スマホでの動画編集が進化を遂げて、パソコンよりもスマホの方が動画編集がしやすくなる可能性があります。
また、「パソコンでもスマホでも同じような動画編集ができるのなら、スマホの方が楽だしいいよね」
という意見にもなるでしょう。
また、現在ではパソコンでの動画編集の方がスマホでの動画編集よりもクオリティが高い動画を作ることができます。
しかしこれからはスマホでも品質が高い動画を作ることができるようになってきます。
そして動画編集も他の産業と同じように少しずつ自動化されていきます。
自動されることの例としては、カットやテロップ入れなどです。
Youtubeをはじめとする動画サイトでは、自動翻訳機能や自動で字幕を表示してくれる機能がありますよね。
しかし現在ではまだまだ完璧ではなく精度は低いです。
しかしこの精度が上がってくると、テロップ入れをわざわざ行わなくても、自動で入れてもらうことができますよね。
また、自動翻訳によって世界中の人に動画を届けることができるようになります。
そしてカットに関しても、音声がない部分を自動でカットする機能がついているものはすでにあります。
こういったものが浸透していくと、動画編集に対するハードルも下がるので、スマホでの動画編集ももっと簡単になります。
スマホで動画編集をするデメリット
スマホで動画編集を行うデメリットは以下の通りです。
- 複雑な動画編集ができない
- 画面が小さいので不便
- 操作がしづらい
それぞれ詳しく見て行きましょう。
デメリット①複雑な動画編集ができない
スマホで動画編集をすることのデメリットの1つ目は、複雑な動画編集ができない点です。
現状ではスマホで可能な動画編集は、パソコンでできる動画編集よりも簡単なものばかりです。
ですのでカットやテロップ入れや効果音などの基本的な動画編集を行うことはできますが、複雑なものは使うことができません。
ですので高度な編集を行いたいという方は、スマホではなくパソコンでの動画編集をおすすめします。
しかし簡単にYoutubeなどの動画投稿サイトに投稿するだけであれば、スマホでの動画編集でも全く問題ありません。
また、現在ではスマホでは高度な動画編集を行うことは難しいですが、今後はどうなるかわかりません。
むしろ今後に関しては、スマホでの動画編集市場は確実に伸びていきます。
ですのでスマホでの動画編集でも高度な動画編集を行うことができるようになるでしょう。
その時にいち早くスマホでの動画編集を取り入れるためにも、今のうちからスマホでの動画編集に慣れておくというのも選択肢の一つです。
そうすれば次の新しい時代で先頭を走ることができるようになりますよ。
スマホで動画編集ができる人が少ない状態で自分だけ動画編集ができるというのは、付加価値になって自分の価値を高めることができます。
スマホでの動画編集は、現状では高度な編集を行うことはできませんが、今後の発展に期待大です。
デメリット②画面が小さいので不便
スマホで動画編集を行うデメリットの2つ目は、画面が小さいので不便な点です。
動画編集は大きな画面があった方が便利です。
理由としては、映像の細かいところまで目が行き届くからです。
また、動画編集には様々な機能やツールがあり、動画編集者はそれらを駆使して動画を編集していくのですが、画面が大きい方がそれらのツールを使いやすいからです。
現状、動画編集では通常のノートパソコンでも小さすぎると言われています。
ノートパソコンで動画編集をするのであれば、最低でも15インチは必要です。
しかし動画編集者の僕は、正直15インチでも小さいなと感じるので、ノートパソコンで動画編集をする時には、16インチのパソコンを使うようにしています。
また、動画編集は通常はデスクトップパソコンや、モニターを別途購入して行います。
最近ではワイドに広いモニターも人気です。
とにかく、現在動画編集を快適に行うためには、ディスプレイが大きければ大きいほどいいというのが一般的な意見です。
ですがスマホはパソコンと比べてもどう考えても小さいですよね。
ですのでやはり動画編集を行う上では不便な点が多いです。
また、タブレット端末で動画編集を行えば多少はマシになりますが、それでもやはりノートパソコンと比べると小さいので、不便さは残ってしまいます。
スマホでの動画編編集は、画面が小さいので不便です。
便利さで言えば、これからはどうなるかわかりませんが、現状ではパソコンでの動画編集の方が便利です。
デメリット③操作がしづらい
スマホで動画編集をすることのデメリットの3つ目は、操作がしづらい点です。
スマホとパソコンでの動画編集を比べた場合、やはりスマホでの動画編集は操作がしづらいです。
理由としては、画面が小さいこととキーボードがないことが挙げられます。
画面が小さいことに関しては「スマホで動画編集をすることのデメリットの2つ目」でも触れましたよね。
現状、動画編集には画面の大きさが重要です。
大きい画面で動画を編集することで動画の細かいところまで目が行き届きます。
しかしスマホですと、手のひらサイズですよね。
本来スマホには小さくて手軽に持ち運べるというメリットがあるのですが、動画編集に関してはそれが裏目に出てしまっています。
また、スマホにはキーボードがありません。
ですのでフリック入力にてテロップを入力しなければなりません。
ほとんどの方にとって、フリック入力よりもキーボード入力の方が早いです。
キーボードは両手を使って行うことができますが、フリック入力は基本的には片手でしか行うことができませんからね。
単純に考えて、フリック入力の2倍の速さでキーボードで文字を入力することができるでしょう。
またスマホでの動画編集は、小さいスマホを持って細かい作業を行わなければなりません。
ですので目がとても疲れてしまいます。
操作のしやすさも必要な時間も、パソコンの方がいいです。
スマホでの動画編集は操作がしづらいので、あまりお勧めできません。
結論:現状パソコンでの動画編集には劣る
結論として、現状ではスマホでの動画編集はパソコンでの動画編集には劣ります。
ただしスマホでも十分に動画編集を行うことができます。
またスマホで動画編集した動画をYoutubeなどの動画投稿サイトに投稿しても、十分多くの人に見てもらえる可能性はあります。
パソコンでの動画編集の方がスマホでの動画編集よりも優れている理由は以下の3つです。
- 画面が大きい
- 高度な編集が可能
- 操作性が良い
ですのでパソコンを持っていてスマホとパソコンどちらもの選択肢がある場合にはパソコンで動画編集を行った方がいいです。
パソコンでのお勧め動画編集ソフトに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
興味がある方は合わせてご覧ください。
しかしスマホでの動画編集はこれからどんどん進化していくと思います。
現在はスマホでの動画編集が広がり始めている時期ですのでパソコンの方が動画編集はしやすいです。
しかし、他の例を見ても基本的にはパソコンなど大きなものでしかできなかったことが、だんだんとスマホなどの小さな端末でできるようになってきていますよね。
これからは文字よりも動画の時代です。
5Gによって動画を一瞬でダウンロードすることができるようになりますし、高画質の動画を遅延なくライブストリーミングで見ることも可能になります。
動画編集もこれからどんどん進化していきます。
おすすめ動画編集ソフト3選
スマホで動画編集をする上で、おすすめの動画編集ソフトは以下の3つです。
- iMovie
- Adobe Premiere Rush
- Clips
それぞれ詳しく見て行きましょう。
①iMovie
iMovieはiPhone専用の動画編集アプリです。
スマホでの動画編集アプリの中では最も有名なアプリとなっています。
そしてiMovieは無料で利用することができます。
また、iPhoneに元からインストールされているので、わざわざ探してインストールする手間も省けますね。
iMovieではパソコンの動画編集ソフトまでとはいきませんが、高度な動画を編集することができます。
iPhoneユーザーで、スマホを使って高度な動画編集がしたいのであれば、とりあえずiMovieを利用しておけば間違い無いです。
また、機能もどんどん追加されたりアップデートされています。
iMovieはこれからどんどん進化して、使いやすくなっていくこと間違いなしです。
ですのでこれからの進化にも期待大です。
②Adobe Premiere Rush
Adobe Premiere Rushは、Adobeシリーズが出している動画編集ソフトです。
実はAdobeにはAdobe Premiere Pro という動画編集ソフトが存在します。
こちらはパソコンから使うことができる動画編集ソフトになります。
Adobe Premiere Proは動画編集ソフトの中でも1番の人気を誇っており、数多くのYoutuberはこのAdobe Premiere Proを利用しています。
Adobe Premiere Rushは、Adobe Premiere Proをスマホでも使えるように、簡略化、単純化したものです。
ですのでAdobe Premiere Proと比べると昨日は大分制限されてしまいます。
それでも、最も人気な動画編集ソフトと同じシリーズということもあり大変使いやすいです。
ゆくゆくはパソコンを購入してAdobe Premiere Proで動画編集を行いたいという方は、Adobe Premiere Rushを使ってスマホで動画編集をして、感覚を掴んでおくといいでしょう。
③Clips
ClipsはiPhoneのみで利用することができるアプリです。
Clipsのメリットは、音声を自動で字幕として書き起こしてくれる点です。
テロップを1つ1つ入力する手間が省けますよね。
ただし字幕の書き起こしが一字一句完璧というわけではありません。
やはりまだまだ誤った字幕が表示されることもあります。
ですのでそこはその都度書き直していくことになりますが、それでも自動で入力してくれるのはありがたいです。
有名な人にスマホで動画編集をしている人はいる?
スマホでも動画編集ができること、スマホで編集した動画でも十分見てもらえるレベルの動画を作ることができることはおわかりいただけたかと思います。
しかし有名なYoutuberでスマホで動画編集をしている人はいるの?という疑問があるかと思います。
現状としては、有名Youtuberのなかに、スマホで動画編集を行っている人はいません。
有名Youtuberどころか一般的なYoutuberでもほとんどいません。
また、TikTokですとちらほらスマホで動画編集をしている人がいるという印象です。
動画編集といってもパソコンで動画編集をするのかスマホで動画編集をするのかで全く異なります。
あなたがどんなSNSや動画投稿サイトに携わる動画編集をしたいのかを考えながらスマホでの動画編集かパソコンでの動画編集かどちらが向いているのかを考えるといいかと思います。
現状として、有名人でスマホをつかって動画編集をしている方はほとんどいません。
しかしだからと言ってスマホでの動画編集を諦める理由にもなりません。
スマホかパソコンか、自分でしっかり考えて判断しましょう。
まとめ
以上、スマホでの動画編集について解説いたしました。
結論からお伝えすると、スマホでの動画編集は可能です。
しかし現時点では、スマホよりもパソコンでの動画編集の方が、効率よくクオリティの高い動画を編集することができます。
ですので現時点では動画編集ができるスペックのパソコンを持っている方は、パソコンでの動画編集をお勧めいたします。
しかしこれからの時代では、スマホでの動画編集がどんどん容易になっていくことが予想されます。
ですので、今のうちからスマホでの動画編集に慣れておくのも選択肢の1つです。
スマホでの動画編集が主流になってきた時に、いいポジションを獲得することができますよ。
今回は以上になります。