履歴書にTOEICスコアを記入して転職で優位に立てますか?
TOEICスコアって転職でどれくらい評価されるの?
TOEICスコアって何点から履歴書に書くべきなのかな?
TOEICスコアがどれくらいあれば転職で威力を発揮するのか教えます。
結論からお伝えすると、最低でもTOEIC600点以上を取得しなければ、履歴書に書いても全く意味がありません。
できれば700点以上は欲しいところ。
この記事を書いている僕は、TOEIC870点を取得してから転職活動に臨み、無事成功を収めました。
- TOEIC600点以下は履歴書に書いてはいけない理由
- TOEIC高得点を取得すると転職活動がこんなに簡単になる
- 会社に勤めながらTOEICスコアを伸ばし、転職で成功する方法
こんなテーマで解説していきます。
TOEICは一か月程度で大きく点数を伸ばすことができます。
転職先を妥協する前にこの記事を最後までご覧ください。
TOEICのハイスコアは転職で有利になる
TOEICとは、英語を母国語としない人を対象とした英語力を測るテストです。
TOEICは英検などの資格とは異なり、「合否判定」ではなく「スコア方式」で英語力を評価します。
つまり、英語力の分布が如実に現れるのがトイックというわけです。
TOEICは社会人が最も獲得すべき資格の一つ
TOEICがなぜ転職時に必要なのかについて解説します。
日本は近年「経済成長が遅れいている国」として悪名が高いわけですが、その理由として「言語の壁」が挙げられます。
世界中でグローバル人材の活躍が求められている中で日本人の多くは英語が使えません。
この課題を解決するために日本企業は「英語力のあるグローバル人材」を求めているという背景があります。
別に海外勤務とかする予定ないし、TOEICなんていらないでしょ。
実は、海外勤務の予定がない職種の人の採用シーンでもTOEICスコアは重要視されています。
- 英語を仕事にする|翻訳など
- 英語を使って仕事をする|海外との連絡など
- 英語を強みに仕事力を高める|海外の一次情報を取得する
特に重要なのは3つ目で、英語を直接的に使わない職種においても、「英語を使えることで業務が捗る」というシーンが多いです。
- 海外のニュースサイトが読める
- まだ翻訳されていない論文が読める
- 外国人のツイッターの情報も理解できる
このようなシーンで英語力がある人材は一歩先をいくので、社会人の英語力を測るTOEICの重要性が高いのです。
日本企業の約7割が採用時にTOEICスコアを参考にしている
では、TOEICがどれくらい転職シーンの面接時に使われているかを解説しましょう。
TOEICを運営しているETSが発表した調査によると、下記のような結果が出ています。
- 68%の企業がTOEIC® テストの結果を採用や昇進に利用
- 企業が求めるTOEICスコアは600点以上
- 海外部門で活躍するなら700点以上を求めている
つまり、トイックを持っていない時点で転職時にほぼ負けている状態とも言えるでしょう。
TOEICのスコア別の英語力の目安
TOEICのスコアが転職の際にどれくらいの評価を受けるのか、実務にどれくらい有効かを解説します。
TOEICスコア500点以下
TOEICスコアが500以下なら、もはや履歴書に書くどころか誰にも言わない方がいいレベルでしょう。
多少の英語の理解がある程度で、英検に換算すると準2級~3級程度です。
英検3級は小学生でも取れるので、英語力がないことを公言するようなものです。
仕事にはほぼ使えないレベルと言えます。
TOEICスコア500〜600程度
TOEICスコアが500点以上であれば、海外の旅行先で相手が話すことがぼんやりとわかるレベルです。
このスコア帯の人は「相手が何を言ってるかはなんとなくわかるけど、自分が話したいことが話せない」という感じです。
転職での評価もあまり良くないので、もう少しスコアを上げないと厳しいです。
TOEICスコア600〜700程度
TOEICの平均点を少し上回るスコアがこのあたりです。
600点〜700点であれば、履歴書にも一応書いてOKレベルです。
ただ、実務に英語が使えるレベルではないので、もう少し学習が必要です。
英文や海外のニュースサイトくらいは難なく読めるくらいのレベルですね。
TOEICスコア700〜800程度
TOEIC700点を超えてくると、転職でも少しづつ無双できるようになります。
上場企業も700点以上を評価基準のラインにしていることから、このあたりから履歴書での高評価を得られるでしょう。
TOEICスコア800〜990
TOEIC800点を超えると、国内企業の基準は大体突破し、外資系の企業からも評価されてきます。
実務でも使用できるレベルがこの辺りからですね。
「英語が話せる」というラインもこの辺りからが多いと感じます。
転職者がTOEIC600点以下を履歴書に書いてはいけない理由
600点以下の点数を履歴書に書いてしまうと、むしろマイナスの評価を受けてしまいます。
理由は、TOEICの平均点を見れば明らかです。
社会人と学生のTOIEC平均点は?
TOEICの平均点はこちら。
- 社会人のTOEIC平均点は607点
- 学生のTOEIC平均点は562点
(TOEIC® Program DATA&ANALYSIS 2016より)
履歴書の資格欄に600点以下の点数を記入するということは、「私の英語力は平均以下です」と自分から申告するようなものです。
TOEICスコアが平均超えなら履歴書に書いてOK
僕はTOEIC870点を持っているとお伝えしましたが、実は英検も3級を取得しています。
英検3級のレベルは、中学3年生レベルです。
ですので履歴書の資格欄にTOEICの点数は記入していますが、英検については記入したことがありません。
正確には高校入試の願書にのみ記載したことがありますが(笑)
転職の際に履歴書にTOEICスコアを記入する場合は、最低でも600点、できれば700点は欲しいところです。
TOEICの点数を履歴書の資格欄に記入したら転職で無双できた話
TOEICで700点以上のスコアを取得し、それを履歴書に書いたところ転職活動が大きく変化しました。
実体験をもとに説明していきます。
書類審査通過率が大幅に上がる
TOEICで高得点を取得し、履歴書に記入するとまず1次試験(書類審査)の通過率が上がります。
理由としては採用側が「TOEICで高得点取ってるし、話くらい聞いてみようか」という気持ちになるからです。
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転職活動を始めたばかりの僕は、これといった資格もなく履歴書の資格欄は「特になし」でした。
当時の僕は、「資格を持っていても実際に役に立つスキルかどうかは分からない。資格よりも実践的なスキルの方が大事」という考えでした。
現在でも当時の僕の考えが間違っていたとは思いません。
ですが、転職活動において全く知らない相手に本当に役立つスキルがあることを見極めるのは採用側としても本当に難しいことです。
一方資格があると、最低限この程度の知識は持っていますよという証明ができるのです。
僕はまるで就活生のように転職活動で応募しまくりましたが、TOEICのスコアを取得してからは貿易系、航空系はもちろん一見英語が不要のように見える企業でも1次試験を通過できる確率が上がりました。
体感としては、書類通過率が2~3倍くらいになっていました。
これはグローバル化により、ほとんどの企業が英語力のある人材の育成に力を入れているからです。
30~40代の中堅社員にゼロから英語力を付けさせるには、一人当たり数十万から数百万のコストがかかるといわれています。
TOEICスコアをすでに取得している人材にはそのコストが不要ですし、企業側からしても欲しい人材ということです。
面接では必ずTOEICについて聞かれる
また、面接では確実にTOEICのスコアについて聞かれます。
TOEICのスコアについて聞かれたら、TOEICで高得点を取るために行った努力について自信をもって説明しましょう。
自分で努力して取得したスコアなので論理的に話を組み立てることや具体的な体験を織り交ぜることもできます。
面接の前日に面接のイメトレをしたり、どうやって自分をアピールしようかと必死に数少ない自分の特技をねん出して文章を考えたりすることはよくありますよね。
各企業ごとに考える必要があるのでかなり疲労してしまいます。
ですが、「TOEICで高得点を取得、英語力には自信あり」というのはどの企業でも通用しますので、一度取得してしまえば面接での負担も少なくなります。
英語を使わない職種でもTOEICスコアは使える
「英語を使わない職種ではTOEICスコアは意味がないのでは?」という意見もあるかと思いますが、そんなことはありません。
TOEICは今やほとんどの人が知っている英語資格です。
英語力自体は仕事上必要なくても、その点数を取るための努力は評価されます。
高得点取得のために自分で計画を立て、その計画に沿って行動する、これだけでもすでにすごいことです。
自分で計画を立てて成功に導いたことのある人材は重宝されますよ。
会社員がTOEICスコアを伸ばし、転職で成功する方法
TOEICで700点以上を取得すれば転職でかなり有利になることはお分かりいただけたかと思いますが、問題は会社員として多忙な日々を送っているあなたがどうやってTOEIC700点を取得するかです。
結論としては、通勤時間などの隙間時間を使い勉強する、です。
スキマ時間を活用し,アプリでのTOEIC勉強がベスト
「毎日帰宅後3時間勉強だ!」と意気込むのは勝手ですが、もって数週間かと思います。
自由時間を削らずとも、無駄な時間を勉強時間に当てましょう。
そうすれば1日1時間程度にはなるはずです。
通勤時間や、寝る前、気が向いた時で構いません。
僕はこの隙間時間勉強法で約2か月半でTOEIC870点を取得し、転職無双を実現しました。
詳しくは下記の記事で解説しているので、本気で転職を成功させたい方はご覧ください。
まとめ:TOEIC高得点を取得せずに転職に臨むのはもったいない
これといった資格がないまま転職活動をするのか、TOEICで700点以上の高得点を取って転職活動をするのかでは、転職の難易度が大きく変わります。
そして会社に勤めながらでも、数か月あればTOEICで高得点を取ることは可能です。
朝の通勤電車には寝ている人やスマホでゲームをしている人の横で自分のために勉強をしている人がいるのをご存じですか?
行動すれば選択肢も広がりますよ。