- TOEIC600点のレベルについて
- TOEIC600点を取るとできること
- TOEIC600点を取るための勉強法
- 学生や社会人が効率よく勉強する方法
この記事を書いている僕は英語講師の経験があり、TOEICも900点を取得しています。
実体験に基づいて解説していきますので、3分ほどお付き合いください。
TOEIC600点のレベルについて
TOEICスコアとコミュニケーションレベルの相関票は以下の通りです。
TOEICスコア | 評価 |
860 | 事故の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。ネイティブスピーカーの域には一歩隔たりが有るとはいえ、語彙・文法・公文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。 |
730 | 通常会話は完全に理解でき、応答はやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。
正確さと流暢さに個人差があり、文法・構造上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。 |
470 | 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、僅かな差が見られる。
基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。 |
220 | ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば、応答も可能である。
語彙・文法・構文共に不十分なところは多いが、相手がノンネイティブに特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通を図ることができる |
220未満 | 単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。
断片的に単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立たない。 |
つまりTOEICスコア600点であれば、簡単な英会話であれば問題なくできるということになります。
ペラペラではないとしても、とりあえずは自分の意思を明確に伝えることができるというレベルですね。
TOEIC600点を取るとできること
TOEIC600点を取るとできることは、以下の通りです。
- 就活で履歴書にかける
- 簡単な英会話ができる
- 海外で看板やメニューなどがわかる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①就活で履歴書にかける
TOEICで600点を取ると、就活で履歴書に書く事ができます。
TOEICや英検などの資格は、何点でも履歴書に書く事ができますが、低すぎる点数を記載してしまうとかえって逆効果になってしまいます。
例えば、TOEIC300点と履歴書に書いてしまうと、それは自分には英語力がないと言っているようなものです。
そう言ったよくない点数を書くくらいでしたら、最初から履歴書に何も記載しない方がましです。
そしてTOEICに関しては、600点から履歴書に書くのがおすすめです。
理由としては、TOEIC600点は、企業の昇進や昇給の条件として設定されている場合が多いからです。
ほとんどの企業は海外と何かしらの取引があるので、英語力が必要とされます。
また、仕事で忙しい社会人に英語力を付けさせるのは、企業としても負担が大きいです。
ですので、就活時に最初からTOEIC600点を持っているという事がわかると就活で有利になりますよ。
また、TOEICスコアは英語を使う機会がある企業でのみ使えるというわけではありません。
英語を使う機会がない企業への就活でもTOEICスコアは役に立ちます。
理由としては、TOEICで高得点のスコアを持っているということは、努力ができることの証明にもなるからです。
TOEICで高得点を取るには、計画的に勉強をする必要があります。
計画的に行動する、計画的に勉強をする能力は、社会人として必要ですよね。
そして、大学生のTOEICの平均点は443点です。(TOEIC® Program DATA&ANALYSIS 2016より)
TOEIC600点は平均点よりもかなり高いので、それだけ努力ができることの証明になりますよね。
TOEICは英語の資格の中で最も知名度がある資格ですので、英語を使わない企業の面接官でも、TOEICの何点がどのくらいすごいということくらいは把握しています。
英語を使わない企業の履歴書でTOEICスコアを記載する場合には、面接で英語について話すのではなく、TOEICスコアを取るまでの過程やそれまでの努力について話すようにしましょう。
②簡単な英会話ができる
TOEIC600点を取ると、簡単な英会話ができるようになります。
TOEICは、リーディングとリスニングのテストしかありません。
ですので、英会話については学ぶ事ができません。
しかしTOEICで600点以上を取れるということは、簡単な英会話をするための土台は揃っているということです。
TOEICはビジネス英語に特化したテストです。
ですので英検など他の試験と比べると、難し目の単語が多くなっています。
こう言った単語の語彙力を増やすことで、より英会話をすることができるようになります。
英会話というと、苦手意識を持っている方が多いかと思います。
しかし、実は簡単な英会話だけでしたら、中学生レベルの英語さえわかっていれば問題ありません。
専門的な会話については、そのジャンルの単語を知っていないと無理です。
しかし一般的な会話や、旅行で使うような会話だけでしたら中学レベルの英語で問題ありません。
TOEICで600点を取れるということは、中学生レベルの英語力はついているということになります。
また、TOEICはビジネス英語に特化した試験です。
TOEICの中では、ホテルでの会話やレストランでの会話などもあります。
そう言った場面での会話はそのまま日常英会話にも活かすことができます。
TOEICでハイスコアを獲得しても、英会話ができないという意見がよくあります。
確かにその通りかも知れません。
しかしそういう方は、英会話をするための英語力は身についているのに、英会話の実戦経験が全くないという場合が多いです。
英会話を練習する機会がないと、どれだけ英語力があっても英会話ができないのは当たり前ですよね。
せっかくTOEICで英語力を付けて英会話をする力があるというのに、英会話ができないというのはもったいないです。
最近では英会話は低価格で学ぶことができます。
少し前までは、英会話教室に通うことが英会話を学ぶ唯一の方法でした。
しかし最近では、オンライン英会話でいつでもどこでも英会話を学ぶことができます。
また、オンライン英会話はコストもかからないのでおすすめですよ。
③海外で看板やメニューなどがわかる
TOEIC600点を取ると、海外旅行で看板に書かれていることや、レストランのメニューが支障なく読めるようになります。
海外旅行では、英語圏でも英語圏以外の国でも、我々日本人は基本的に英語表記を頼りに活動しなければなりません。
英語以外の言語が分かる方はそれでいいのですが、そんな人はなかなかいません。
例えば、タイに旅行に行ったらタイ語ではなく、英語の表記を頼りに活動する人がほとんどです。
東南アジアでは、日本語の表記がされている国もあるのですが、ごくわずかですし限られた観光地だけです。
ですので、海外旅行では英語は覚えておきたいですよね。
海外旅行で、英語が読めると旅行をより楽しむことができますよ。
例えばレストランでもメニューを見て自分が食べたいものを選ぶことができます。
ここで言葉がわからないと写真を見たり勘で選ぶしかありませんよね。
僕もかつては英語が全くできずに勘で注文したところ、全くわからない食べ物が来たという経験があります。
また、公共交通機関に乗ったり、お店や道路の看板を見るときにも英語は役に立ちます。
レストランに関しては、どのレストランにも英語のメニューがあるというわけではありません。
ローカルなお店などは現地の言葉のメニューしかないことも多々あります。
しかし看板に関しては、ほぼ確実に英語表記があります。
空港のターミナルはどちらなのか、このお店は何時までなのかなどは、英語がわかれば知ることができます。
そしてより快適に海外旅行を楽しむことができますよ。
TOEIC600点を取るための勉強法
- 復習中心の学習
- 暗記系は反復する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
勉強法①復習中心の学習
TOEICで600点を取るためには、復習中心の学習を心がけましょう。
TOEICにかかわらず、勉強に失敗してしまう人は、とにかく問題量をこなそうとしてしまう傾向にあります。
時間をかけて問題をたくさん解いたのに点数が上がらないというのは、悲しいですよね。
しかし、問題量をこなすだけでは、TOEICの点数は上がりません。
理由としては、間違えた問題を解けるようにしないことには成績は一向に上がらないからです。
ひたすらに問題数をこなすというのは、一見勉強しているように見えるかも知れません。
しかし、わからない問題をそのまま放置してしまっているので、何も成長していません。
わからなかった問題を次もまた間違えてしまうので、点数は一向に上がりませんよね。
そこで大切なのが復習です。
間違えた問題は、放置して次に進むのではなく、まずは解説を読むなどして理解しましょう。
本気で復習をしたり解説を読んでわからない問題を理解しようとすると、かなり時間がかかります。
問題量をこなすことはできないので、本当にこの勉強法でいいのかなと焦る気持ちがあるか知れません。
確かに、問題量をこなさなきゃと焦る気持ちはわかりますが、量よりも質の方が大切です。
ですので問題量をこなすよりも一問一問時間をかけて取り組むことを心がけましょう。
勉強法②暗記系は反復する
TOEICで600点を取るためには、暗記系は反復しましょう。
理由としては、反復をすることで記憶に定着するからです。
暗記系は、いかに長期間忘れない記憶を作ることができるかが鍵になります。
例えば単語を覚える場合、一夜漬けで数百単語を覚えることは可能です。
しかしその方法はおすすめできません。
理由としては、翌日までは覚えていても時間が経つにつれてどんどん忘れていってしまうからです。
エビングハウスの忘却曲線という言葉を聞いたことがありますか?
(エビングハウスの忘却曲線でわかる適切な復讐のタイミングより)
上記のグラフのように、一度覚えた記憶も時間がたてば忘れてしまいます。
しかし、以下のグラフのように適切なタイミングで復習を行うことによって、記憶が忘却されるのを防いでくれます。
(エビングハウスの忘却曲線でわかる適切な復讐のタイミングより)
記憶を忘れてしまうタイミングで復習を行うことによって、記憶が忘却されるのを防ぎ、最終的には忘れない記憶、長期記憶になります。
長期記憶を作る方法は実は他にもあります。
長期記憶を作る方法は以下の通りです。
- 反復を繰り返す
- 強烈なイメージとともに覚える
反復を繰り返すに関しては、先ほど説明した通りです。
強烈なイメージとともに覚えるに関しては、子供の頃を思い出してみましょう。
試合で優勝したときや、先生や親に怒られた時の記憶は、昔のことなのに鮮明に覚えていませんか?
それは、強烈なイメージとともに覚えられている記憶ですので、長期間たった今でも忘れずに頭の中に記憶されているのです。
英語の学習でもこの強烈なイメージとともに記憶をすることができればいいのですが、なかなか難しいです。
単語を覚えるというのは単調な作業ですので、強烈なイメージはありませんよね。
留学に行くと英会話が急激に上達するというのは、海外で実践的に会話をしてみることで、それが強烈なイメージとなることも原因の1つです。
暗記系はとにか反復して学習しましょう。
TOEICで600点をとるためには、以下の手順で勉強しましょう。
- 単語
- 文法
- 実践問題
それぞれ詳しく解説していきます。
勉強手順①単語
TOEICで600点を取るためには、まずは単語から勉強します。
単語から勉強を始める理由としては、単語がわからないと文章が全く読めないからです。
逆に単語さえわかれば、文法が曖昧でも大まかな意味は予想することができます。
TOEICは3択や4択のマーク形式の問題です。
マーク形式ということは、ある程度答えの目星をつけることができれば、正解の可能性は大きく上がるということです。
単語がわかって、文章の大まかな意味を掴めるのであれば、答えの目星をつけることは可能です。
早く実践問題を解いてみたい気持ちはわかりますが、まずは単語を覚えることから始めましょう。
目安としては、TOEIC用の単語帳1冊全てを覚え切るまでは、ひたすら単語の学習だけでいいです。
また、TOEICは英→日の和訳さえできれば問題ないので、単語をみて日本語の意味がわかれば大丈夫です。
英検などの試験ですと、和訳英訳両方を覚えなければなりませんが、半分でいいので楽ですよね。
単語の覚え方としては、毎日少なくとも数百単語はみるようにしましょう。
一日10問ずつ完璧に覚えるといった勉強方法は絶対にダメです。
理由としては、エビングハウスの忘却曲線の例のように、時間をかけて確実に覚えたとしても数日経てば忘れてしまうからです。
ですので単語数百問を毎日みるという勉強方法おすすめです。
最初の数週間はわからない単語だらけかも知れません。
しかし、何度も何度も反復していくことで、少しずつわかる単語が増えてきますよ。
TOEIC用の単語帳の単語数は1000語程度です。
この勉強方法ですと、1ヶ月もあれば、全て覚えることができますよ。
勉強手順②文法
単語の勉強を終えたら、次は文法の勉強です。
文法を勉強することで、文章をより詳細に読み解くことができるようになります。
文法の勉強を単語よりも先にしてしまう人がいますが、それはおすすめできません。
理由としては、単語がわからなくて文法がわかる状態では、文章を読み解くことが全くできないからです。
ここが受動態、完了形ということがわかっても肝心の単語が読めなければ何もできませんよね。
ですのでまずは単語を勉強して、単語をマスターできたら文法の学習に切り替えるという順番がベストです。
単語の学習は、単語を長期記憶として定着させるために、何度も何度も反復する学習方法を解説いたしました。
しかし、文法の学習方法は異なります。
文法は単語ほど覚えることが多くありません。
その代わり、ただ覚えるというだけでなく、理屈を理解する必要があります。
文法の勉強方法としては、ジャンルごとに一つずつ学習していきましょう。
また、中にはすでに知っているジャンルもあるかと思いますので、そういったジャンルは飛ばして頂いて構いません。
まずは解説を読んで、文法の仕組みを理解して、その後に同じ文法の問題を繰り返し解いて、本当に理解できているかどうかを確認しましょう。
文法は暗記ではないので、一度仕組みを覚えてしまえばよっぽどのことがない限り、忘れることはありません。
時間をかけてでも完璧に理解するということを心がけましょう。
勉強手順③実践問題
単語と文法の学習を終えたら、最後は実践問題です。
TOEIC学習の失敗例としては、学習序盤から実践問題を解いてしまうことです。
序盤の何もわからない状態で実践問題を解いても何も解けません。
何も解けないと解説を読んで理解するのにも膨大な時間がかかりますし、何よりモチベーションがなくなってしまいます。
ですので学習序盤に実践問題を解くことはNGです。
TOEICがどういう試験なのかということを知るために、とりあえず実践問題を解いてみるというのはいいですが、序盤から実践問題に時間を使うことだけはやめましょう。
単語と文法の学習を終えたら、実践問題です。
単語と文法をしっかり学習できていれば、実践問題もかなりの割合で解くことができます。
実践問題を解く目的は、本番と同じ形式で問題を解くというわけではありません。
実践問題を解く目的は、わからない問題を探すだけです。
単語と文法を一通り終えたら、あとは自分がどんな問題が解けないのかを実践問題を解きつつ探すだけです。
TOEIC1回分(200問)を解いたら採点をして、自分がどの問題が解けないのかを確認しましょう。
実践問題を解いて、間違ったところを見つける。
間違った問題を復習することで、わからない問題が少しずつへり、点数が上がっていきます。
また、TOEICは時間との勝負です。
このパートは何分で解くということを考えながら実践問題を解きましょう。
学生や社会人が効率よく勉強する方法
学生や社会人が効率よく勉強する方法は以下の通りです。
- スキマ時間を活用する
- 良質な教材を使う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スキマ時間を活用する
学生や社会人が効率よく勉強する方法の1つ目は、スキマ時間を活用するです。
学業で忙しい学生や、仕事で忙しい社会人が、学校や職場以外で、数時間の勉強時間を確保することは難しいですよね。
頑張れば仕事終わりに2時間など確保することは可能です。
しかし、無理をすれば負担になり、長続きしません。
TOEICで高得点を取るためには、数ヶ月間勉強を継続しなければなりません。
最初から張り切りすぎると、三日坊主になってしまうので、負担が少ない形で勉強時間を確保することが大切です。
負担が少ない形で勉強時間を確保するためにはスキマ時間を活用しましょう。
具体的なスキマ時間には以下のようなものがあります。
- 朝、仕事や学校に行く前の時間
- 通学・通勤時間
- 昼休み
- 帰りの電車
- 寝る前の時間
これらのスキマ時間を有効活用することで、仕事や学校終わりの一番きつい時間帯に勉強時間を確保せずとも、一日2時間程度のTOEIC対策の時間を確保することができます。
朝は一日の中で頭が最も働く時間帯と言われています。
しかしほとんどの人はこの朝の時間を、バタバタ通学や通勤の準備をして満員電車に乗るという過ごし方をしています。
満員電車に乗るのは仕方がないとしても、電車の中ではSNSをみたりゲームをしたり寝ている人がほとんどですよね。
朝、いつもより少し早く起きたり、電車の中での時間を有効に使うことで勉強時間を確保できます。
また、昼休みも貴重なスキマ時間です。
お昼ご飯は友達や同僚と食べるかもしれません。
しかしたまには一人で食べることもあるかと思います。
また、1時間休憩時間があったとして、1時間すべて食事をしている訳ではありませんよね。
ですので昼休憩でも数十分の勉強時間を確保することができます。
また、学校や会社から帰宅する時の時間も貴重なスキマ時間です。
通学・通勤時と同じように、電車の中の時間を有効活用しましょう。
車通勤の場合もリスニングの学習でしたらできますよね。
そして最後のスキマ時間は、寝る前の時間です。
寝る直前の時間は暗記をするのに最も適している時間と言われています。
理由としては、人は寝ている間に記憶を整理するからです。
寝る直前に覚えたいものを大量に頭に詰め込むことで、記憶の定着がしやすくなります。
- 朝が論理的思考
- 夜が暗記
に適しているということですね。
ですので寝る前に15分程度時間を確保して単語の学習をする習慣を作りましょう。
上記のようにスキマ時間を確保することで、学校や仕事終わりの疲労している時間を使わずとも1日1時間から2時間の勉強時間を確保することができます。
また、帰宅してから寝るまでの時間にも気が向いたら勉強してみましょう。
そうすれば1日2時間以上の勉強時間を確保することも可能となります。
スキマ時間をうまく活用することで、社会人で忙しいから時間がないなどと悩んでいる人も、十分な時間を確保できるようになりますよ。
効率よく勉強するためには、スキマ時間をうまく活用しましょう。
良質な教材を使う
学生や社会人が効率よく勉強する方法の2つ目は、良質な教材を使うです。
TOEICには様々な教材があります。
- 参考書
- オンライン教材
- 無料教材
などが一般的です。
ほとんどの人は参考書を使って学習をしていますよね。
参考書には本当に多くの種類があるので、その中から自分に適しているものを探し出す必要があります。
TOEIC初心者なのに上級者向けの参考書を買っても意味がないですよね。
その逆で上級者が初心者向けの教材を買っても意味がありません。
また、単語帳、文法書、実践問題集なども個別に買い揃えなければなりません。
そしてTOEICで十分な結果を出すためには、参考書を何冊も購入する必要があります。
単語帳は1冊でも十分です。
また、文法書もTOEIC用のものを2冊程度購入しておけば十分でしょう。
しかし、実践問題集に関しては大量に必要となります。
まずTOEICは7つのパートがあります。
パートによって問題形式が違うので、対策方法も異なりますよね。
ですのでそれぞれのパートの参考書を購入する必要があります。
パート別の参考書は、
- パート1・2
- パート3・4
- パート5・6
- パート7
と2つのパートごとに販売されていることが多いです。
これは、2つのパートが比較的似ているので対策方法にも被りがあるからです。
それでも最低4冊はパート別の参考書を購入する必要があるということですよね。
また、TOEIC対策では、パート1〜7までを実際のテストと同様に200問一気に解くという練習も必要になります。
しかしこの模試形式の問題は入手するのが非常に困難です。
理由としては、模試形式の参考書を1冊購入したとしても、模試は2回分しか収録されていないからです。
そして参考書は通常1000円程度で購入することができるのですが、模試形式の参考書に関しては、模試2回分収録でなんと3000円もします。
TOEICを本番と同様の形で練習して本番の感覚を掴むためには、10回は模試を解いておきたいところです。
10回も解く理由としては、TOEICは時間配分がものすごく重要だからです。
そしてその時間配分は、何度も何度も模試を解くことでしか身につきません。
問題演習でも時間を測ってとけば、時間配分の感覚が身につくのではないかという意見もありますが、実はそうではありません。
理由としては、通常の問題演習ですと2時間ぶっ続けで解き続ける訳ではないからです。
2時間ぶっ続けで解き続けるからこそ生じる疲労や、時間に追われている感覚は、通常の問題演習では再現することができません。
ですので参考書でTOEIC学習をする際には、模試形式の問題集で練習する必要があります。
TOEIC10回分の模試試験を解くとすれば、1冊で2回分収録されている模試の参考書を5冊購入する必要があります。
1冊3000円ですので、合計で15000円が必要になります。
単語帳や文法書、パート別問題集と合わせると、合計で25000から30000円が必要になります。
TOEICの受験料も合わせれば、40000円弱といった形です。
決して安いとは言えない金額です。
TOEICおすすめ参考書については、以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある方は合わせてご覧ください。
そこでおすすめなのが、スタディサプリTOEICというアプリを使っての学習です。
スタディサプリTOEICとは、単語も文法も実践問題も全てを月額を払うことで受講できるというサービスです。
月額は2480円〜ですので、参考書で十分な教材を揃えるよりも圧倒的に安く済みます。
また、参考書はお店に行って買う時間が必要です。
さらに、自分にあった教材を選ばなければいけません。
間違ったものを選んでしまっては意味がないので、慎重に選ばなければいけませんよね。
しかしスタディサプリTOEICでは全てが一つのアプリの中に詰まっているのでその必要はありません。
詳しくは以下の記事で解説しているので、興味がある方は合わせてご覧ください。
まとめ
以上、TOEICで600点をとるための方法について解説いたしました。
TOEIC600点を取るためには、
- 単語
- 文法
- 実践問題
の順番で学習を進めましょう。
1日2時間の勉強時間を3ヶ月間確保することができれば、TOEIC600点の達成は十分可能ですよ。
勉強時間を確保するためには、スキマ時間を有効活用しましょう。
帰宅後の時間を使って勉強するのは大変です。
通勤電車の時間などを有効活用して十分な勉強時間を確保するようにしてください。
今回は以上になります。