解説ポイント
- TOEIC共通の対策方法
- TOEICパート別特徴と対策
- 初心者はどのパートから勉強するべき?
- TOEICの教材選びについて
この記事を書いている僕は、英語講師として活動しており、TOEIC900点を取得しています。
僕の実体験に基づいて解説していきますので、3分ほどお付き合いください。
TOEIC共通の対策方法
TOEICは英語力を測る試験ですが、効率的に点数を取る方法があるので解説いたします。
まず、TOEICは他の英語の試験とは異なり、英→日の能力しか判断されません。
つまり英訳の能力は問われず、和訳の能力のみが問われるということです。
ですのでTOEICで最短で高得点を取りたいのであれば、和訳の能力のみを鍛えましょう。
単純計算しても、和訳・英訳両方覚えるよりも和訳だけの方が半分の労力で学習を終えることができます。
また、TOEICは4択のマーク式テストです。
つまり試験中にあなたが英単語を記述することは一度もありません。
全てA・B・C・Dの4択からの選択となります。
ですのでTOEIC対策においては、単語の綴りを完璧に覚える必要はありません。
TOEICにはリスニングとリーディングがありますが、リスニングにおいては聞いて意味がわかれば、リーディングにおいてはみて意味がわかればOKです。
学生時代には単語テストがあり、ノートに単語を何十回も書いて覚えたかと思いますが、TOEIC対策ではそういった勉強は不要です。
TOEIC対策を始める前に、あなたが単純にTOEICで高得点を取りたいのか、それとも全体的な英語力を上げたいのかを考えてみましょう。
前者であれば、この記事で解説するテクニックを使えば、最速でTOEIC高得点を目指すことができますよ。
まず全パートに共通して言えるのは、
- 和訳さえ覚えればOK
- 綴りは覚えなくてOK
以上の2つです。
TOEICパート別特徴と対策
以下、TOEICの特徴と対策をパートごとに解説していきます。
TOEICパート1の特徴
TOEICパート1からパート4までは、リスニングテストです。
リスニングテストは合計45分間の100問です。
TOEICではリスニングテストが先に放送されて、その後にリーディングテストという流れになります。
TOEICパート1は、写真や絵をみてそれを正しく説明している文章を選ぶという問題です。
全部で6問あります。
1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。(TOEIC公式ページより引用)
TOEICで高得点を目指すのであれば、TOEICパート1は全問正解を狙いましょう。
TOEICパート1は、TOEICにおいて最も簡単なパートです。
また、TOEIC試験開始直後に解くことになるので、最も頭が疲労していない状態で解くことができます。
TOEICパート1の対策
TOEICパート1の対策方法としては、
- 写真を先読みして問題を予想する
- よく出る表現を覚える
以上の2つです。
TOEICでは、各パート事に問題形式が説明される時間があります。
また問題と問題の間には、マークをするために時間、考えるために時間として数秒間の時間があります。
ただし、TOEIC受験者にとって問題形式は知っていて当然ですので、わざわざその説明を聞く必要はありません。
また、マークも問題が読まれて数秒で行うのが基本です。
つまり問題説明の時間と、問題と問題の間の時間があまります。
この時間はただボーッとしているのではなく、先読み時間として有効活用しましょう。
先読み時間とは、次の問題をみてどういう問題が来るか予想したり、情報を頭に入れる時間です。
先読みをするかしないかで問題の正答率は大きく変わりますよ。
TOEICパート1は写真をみて問題を解く形式です。
ですので事前に写真をみてどういう問題が来るのか予想しましょう。
例えば、以下の画像を例に考えてみましょう。
(TOEIC公式ページより引用)
絵をみて状況を思い受けべてみてください。
- 二人の女性がいる
- 二人の女性が椅子に座っている
- 彼らは会議室にいる
- 椅子と机がある
このようなことが思い浮かぶのではないでしょうか?
そしてこの問題の答えは、
They’re sitting at a table.
彼らは席に座っている。
でした。
先読みで予想したものの中に答えとほとんど同じものがありますよね。
先読みが重要ということはお分かりいただけたかと思います。
また、パート1にはよくでる表現というものがあります。
ここで全てを解説することはできませんが、
- 〜に寄りかかる
- 〜を積み上げる
といった表現は頻出です。
こういった頻出語彙は、パート別の対策教材で学ぶことができますよ。
TOEICパート2の特徴
TOEICパート2は、音声を聞いて質問に答える問題です。
全部で25問あります。
1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。(TOEIC公式ページより引用)
TOEICパート2は、TOEICパート1に続いてTOEICで2番目に簡単なパートです。
高得点を取るためには、このTOEICパート2もほとんど満点を目指したいところです。
TOEICパート2の対策
TOEICパート2の対策としては以下の通りです。
- 先読みはしなくて良い
- 疑問詞を必ず聞き取る
- スカしの表現に注意する
TOEICパート2は、問題文は音声でしか放送されません。
ですので先読みができません。
先読みができませんし、問題文もちろん1回しか読まれませんので、1問1問に集中して問題に取り組む必要があります。
25問と問題数が多いですが、TOEICの中でも簡単なパートですし、頭が疲れていない序盤に解く問題ですのでなんとか全問集中して取り組みたいところです。
ただしわからなかった問題をいつまでも考えていると次の問題に影響するので、諦めるという選択も大切です。
また、TOEICパート2では、疑問詞が重要です。
問題文で疑問詞を使った疑問文が放送されて、答えでその疑問文に対する答えを選択するというパターンが多いです。
例えば、
Qそのホッチキスどこで買ったの?
Aスーパーマーケットで買ったよ。
といった形です。
疑問詞(where,when,whoなど)を聞き取ることでTOEICパート2での正答率は大幅に上がりますよ。
ただしTOEICパート2では、スカしの表現に注意しなければなりません。
スカしの表現とは、疑問詞を使った疑問文に大して、直接的ではない答え方をしている表現のことです。
具体的には、
Qそのホッチキスどこで買ったの?
A覚えてないよ
といった形です。
「どこで」という疑問詞が含まれているので、選択肢から「場所」にあたる物を探してしまいがちです。
しかしこういったスカしのパターンも頻出ですので注意が必要です。
TOEICパート3の特徴
TOEICパート3は会話を聞いて設問に答える問題です。
問題は全39問で、1つの会話につき3つの設問があります。
2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。(TOEIC公式ページより引用)
TOEICパート3は、TOEICの中でも比較的難しいパートです。
リスニングに関しては、まずはパート1・2を先に対策することをおすすめいたします。
TOEICパート1・2がある程度解けるようになってからパート3の対策をしましょう。
TOEICパート3の対策
TOEICパート3の対策としては以下の通りです。
- 先読みをする
- 情景を想像しながら問題を聞く
- 3人の会話の時は特に集中する
TOEICパート3は、会話が放送され、会話に関する問題に答えるという形式です。
問題と選択肢は問題用紙に記載されているので、先読みをすることができます。
まず絶対に先読みしておかなければならないのは、問題文です。
理由としては、問題文を先読みしておくことで、会話文を聞くときに何に焦点を当てて聞けばいいのかがわかるからです。
例えば、
Qジョンはこの後どこに行くつもりですか?
という設問があれば、ジョンがどこに行くのかを重点的に聞き取ればいいということですよね。
このようにTOEICパート3は、前文聞き取る必要はなく、先読みなどを駆使して必要最低限を聞き取るというのが賢い解き方です。
また、選択肢に関しては時間があれば先読みする程度で構いません。
理由としては、選択肢4つのうちの3つは誤った情報だからです。
誤った情報を頭に入れるのは時間の無駄です。
選択肢4つのうち1つしか正解がないのに全て先読みするというのは非常に効率が悪いことですのでおすすめしません。
また、何問も先まで先読みしてしまうと頭の中がパンクしてしまうので、多くても3問先くらいまでの先読みにしましょう。
また、TOEICパート3では情景を想像しながら解きましょう。
TOEICでは英文は1度しか放送されませんし、試験中にメモを取ることは禁止されています。
ですので聞き取った音声を全て頭の中に一時保存しておかなければなりません。
TOEICパート3は、問題文が長いので、一文一文全て記憶することは不可能です。
ですので文章で覚えるというよりかは、絵本のような情景を想像して読まれた内容を一時保存しておきましょう。
仮に内容が完璧に思い出せなかったとしても、「怒っていた」「楽しそうだった」といった情景を思い出せるだけで、解答につながることがあります。
TOEICはマーク式の試験ですので、少しでも手がかりがあれば、正解できる可能性は大きく上がります。
TOEICパート3の会話文は基本的には2人での会話です。
しかし毎回2〜3問程度は3人での会話文が放送されます。
3人での会話文は2人での会話文と比べると難易度が遥かに高いです。
ですので、3人での会話文が放送されたときには、より気を引き締めて問題に臨むようにしましょう。
TOEICパート4の特徴
TOEICパート4はアナウンスやナレーションを聞いて設問に答える問題です。
全30問で、一つのアナウンスやナレーションに対して、設問が3つあります。
アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある。(TOEIC公式ページより引用)
TOEICパート4はTOEICリスニングの中で最も難しいパートです。
TOEICパート3・4でどれだけミスをしないかがTOEICリスニングで高得点を獲得する鍵になります。
TOEICパート4の対策
TOEICパート4の対策としては、以下の通りです。
- 先読みをする
- 状況判断をする
先読みに関しては、TOEICパート3と同じです。
TOEICパート3と4は読まれる英文が会話なのかアナウンスなのかという違いはありますが、問題形式は同じなので、対策の仕方としてはかなり似ています。
TOEICパート4では、先読みや英文の前半で状況を把握するということが正答率を上げる鍵になります。
先読みで設問を読んだり、英文の前半を聞けば、電話のメッセージなのか、車内アナウンスなのかといった話題がつかめます。
また、上司が話しているのか、アナウンサーが話しているのかラジオDJが話しているのかといったことも把握できます。
こういった状況をなるべく早く掴むことで、正答率は上がりますよ。
また、これはTOEICパート3と4どちらにも言えることなのですが、前の問題を引きずらないという考え方も大切です。
TOEIC問題を解いていると必ずわからない問題に直面します。
わからない問題があるとついつい長時間考えてしまいがちです。
しかしそうすると次の問題にも影響してしまって、本来なら解ける問題まで解けなくなってしまいます。
わからない問題がすぐに諦めた方が結果としては高得点につながります。
また、先読みのリズムを崩してしまうことになりかねません。
わからなければ適当にマークして次の問題の先読みに切り替えましょう。
TOEICパート5の特徴
TOEICパート5〜7はリーディングです。
リーディングはリスニングと違って自分のペースで解き進めていく必要があります。
時間配分を予め決めておかなければ、時間が足りなくなって全問とき終わらないという事態に陥ってしまいます。
TOEICパート5は、短文穴埋め問題です。
全30問あり、1問20秒の合計10分間で解きましょう。
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。(TOEIC公式ページより引用)
TOEICパート5は、TOEICリーディングの中では最も簡単なパートです。
また、パート6と似ているので、パート5対策で得た知識はパート6でも活かす事ができます。
TOEICパート5の対策
TOEICパート5の対策としては、以下の通りです。
- 時間配分を意識する
- 問題タイプは大きく分けると3つだけ
- 全文読む必要はない
上記でも解説した通り、リーディングでは時間配分を意識する必要があります。
パート5は1問20秒で解きましょう。
リーディングはパート7までありますが、一番最初のパート5で時間配分を誤ってしまうと、その後の全てのパートに影響が出てしまいます。
時間が足りなくなると、本来解けるはずの問題が不正解になってしまい、TOEICで高得点を取ることは絶望的になります。
また、TOEICパート5の問題パターンは大きく分けて以下の3つです。
- 語彙問題
- 文法問題
- 文脈問題
語彙問題に関しては、単語の意味を知っているかどうかですので、知らなかった場合は諦めるしかありません。
また、文法問題に関しては、パターンがあるのでそれさえ覚えておけば、かなり高い確率で正解する事ができます。
この空欄には副詞しかという事がわかってしまえば、確実に正解する事ができます。
TOEICパート5で最も簡単なのがこの文法問題です。
また、文脈問題は文章全体を読んで内容を把握した上で問題を解く必要があるので最も面倒です。
TOEICパート5では、全文を読む必要はありません。
特に文法問題では空欄の前後数単語を見るだけで答えがわかる事がほとんどです。
そのほかでも空欄の近くを読む事で答えが推測できる問題は多くあります。
全文読むよりも効率的に解く事ができますよね。
TOEICパート6の特徴
TOEICパート6は長文穴埋め問題です。
全16問で、1問20秒の合計8分で解きましょう。
不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。(TOEIC公式ページより引用)
TOEICパート6はTOEICパート5とほとんど同じです。
違いとしては、短文か長文かというだけです。
TOEICリーディングではパート5と6が最も対策がしやすいパートとなります。
まずはこのパート5と6を対策しましょう。
TOEICパート6の対策
TOEICパート6の対策としては、以下の通りです。
- 時間配分を意識する
- 全文読む必要はない
時間配分に関しては、パート5と同じですね。
TOEICパート7はTOEICで最も難しいパートですし、最も疲労した状態で解かなければならないパートです。
パート7に十分な時間を残しておくためにも、パート5・6では絶対に時間を守りましょう。
また、TOEICパート6も全文を読む必要はありません。
TOEICパート6は長文穴埋め問題ですので、全文を読もうとするとほぼ確実に時間が足りません。
TOEICパート6で全文読もうとしてしまうと、TOEICパート5よりも時間をロスしてしまいます。
TOEICパート6もTOEICパート5と同様に、空欄付近から読み始めることを心がけましょう。
TOEICパート7の特徴
TOEICパート7は、長文問題です。
1つの長文から問題を解く形式が29問です。
複数の問題から問題を解く形式が25問あります。
ですのでパート7は合計で49問になります。
1問1分で合計49分で解きましょう。
いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。(TOEIC公式ページより引用)
TOEICパート7はTOEICで最も難しいパートです。
また、TOEIC試験の一番最後に解くことになるので最も疲労した状態で問題を解くことになります。
TOEICパート7の対策
TOEICパート7の対策としては、以下の通りです。
- 問題を頭に入れて長文を読む
- 選択肢は読まなくても良い
- わからない問題はいったん飛ばす
TOEICパート7は長文です。
長文を全て読んでから設問を読んでも、長文の最初の方の内容は忘れてしまっています。
ですので先に設問を読みましょう。
また一つの長文につき、設問が2〜5問あるのですが、読む設問は1つだけでいいです。
理由としては、全部読んでも頭の中に一時記憶しておく事が難しいからです。
また、基本的に設問1つ目は長文の最初の方にあり、設問2つ目は長文の中盤にあるといった形で、設問は長文の上から順番に解けるようになっています。
ですので1つの設問を頭に入れて長文を読み、答えが見つかったら次の設問を頭に入れるという解き方が最も効率がいいです。
また、設問は読む必要がありますが、選択肢は読まなくてもいいです。
理由としては、TOEICパート3と4と同じで、選択肢のうち3つは不正解だからです。
答えとは関係ない情報をインプットする余裕はTOEICではありません。
ましてやTOEICパート7の選択肢はTOEICパート3・4の選択肢と比べても文章が長く、読むのに時間がかかってしまいます。
パート7は長文問題ですので当たり前ですよね。
選択肢を読んでいては確実に時間が足りなくなってしまいます。
選択肢は答えの目星がついたときに初めて読み始めましょう。
目星がついた状態で読めば、選択肢全てに目を通す必要はありません。
1つや2つの選択肢を見ただけでも正解が判断できるようになりますよ。
また、わからない問題はいったん飛ばしましょう。
TOEICパート7はTOEICで最も難しいパートです。
また最も疲労した状態で解かなければならないパートです。
ですので必然的にわからない問題が最も多く出ます。
しかしそういった問題はいったん飛ばしてとにかく最後まで到達することを優先しましょう。
解けない問題を長時間考えるよりは、解ける問題で確実に正解するべきです。
TOEICパート5・6・7ではそれぞれ1問解くのにかける時間を紹介いたしました。
実はこの時間通りに解くと、最後に5〜10分程度あまります。
本当にわからなかった問題はその最後の時間に解く事ができますので飛ばしましょう。
ある長文自体が丸ごと読めないという場合には、その長文に対する設問全て(2〜5問)全てをいったん飛ばすというのもありです。
ただし時間切れになって結局再考の時間が取れなくなるということも考えられますので、適当にマークだけはしておきましょう。
初心者はどのパートから勉強するべき?
TOEICはパートによって難易度に大きく開きがあります。
ですのでまずは簡単なパートから学習するべきです。
簡単なパートを極めるだけでもTOEIC600点程度でしたら十分に獲得可能です。
TOEICでまず学習するべきパートはTOEICパート1・2・5です。
これら3つのパートに共通する部分としては、「短文」という点です。
TOEICパート1は短めの文章が1文ずつ読まれます。
TOEICパート2は、短めの会話文です。
TOEICパート5は1文の空欄補充問題です。
どれも文章が1つか多くても3つ程度です。
まずはこの短文が読めれようにならなければ、長文なんか絶対に読めません。
逆に短文を読む事ができるようになれば、長文も少しの努力で読む事ができるようになります。
そして短文を読むためにやるべきことは以下の通りです。
- 単語
- 文法
TOEICでまず一番最初に覚えるべきことは単語です。
単語が読めなければ何もわかりません。
逆に単語さえわかれば文章の大まかな意味は推測する事ができます。
そして次に勉強するべきは文法です。
文法を学ぶ事で、大まかな意味しかつかめなかった文章がより詳細までわかるようになります。
単語→文法という学ぶ順番を間違えてしまうと、いくら勉強しても結果が出ないという状況になりかねません。
まずは単語から学ぶ、その後に文法やテクニックということ意識しておいてください。
TOEICパート1・2・5いついての対策が完了したら、次はTOEICパート3・4・6・7です。
これらのパートに共通しているのは、長文という点です。
長文は全文完璧に読み解く必要はありません。
答えに直結する文章さえ聞き取ったり読む事ができれば、正解する事ができます。
答えに直結する文章を確実に聞き取るためには、ディクテーションという勉強法がおすすめです。
ディクテーションとは、音声を聞いてそれを文字として書き起こす勉強法です。
つまりどの単語が聞き取れてどの単語が聞き取れなかったのかが丸裸になります。
聞き取れなかった単語が答えに直結する文章の一部だった場合には要注意という事ですよね。
TOEICの教材選びについて
TOEICの対策について理解ができたら、あとは最適な教材を探すだけです。
TOEICの教材としては、大きく2つの選択肢があります。
- 参考書で学習
- web・アプリで学習
参考書での学習が最も一般的な学習方法ですよね。
参考書にはたくさん種類があるので、書店や通販サイトで自分にぴったりの参考書を探して購入します。
参考書に直接要点を書き込むなどして自分だけの参考書で自分にあった勉強をする事ができます。
ただし、TOEICはパートごとに傾向が全く異なるので、参考書を揃えるのも一苦労ですし、莫大な費用がかかります。
TOEIC学習に十分な教材を揃えようとすると、
- 単語帳
- パート別問題集×7
- 実践問題集
最低でも上記3種類の教材が必要になります。
対策に十分な量を確保しようとすると、5万円は超えてしまいます。
特に実践問題集は高いです。
実践問題2セットで3000円もします。
TOEICに慣れるには実践形式で10回20回と問題を解く必要があるので、それだけの費用が必要になってしまいます。
つまり本気でTOEICの点数をあげたいという方にとっては、参考書はあまりおすすめできません。
とりあえず少しだけ対策したいなという方は、参考書でもいいかと思います。
そこでおすすめなのがアプリを使った学習です。
スタディサプリTOEICというアプリは月額2480円〜で、TOEIC対策を行う事ができるアプリです。
月額2480円というと高いと感じるかもしれません。
しかし、参考書で十分な問題を揃えるのに5万円以上かかるというのを考えると、決して高くはありません。
飲み会1回分未満の値段です。
また、コンテンツも充実しており、実践問題も20回分(4000問)ついています。
スタディサプリTOEICに関する詳細は下記の記事で詳しく解説しているので、興味がある方は合わせてご覧ください。
まとめ
以上、TOEICパート別の特徴と対策について解説いたしました。
TOEICはパートによって特徴も対策も大きく異なります。
しかし決められた順番で、決められた方法で勉強する事で、確実に点数をアップする事ができるテストです。
そして、TOEICで確実に成果を出すには、現状ではスタディサプリTOEICでの学習が一番です。
7日間の無料体験もあるので、試してみるだけでも価値はありますよ。
今回は以上になります。