未経験の初心者でも気軽に始められる「ランサーズ」ですが、ちょっと調べてみると「稼げない」「単価が安い」といった口コミが見つかり不安になりますよね。
実際のところランサーズの評判はどのようになっているのでしょうか。
今回はランサーズの評判について口コミや体験談から詳しく解説していきます。
- ランサーズの良い評判・悪い評判を口コミでチェック
- ランサーズでよく起きるトラブルを確認
- ランサーズで稼ぐためのポイントを紹介
これについて解説しているのでこれからランサーズを始めようと思っている人にピッタリな内容です。
ランサーズの基本情報
ランサーズは2008年にスタートしたクラウドソーソングサービスで業界内では最大級の規模を誇っています。
クラウドソーシングとは「不特定多数の人に業務を委託する雇用形態」を指す言葉で、ランサーズ上に依頼を掲載し、それを見たワーカーが仕事を請け負うという形で成り立っています。
従来の雇用形態では、特定の個人や企業に対して仕事を発注→納品という流れて行っていたのに対して、クラウドソーシングでは不特定多数に向けて依頼内容を発信し、マッチングを行ってから納品します。
こういった形によって、時間や場所などに縛られず働くことができ、副業や小遣い稼ぎなど幅広い用途でも利用されています。
ランサーズでできる仕事の種類には主に3つのタイプがあります。
- タスク
- プロジェクト
- コンペ
ランサーズで仕事を始める上で重要な基本事項を理解していきましょう。
タスク
「タスク」は誰もが参加できるタイプの仕事です。
「タスク承認率95%以上」といった制限が加わることもありますが、基本的にはスキルや経験がなくても行える初心者向けの案件が多いです。
仕事内容としては「アンケート」や「データ入力」「体験談やレビュー」といった簡単なものが多く、初めての人でも十分こなせます。
ただ、その分報酬額も低く1件あたり数円〜数百円といった幅でしか稼げません。
ガッツリ稼ぎたい人向けの仕事ではありませんが、ちょっとしたお小遣い稼ぎにむいています。
プロジェクト
「プロジェクト」は発注者が仕事を掲載し、それに対してワーカーが希望する契約料金を提案、応募の中から発注者が依頼先を選び、選ばれたワーカーが仕事を行うというタイプです。
本格的なライティングの案件はほぼこのプロジェクトで行われます。提案の中から依頼先を選ぶ形になるため初心者だと選ばれにくい傾向にもあります。
ただ、プロジェクトの中にも「初心者向け」「上級者向け」などと幅があるため初心者でも仕事を請け負うことは十分可能です。
コンペ
「コンペ」はキャッチコピーやバナー作成、ポスター制作などクリエイティブ系の案件に多く用いられる仕事のタイプです。
掲載された仕事に対して、それぞれのワーカーが自分のアイディアを提案し、その中から発注者に選ばれた人だけに報酬が支払われるという仕組みになっています。
誰でも参加できる一方で提案しても報酬が確約されないというデメリットもあります。
ライティングを中心にやっていこうと思う人であれば、あまり関わる機会はないでしょう。
ランサーズの良い評判と悪い評判を紹介
「誰でも始められる」「副業にぴったり」という言葉を聞いて、自分もランサーズを始めてみよう!と思われる方も多いでしょう。
ただ、始めるにあたって実際の評判を見てみないと不安な人もいるかもしれません。
ここでは、ランサーズの良い評判と悪い評判を両方見ていきましょう。口コミを知ればランサーズを使う上でのポイントも理解できます。
ランサーズの良い評判
Twitterでの調査からランサーズの良い評判を紹介していきます。
「僕がフリーランスになりたての頃は、法人でないという理由でなかなか仕事が貰えなかったので、友達の会社の看板をかりて仕事を取っていた
今は#ランサーズ みたいなサービスが充実してきてるので、個人で受けられる仕事の幅が広がってきてる
変なエージェントとかを通さず、適正価格で仕事が出来る喜び」
僕がフリーランスになりたての頃は、法人でないという理由でなかなか仕事が貰えなかったので、友達の会社の看板をかりて仕事を取っていた
今は#ランサーズ みたいなサービスが充実してきてるので、個人で受けられる仕事の幅が広がってきてる
変なエージェントとかを通さず、適正価格で仕事が出来る喜び— choma (@chomapooh) February 11, 2020
「私が1番はじめに取り組んだ副業は、ランサーズ、クラウドワークスを使ったライターの仕事。そこで初めてネットを通じて収入を得る経験をした。月5万とかなら割と余裕だなという印象だった。」
私が1番はじめに取り組んだ副業は、ランサーズ、クラウドワークスを使ったライターの仕事。そこで初めてネットを通じて収入を得る経験をした。月5万とかなら割と余裕だなという印象だった。そのころフォロワーが1000人超えたのでスポンサーとか応援してくれる人のおかげでSNSからも収入を得られた。
— つぐみ|きらきら起業で失敗した女性の【最後の砦】 (@tsu_chaann) February 10, 2020
「ランサーズ、今年に入ってから数日に1回の頻度で新規案件の連絡がきてる。なぜ?
でも海外にいても仕事が安定して受注できるのはとてもでかい。このチャンスをしっかりとものにしなければ」
ランサーズの特徴として「時間や場所に縛られずに働ける」「個人でも仕事が受けられる」などが挙げられます。そのためお金を稼ぐためのハードルがグッと下り、多様な生活スタイルも実現できます。
そして、ランサーズ生活費をで稼ぎ出す人もいれば、収入の足しや副業レベルで稼ぐなど、それぞれの目的に合わせた利用も可能です。
ランサーズの悪い評判
Twitterでの調査からランサーズの悪い評判を紹介していきます。
「一応ランサーズは動画編集で認定ランサーまでとれてます
ただだからといって稼げているかと言われるとそんなに稼げないです。結果営業力が自分にはないという事を実感しました。一時期に稼げても継続的に稼げないとなんも意味はない。
クラウドソーシングだけでは限界が見えてきた」
「ランサーズとかは面白いけどやっぱり全体的に歪な相場感覚だよなあ・・
自分で営業しないとダメだな・・」
ランサーズとかは面白いけどやっぱり全体的に歪な相場感覚だよなあ・・
自分で営業しないとダメだな・・— ハル (@hal_sol_hello) February 11, 2020
「WEBライティングの安さはマジで脅威。ランサーズやクラウドワークスを見てこれが相場だと思って依頼が来ることがあるけど、すごい困る。どこかでこの価格破壊を止めなければマジでライターの価値はどこへ…」
https://twitter.com/korlogue/status/1226771010445119488「ワードプレス使用のweb開発でこの価格、エグい。
ランサーズやクラウドワークス、激安化が進みすぎてコンビニでバイトしたほうがマシみたいな感じに…。最低単価とかあればいいのに。」
ランサーズというよりもクラウドソーシング最大の問題点が「案件ごとの報酬の振り幅」です。
相場よりも著しく安い報酬で発注される案件は珍しくありません。初心者だと実績作りのために低報酬の案件をこなすしかない状況もあります。
ライティング案件だと「1文字=0.1~0.3円」といった低単価の案件も多く、こういった仕事はいくらこなしでも中々稼ぐのが難しいです。
敷居が低いといえば聞こえはいいですが、低単価の案件を続けていても効率良く稼ぐことはできません。
口コミと体験談からわかるランサーズのメリット・デメリットとは?
僕もランサーズは4年ほど利用しているので、こういった評判は両方とも共感できます。
結局は上手に活用することが重要で、そのためにもランサーズのメリット・デメリットを把握しておきましょう。
ランサーズのデメリット
ランサーズのでデメリットととしては以下の2点が挙げられます。
- 最初から稼げるわけではない
- 本格的にスキルや専門知識が必要
発注する側としてもさっきランサーズを始めたような人に高い報酬で依頼しようとは思いません。そのため始めてから多少の実績を作るまでは、イメージ通りに稼げるとは思わない方がいいです。
また、本格的に稼ぐためにはどういった仕事においても専門知識やスキルが求められるため、一定以上の収入を得るためには働きながらスキルアップしなければなりません。
ランサーズのメリット
ランサーズのメリットとしては以下の3点が挙げられます。
- 初心者でも気軽に始められる
- 副業やお小遣い稼ぎに向いている
- 実績を積むと仕事をもらいやすくなる
やはり初心者でも気軽に始められるというのはいいですね。面接や試験を受ける人もありませんし、利用登録をするだけで仕事が始められます。報酬はそこまで高くありませんが、初めての人でもこなせる案件も数多く見つかるでしょう。
月1〜5万円ぐらいの副収入が欲しい人には手軽に稼げてちょうど良い手段といえるでしょう。
また、ランサーズには「認定ランサー制度」というシステムがあります。
「メッセージの返信率」や「納品実績」「報酬額」「発注者からの評価」といった項目で基準を満たすことで、ランサーとしてのランクがアップします。
「レギュラー」→「ブロンズ」→「シルバー」→「認定ランサー」という順でランクアップしていき、「認定ランサー」に選ばれると仕事の受注率もアップします。
ランサーズで起こりがちなトラブルを知っておこう
ランサーズはネット上で仕事の発注と受注を行うサービスでもあり、個人同士のやりとりも非常に多いです。
そういった中でトラブルに巻き込まれることもしばしばおきます。
ランサーズを始めるに当たってトラブルを未然に防止できるように、よくあるトラブルの事例を知っておきましょう。
- 急に連絡が取れなくなる
- 悪質な案件に当たる
- 依頼内容がコロコロ変わる
急に連絡が取れなくなる
手軽に仕事の発注と受注ができる分、マナーの悪いユーザーも存在します。
仕事の依頼を受けたにもかからわず急に連絡が取れなくなり、仕事が進められなくなるといったことが起きます。
連絡が取れなくなったクライアントには、ランサーズの「連絡催促」という機能を使ってみてください。
悪質な案件に当たる
報酬が著しく低いだけなら避けるだけで大丈夫なのですが、中にはそれ以上に悪質な案件もあります。
例えば、「商品を購入してレビューを書いてほしい」といった依頼内容で商品を購入して、レビューを書いたにも関わらず商品代金が振り込まれないといったトラブルです。
ランサーズの規約では、依頼内容に商品購入を含むものを禁じているのですが、「商品レビュー」の案件は今でもよく見られます。
その他にも「サイトに登録して感想を書いてほしい」といった依頼内容で悪質なサイトに登録させるといった案件もあるので注意してください。
依頼内容がコロコロ変わる
クライアントによっては当初の依頼内容を途中で修正して、仕事を増やす方もたまに見られます。
受注する側にとってみれば報酬額は変わらないのに、仕事量が増える一方で損をしてしまいます。このトラブルを防止するには、業務内容を受注段階で規定することが重要です。
ランサーズで稼ぐために知っておくべきポイントは?
ランサーズを始めるからには効率良く稼ぎたいですよね。
ここでは、ランサーズで稼ぐために覚えておきたいちょっとしたポイントを紹介します。
プロジェクトに提案をしても中々当選しないという人はチェックしてみましょう。
- 初めのうちはとにかく実績を作る
- プロフィールや提案文を充実させる
- クライアントとの連絡は小まめにとる
初めのうちはとにかく実績を作る
ランサーズでは始めたてのうちは思うように稼げないと思います。
プロジェクトに提案しても中々選んでもらえないことも多々あります。
クライアント側の視点で考えてみると、実績や専門知識、目立ったスキルがない人にいきなり仕事を依頼しようとは思いません。少なくてもランサーズ上での実績があれば、選ばれる可能性が上がっていきます。
そのためにも初めのうちは報酬が低くても、自分にできる仕事を黙々をこなしていくことが必要です。最初は大変かも知れませんが、それを重ねていくうちに「納品実績」や「評価」が上がっていき、クライアントに選ばれるランサーになれます。
プロフィールや提案文を充実させる
プロジェクトの中で提案してきたランサーに対して、クライアントが何を見ているかを考えてみましょう。
クライアントは基本的に「提案文」や「ランサーのプロフィール」を見比べながら依頼先を選定します。
なので、この「提案文」と「プロフィール」をとにかく充実させましょう。自身の経歴やランサーズでの実績、得意ジャンルや業務範囲、扱えるソフトウェアなど、詳細な情報を記載しておけばクライアントにアピールできます。
クライアントとの連絡は小まめにとる
ランサーズでは1回1回の案件を続けるよりも、同じクライアントから継続的に依頼を受注した方が効率良く稼げます。
継続して依頼を受けるには、納品物のクオリティはもちろんですが、メッセージでのやりとりを小まめにすることも重要です。
連絡が遅くなったり、急に途絶えたりするとクライアントの信頼も得られません。クオリティの向上には時間がかかりますが、こういった何気ないことは意識するだけでできますよね。
まとめ
ランサーズの評判についてまとめていきました。
良い評判・悪い評判共に見つかりますし、ランサーズ利用者として共感できる部分も多々あるのですが、結局のところ上手に使えばメリットを最大限享受することは可能です。
ランサーズの特徴やポイントを抑えて、それぞれの目的に合った使い方をしてみてください。