パラレルワークっていう新しい働き方があるらしいけど何?
副業と複業の違いって何?
メリットとなり方を教えて!
人生100年時代、ドラッガーが提唱したパラレルキャリアに注目が集まっています!
これからパラレルワークをしたい人のこの悩みに答えていきますね。
働き方改革、副業解禁の流れで「パラレルワーク」という新しい言葉に憧れを感じる人もいるのではないでしょうか。
厳密には「パラレルキャリア」と「パラレルワーク」は異なります。
そして、パラレルワークもまた、副業とは異なる働き方です。
今回はパラレルワーカーの実態に迫ります。
- パラレルワークとは何か
- パラレルワークと副業・兼業との違い
- パラレルワークのメリット・デメリット
- パラレルキャリアを実現する方法
これについて解説しているのでこれから多彩なキャリアを目指したい人にピッタリな内容です。
パラレルワーク(複業)とは?
まずはパラレルキャリアとはどのようなものなのか解説します。
- パラレルワーク(複業)と副業の違いとは?
- パラレルワークの具体的な例
- パラレルワークがなぜ注目されるのか
詳しく解説していきますね。
パラレルワーク(複業)と副業・兼業の違いとは?
パラレルキャリアと似たような言葉に副業や兼業があります。
違いはこれです。
- 副業=本業に対してサブの仕事がある
- パラレルワーク=複数の本業
- 兼業=複数の事業に携わる
パラレルワーク(複業)と兼業はほぼ同じですが、副業とは明確な違いがあります。
副業はサブの「サイドビジネス」ですが、パラレルワークは「どっちも本業」というイメージです。
パラレルワークにおすすめの仕事内容
パラレルワーク(複業)にはどんな種類があるのか解説します。
- ITエンジニア
- コンサルタント
- 営業代行
- WEBライター
- WEBデザイナー
- 映像編集
- 投資家
- 社会貢献
- NPO活動
- ボランティア
- 学術調査・研究活動
- アーティスト
注目すべきは、かならずしもビジネス・お金儲けの用途だけでないことです。
パラレルキャリアには、副収入を得る目的に限らず、社会貢献やアーティスティックな創作活動も含まれるわけですね。
共通して言えるのは、「複数のスキル」を活かしたり、「新しいスキル」を身につけるということです。
パラレルキャリアを実現するには、チャレンジ精神と多彩なスキルが必要と言えます。
パラレルワークがなぜ注目されるのか
パラレルキャリアが急に注目され始めたのには理由がります。
- 大手企業の経営破綻などの不安
- 働き方改革による収入減
- 企業の寿命が短くなっている
- IT化によるワークスタイルの多様化
- 人生100年時代を生き残るため
後半でも解説しますが、オーストラリアの有名な経営学の父と言われるピータードラッカーが提唱している「人生100年時代」という考えが根底にあります。
一言でいうなら、「人生長いんだから複数のキャリアが必要だよね」ということです。
事実、上記に挙げた要因をみて、今後が不安になりませんか?
その不安を解消すべく、みんなパラレルキャリアの構築を急いでいるわけですね。
パラレルワークのメリット・デメリットは?
ここからはパラレルワークのメリットやデメリットを解説します。
- パラレルワークのメリット【働き手目線】
- パラレルワークのデメリット【働き手目線】
- パラレルワークのメリット【企業・雇用側目線】
- パラレルワークのデメリット【企業・雇用側目線】
働き手目線と、パラレルワークを推進する企業・雇用主側の2つの軸で考えてみます。
パラレルワークのメリット【働き手目線】
まずはパラレルワークをしたい働き手側目線でのメリットです。
- 個人の収入が伸びる
- 多彩な経験や知識を習得できる
- 各仕事で得た知恵を相互作用で仕事に活かせる
- キャリアのリスクヘッジができる
- やりがいをもって生きることができる
パラレルワークのメリットは複数のキャリアを持つことによるリスク軽減が一番大きいです。
一つの事業や会社が先ゆかなくなっても、自分のスキルは消えません。
複数のスキルを軸にしたキャリア設計ができるのが一番のメリットと言えますね。
パラレルワークのデメリット【働き手目線】
もちろんパラレルワークにはデメリットもあります。
- 労働時間が長くなりがち
- 複数プロジェクトの管理が大変
- 福利厚生面が冷遇されるかも
パラレルワークは自己管理がカギです。
働きすぎたり、疲れちゃうという声も聞きます。
複数の会社やプロジェクトに参加する場合は就労規則にも注意を配る必要があります。
パラレルワークのメリット【企業・雇用側目線】
パラレルワーカーを導入する企業・雇用主側の視点でもメリットとデメリットを考えてみます。
まずはメリットから。
- 自社にない知見が会社に入ってきやすい
- 働き手の人脈が広がることでビジネスに好影響がある
- スタッフのモチベーションが上がる
- スタッフが自己成長してくれる
- 優秀な人材の流出リスクが軽減される
ポイントは働き手のスキルアップの恩恵を自社が受けられる可能性があるということです。
「自発的に学ぶ姿勢が社員にあれば・・・」とお悩みの企業とっては社内改革の一環として使えそうです。
パラレルワークのデメリット【企業・雇用側目線】
パラレルワーカーの受け入れは企業側・雇用主側にもデメリットがあります。
- スタッフの仕事へのコミット具合の管理が大変
- 機密情報の流出リスクがある
- 就労規則や社会保険の管理が複雑化する
- 仕事の納期面の不安定さが発生する
労務管理の煩雑さは今後の課題とも言えそうです。
働き方が多様になるにつれて、「え、まだパラレルワークできないの?古臭い会社」なんて評価を受けてしまう会社も増えそうです。
労務管理と社内制度改革は今後の必要性は増していきそうです。
人生100年時代への対応策として注目を浴びるパラレルキャリア
パラレルワークが注目され始めたのは、ピータードラッカーが「人生100年時代」を提唱したことからとも言われています。
正確にはピータードラッカーが提唱したのは、「パラレルキャリア」であり、「パラレルワーク」ではありません。
しかし、寿命が長くなる今後の世の中では、一つのスキル・一つのキャリアで生き抜くのは簡単ではないという点は共通しています。
実際、こんな資料もあります。
厚生労働省の人生100年時代構想会議では、2007年以降に生まれた子供の半数以上が107歳以上生きると発表されています。
(厚生労働省:人生100年時代構想会議)
最近のニュースでも、「老後に2000万必要」というキーワードもありました。
他人任せにしないで「自分のスキルを磨き、人生100年時代を生きる」ということが大切です。
まとめ:パラレルワークはこれからの新しい働き方!
以上、パラレルワークの基本的な情報から、副業との違いを解説しました。
今後の人生には「複数のスキル」が欠かせないことがお分かりいただけましたか?
ぜひ、パラレルキャリアを実現したい人は今日から新しいスキルを身につけることをおすすめします。
老後に必要な2000万は、貯金ではなく自己投資で準備することです。