- 動画編集に必要なスペック
- デスクトップとノートパソコンどちらを買うべきか
- 動画編集におすすめのパソコン3選
- 有名youtuberが使用しているパソコン
この記事を書いている僕は、動画編集者として活動しています。
結論からお伝えすると、動画編集にはそれなりのスペックを持ったパソコンが必要です。
僕の実体験をもとに、できるだけ難しい言葉を使わず簡単に解説していくので、3分ほどお付き合いください。
動画編集に必要なスペック
まずは、動画編集に必要なPCスペックについて解説いたします。
動画編集ができるパソコンでも、スペックによって快適に作業ができたり、作業にストレスがかかったり様々です。
今回は、快適に動画編集ができるレベルの、パソコンスペックについて解説いたします。
- CPU
- メモリ容量
- ストレージ
- GPU
- 画面サイズと解像度
それぞれ詳しく見ていきましょう。
動画編集に必要なスペック①CPU
CPUは動画編集者がパソコンを選ぶ上で最も重要となります。
CPUはパソコンの処理速度に関係します。
CPUとは、パソコンの頭脳のようなものです。
人間にも頭の回転が速い人とそうでない人がいますよね。
頭の回転が遅い人に、負荷のかかる作業をさせると、時間がかかってしまいます。
また、負荷をかけすぎると、頭がフリーズして何も考えられなくなってしまうこともあります。
私もサラリーマン時代に、仕事がたまりすぎて自分で処理できなくなって頭がフリーズしたことがありました。
結局上司に手伝ってもらうことで解決しましたが・・・
CPUが低いパソコンを使うと、パソコンの処理速度が遅いです。
動画編集にはかなりのCPUを使うので、CPUが低いもので動画編集をすると動画がカクカクになってしまって編集どころではありません。
場合によっては負荷に耐えられず、動画編集ソフトが落ちてしまうこともあります。
編集を保存していなかった場合には、また最初から編集するという羽目になります。
動画編集の動作がサクサク動くor重い、これはすべてCPUによって決まります。
具体的にどのくらいのCPUのものを購入すればいいかというと、「Core i7」以上のものが好ましいです。
数字が大きいほどCPUが高いということです。
Core i5でも動画編集はできるのですが、動作が遅いなど、作業をしていてストレスを感じることがあります。
また、Core i9ですと4kなどの超高画質映像の編集も可能になります。
CPUはCore i7以上のものを選びましょう。
動画編集に必要なスペック②メモリ容量
メモリには、CPUが計算した内容を、一時的に保存する役割があります。
先ほど、CPUは数字が高ければ高いほどいいということを解説いたしました。
処理速度が速ければそれだけ快適に作業できるということですので、処理速度が速いに越したことはないですよね。
しかし、メモリは大きければ大きいほどいいというわけではありません。
どんな作業をするかによって、使うメモリは決まってきます。
つまり、必要以上のメモリを搭載していてもそれは使われないので意味がないということです。
自分の作業にピッタリのメモリのものを購入するのがベストです。
そして、動画編集に最適なメモリは、16GBとなります。
16GBのメモリを積んでいれば、動画編集で困ることはありません。
また、4K映像の動画編集を快適に行いたいのであれば、32GBのメモリが必要です。
3D映像を編集する場合には64GBが必要です。
つまり快適に動画編集ができるパソコンは、Core i7、メモリ16GB以上のパソコンになります。
4Kや3D映像を編集する予定の方は、それに合わせてメモリ容量が大きいものを選ぶといいです。
動画編集に必要なスペック③ストレージ
ストレージとは、データを保管するためのものです。
メモリもデータを保存するためのものであると解説いたしました。
しかし、ストレージとメモリには明確に違いがあります。
メモリとは、作業中のデータを一時的に保存するものです。
一方でストレージとは、データを長期的に保存するものです。
あなたがパソコンに保存している画像データや音声ファイルなどはこのストレージに保存されています。
ストレージの容量が大きければ大きいほど、保存できるデータ量は増えます。
また、ストレージには処理速度もあります。
処理速度が速ければ早いほど、保存したデータを表示・再生するのにかかる時間が短くなります。
そしてストレージには2種類あります。
HDDとSSDです。
HDDは大容量のデータを保存できるしやすく購入できる反面、処理速度が遅いです。
SSDは処理速度がものすごく速いですが、容量当たりの価格がHDDと比べて約2倍です。
安さを意識するのであればHDDですが、動画編集を 快適に行うのであればSSDがおすすめです。
動画編集ソフトの読み込みには時間がかかりますが、SSDを使えば時間が短くて済みます。
SSDは256GBのものを選んでおけば問題ありません。
動画編集したファイルは容量が大きいので、もしSSDに保存しきれなくなった場合には、外付けHDDなどに保存するといいでしょう。
動画編集に必要なスペック④GPU
GPUとはグラフィックボードのことです。
GPUはグラフィック処理を行っている部分です。
通常のデータ処理はメモリを使用するのですが、映像に関する処理をこのGPUで行うことによって、メモリにかかる負荷を軽減することができます。
おすすめは「GeForce GTX 1050 Ti」です。
動画編集に必要なスペック⑤画面サイズと解像度
快適に動画編集を行うためには、画面サイズと解像度も大事な要素です。
画面サイズに関しては「インチ」という単位で表されます。
テレビも○○インチと言いますよね。
そしてこの画面サイズですが、大きければ大きいほど動画編集がしやすいです。
理由としては、画面が大きい方が編集動画の細かい部分まで確認できますし、動画編集は細かい作業の繰り返しですので、画面が大きい方が作業がしやすいからです。
具体的なサイズとしては、大きければ大きい方がいいのですが、最適でも15インチは欲しいです。
ノートパソコンには13インチのものもあります。
13インチでも動画編集できないことはないですが、やはり多少不便に感じることがあります。
15インチ以上のものを選びましょう。
また、デスクトップパソコンの場合には、別途ディスプレイを購入することになります。
デスクトップPCのディスプレイは15インチを軽々上回っていますので、画面サイズについて心配する必要はありません。
続いて解像度についてですが、3840×2160がおすすめです。
上記の数字は、画面のマス目の数だと思っていただければ問題ありません。
マス目が細かいほど、よりきれいな映像を見ることができますよね。
つまり解像度が高いということになります。
フルHDの動画を編集したり視聴したりするには、フルHD(1920×1080)の解像度が必要になります。
4Kの動画を編集したり視聴したりするには3840×2160の解像度が必要になります。
これからの時代は4Kの動画を扱ったり見たりする機会が増えるかと思います。
解像度3840×2160のものを選んでおけば間違えないです。
以上の内容をまとめると
- CPU Core i7
- メモリ 16GB
- ストレージ SSD256GB
- GPU 3840×2160
のパソコンを選べば、動画編集を快適に行うことができます。
デスクトップのメリット・デメリット
パソコンには、デスクトップパソコンとノートパソコンがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
デスクトップパソコンのメリット
デスクトップパソコンのメリットは以下の通りです。
- 価格の割にスペックが高い
- 画面が大きい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デスクトップパソコンのメリット①価格の割にスペックが高い
デスクトップパソコンのメリットの1つ目は、価格の割にスペックが高い点です。
デスクトップパソコンとノートパソコンで同じスペックのものを購入しようとすると、デスクトップパソコンの方が断然お得です。
理由としては、デスクトップパソコンは持ち運ぶ必要がないので、サイズを気にする必要がありません。
つまり小型化する必要がないからです。
ただし本体自体は大きいですし、ディスプレイなども別途購入する必要があるので、場所は取ってしまいます。
しかしデスクが一つあれば問題なく配置できますよ。
動画編集を常に自分の部屋で行って、他の場所ではする予定がないという方は、デスクトップパソコンの方がおすすめですよ。
ノートパソコンですと、価格が高くついてしまうかもしれません。
デスクトップパソコンですと、より高いスペックのものを購入することができます。
また、ノートパソコンと同じ金額でデスクトップパソコンの方がスペックがいいということも当たり前です。
パソコンを使ってネットサーフィンをするだけですと、特にスペックは必要ありません。
しかし動画編集などの高負荷な作業をする場合には、スペックは高いに越したことはありません。
デスクトップパソコンのメリット②画面が大きい
デスクトップパソコンのメリットの2つ目は、画面が大きい点です。
デスクトップパソコンの方がノートパソコンと比べて画面サイズが大きいです。
理由としては、ノートパソコンは持ち運びを容易にするためにサイズを小さくする必要があるからです。
一方デスクトップパソコンは持ち運びをしないのでどれだけ大きくても問題ありませんよね。
もしノートパソコンがデスクトップパソコンのディスプレイと同じくらいの大きさだとすれば、リュックサックにも入らないので持ち運びは不可能になります。
ノートパソコンですと、どんなに大きくても16インチが限界です。
動画編集をする上では、画面が大きいに越したことはありません。
画面が大きければ大きいほど編集はしやすくなりますし、小さければ小さいほど、編集は難しくなります。
デスクトップですと、費用は掛かりますが、大型テレビのような大きさのモニターにて動画編集作業をすることも可能です。
そして動画編集の第一線で活躍されている方の中には、実際にそのレベルの大きさのディスプレイを使っている方もいます。
画面は大きいに越したことはありません。
デスクトップパソコンのデメリット
デスクトップパソコンのデメリットは以下の通りです。
- 持ち運びできない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デスクトップパソコンのデメリット①持ち運びできない
デスクトップパソコンのデメリットの1つ目は、持ち運びができない点です。
当たり前ですが、デスクトップパソコンは、本体・ディスプレイ・キーボードと別れていますし、それぞれがノートパソコンとは比べ物にならないくらい大きいので、持ち運ぶことはできません。
動画編集を家にこもりっきりで行うというのなら問題ありません。
しかし、動画編集者は移動が多い方が多いですよね。
youtuberであれば、撮影のために遠くに出張する必要がありますし、出張先や移動中にも作業している光景をよく見かけますよね。
動画編集者としてyoutuberに同行する場合も同様です。
動画編集を始めたばかりのころは問題ないかもしれませんが、人気が出てくると、家だけでしか作業をしないというのはきついです。
ただし編集だけを受注している方であれば、問題ありません。
自宅にてデスクトップパソコンで編集をしてそのファイルを送信すればいいだけですよね。
ただしデスクトップの方が画面も大きいですし、とにかく作業がしやすいです。
目や首も疲れにくいです。
もし外でも動画編集をする必要があるという方は、デスクトップパソコンとノートパソコンの2台持ちを検討してみましょう。
ノートパソコンのメリット・デメリット
ノートパソコンのメリット・デメリットは以下の通りです。
ノートパソコンのメリット
ノートパソコンのメリットは以下の通りです。
- 持ち運びができる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ノートパソコンのメリット①持ち運びができる
ノートパソコンのメリットの1つ目は、持ち運びができる点です。
ノートパソコンはサイズがコンパクトなので持ち運びができます。
大きくても16インチくらいまでの大きさなので、楽々リュックサックに収納することができます。
動画編集者は、フリーランスの方が多いです。
youtuberも広義で言えばフリーランスですよね。
フリーランスは職場を持たないので、自分で場所を選んで仕事をすることができます。
自宅で仕事をしてもいいのですが、ずっと自宅にこもりっぱなしというのも精神的にもつらいですよね。
ノートパソコンがあれば、自由にパソコンを持ち歩いて好きな場所で仕事をすることができます。
カフェやコワーキングスペースでも仕事をすることができますよ。
また、移動中の新幹線や飛行機の中でも仕事をすることができます。
ノートパソコンを持つことでいつでもどこでも仕事をすることが可能になります。
ノートパソコンのデメリット
ノートパソコンのデメリットは以下の通りです。
- スペックの割に値段が高い
- 画面が小さい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ノートパソコンのデメリット①スペックの割に値段が高い
ノートパソコンのデメリットの1つ目は、スペックの割に値段が高い点です。
ノートパソコンは持ち運びができるように、できる限り小型化・軽量化がされています。
小型化・軽量化を実現するためには大きなコストがかかります。
ましてやスペックを高くするためには、大きさや重さが重くなるのですが、それを軽量化・小型化するにはかなりのコストを必要とします。
ですのでノートパソコンはデスクトップパソコンと比べてもコストが高いです。
具体的には、同じスペックのパソコンを買う場合には、ノートパソコンの方がデスクトップパソコンよりも1.5倍くらいすると考えてもらって間違いありません。
ですのでパソコン購入の際には、デスクトップパソコンとノートパソコンどちらが向いているのかをしっかり考えましょう。
自宅で作業をするのであれば、デスクトップでもいいですよね。
外出先でも使うのであれば、ノートパソコンの方がいいです。
お金に余裕があるのであれば、どちらも購入するのもありですよね。
自分に合ったパソコンを選びましょう。
ノートパソコンのデメリット②画面が小さい
ノートパソコンのデメリットの2つ目は、画面が小さい点です。
ノートパソコンは持ち運びに特化されているパソコンですので、サイズがどうしても小さいです。
その結果、画面もデスクトップパソコンと比べるとかなり小さくなってしまっています。
ノートパソコンで、持ち運びをするためのリュックサックに入るものですと、16インチのものが限界です。
デスクトップパソコンですと基本的にどれを購入しても16インチよりは大きいので、ノートパソコンは確実にデスクトップパソコンよりも画面サイズが小さくなります。
動画編集をする上で、画面のサイズは大切です。
動画編集は細かな作業の連続ですので、画面が大きい方が楽に作業ができます。
また、細かいところも画面が大きい方が大きく見えるので編集しやすいです。
外出先でもパソコンを利用しなければならないなどの理由で動画編集用にノートパソコンの購入を検討されている方は、できれば16インチ、最低でも16インチ以上のノートパソコンを購入してください。
デスクトップパソコンとノートパソコンどちらを買うべきか
デスクトップパソコンとノートパソコンのメリット・デメリットについて解説いたしました。
デスクトップパソコンをを買うべき人、ノートパソコンを買うべき人をまとめると以下のようになります。
- 自宅で動画編集をする
- 費用を抑えつつスペックが高いパソコンを買いたい
- 十分な作業スペースを部屋に確保できる
- 出先でも作業するつもり
- コストは割高になってもよい
- 部屋の中に十分な作業スペースを確保できない
結論としては、デスクトップパソコンとノートパソコンどちらを買うべきなのかは、人によって異なります。
あなたがどういう環境で動画編集をするのかを1度考えてみて、どちらが向いているのかを選びましょう。
また、動画編集でお金が稼げるようになったなどの理由で金銭的に余裕が出てきた場合には、どちらも購入するのもありですよ。
動画編集を行うための必要スペックを満たしていれば、極論どちらでも大丈夫です。
スマホでも動画編集は可能
スマホでも動画編集は可能です。
動画編集を行うためには必ずしもパソコンが必要というわけではありません。
確かにスマホでの動画編集は、パソコンでの動画編集と比べると、質も作業のしやすさも劣ります。
しかしスマホがあればすぐに始めることができますし、中には無料でできるものもあります。
実際にスマホで動画編集をしてそれを投稿している方も多数います。
若い世代であればあるほど多いイメージですね。
理由としては、高校生だと動画編集ができるスペックのパソコンを持っていないことが多いからです。
また動画編集ソフトを購入するためのお金も高校生や中学生にとっては高額だからです。
youtubeにも、スマホで編集された動画は少ないですが、あります。
スマホで編集された動画はどちらかと言えばtiktokに多いイメージです。
スマホでの動画編集に関しては、詳しくは下記の記事で解説しています。
興味がある方は合わせてご覧下さい。
動画編集におすすめのパソコン3選
動画編集におすすめのパソコンは以下の3点です。
- MacBook Pro 16インチ
- i Mac
- GALLERIA GCR2060RGF-E
それぞれ詳しく見ていきましょう。
動画編集におすすめのパソコン①MacBook Pro 16インチ
ノートパソコンにて動画編集をするのならこのパソコンがおすすめです。
16インチですのでサイズも十分ですし、スペックも問題ありません。
費用に余裕がある方はおすすめです。
動画編集におすすめのパソコン②i Mac
こちらのパソコンは、Macbookと比べてもかなりコスパ良く購入することができるので、おすすめです。
動画編集におすすめのパソコン③GALLERIA GCR2060RGF-E
こちらのパソコンは本来はゲーミングノートパソコンなのですが動画編集にも使うことができます。
ハイスペックかつ低価格のコスパ最強パソコンです。
有名youtuberが使用しているパソコン
動画編集をする上では、やはり有名youtuberが実際に使っているパソコンを購入したいですよね。
youtubeの第1線で活躍しているほとんどのyoutuberがMacのパソコンを使っています。
ですので有名youtuberと同じものを使いたいという方はMacのパソコンの購入をオススメいたします。
まとめ
以上、動画編集に必要なパソコンとスペックについて解説いたしました。
簡単にまとめておくと、動画編集に必要なスペックは以下の通りです。
- CPU Core i7
- メモリ 16GB
- ストレージ SSD256GB
- GPU 3840×2160
以上のスペックを満たすようなパソコンを購入すれば快適に動画編集をすることができます。
また、動画編集で稼ぐ方法については下記の記事で詳しく解説しています。
興味がある方は合わせてご覧下さい。
今回は以上になります。