フリーランスエージェントのマージン率は平均いくら?安くて評判の4社を紹介!

エージェントのマージン率は平均いくら?

悩み
フリーランスエージェントのマージンって何?
マージン率の相場がいくらかわからない。
どんなサービスを受けたら払うのかもわからず、利用が不安です。

今回はこれらの疑問に答えながら「フリーランスエージェントのマージン」について、知っておくべき知識をまとめます。

フリーランスの仕事探しをサポートしてくれる、フリーランスエージェント。便利なサービスですが「マージン」が発生するという注意点があります。

そのマージンの相場や決まり方について理解することは、フリーランスの活動を成功させる上で必須の努力です。ここではそのような意味も込めて「フリーランスエージェントのマージン」について解説していきます。

この記事を読んでいただくことで、よりコスパのいいフリーランスエージェントを選べるようになるでしょう。

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目次

フリーランスエージェントのマージンとは

まず「フリーランスエージェントのマージンの概要」をまとめると、下のようになります。

それぞれ詳しく説明していきます。

仕事を仲介する「中間手数料」のこと

エージェントは、フリーランスの人材と企業の仲介をします。その「仕事を仲介した手数料」として、マージンが発生します。中間手数料・中間マージンなどといわれます。

エージェントによっては、このマージンを「企業側からとる」こともあります。たとえば、フリーランスではない「転職」のエージェントでは、このスタイルがよく見られるものです。

今後、フリーランスのエージェントでもそれが増える可能性があります。現状では「フリーランスの側からとる」仕組みが主流です。

マージン率の相場は25~30%

フリーランスエージェントのマージン率は、25~30%が相場とされます。たとえば報酬が100万円なら、25~30万円が、エージェントの取り分になるわけです。

この場合、フリーランスの取り分は70~75万円となります。これはあくまで「相場」であり、もっと手取りが少なくなるエージェントもあれば、逆に多くなるエージェントもあります。

このため、エージェントを選ぶとき「マージン率」で比較するのは重要です。

非公開のエージェントが多い

マージン率はエージェントにとってもデリケートな情報です。そのため、非公開のところが多くなっています。

この記事で紹介する大手4社でも、2社は非公開です。ただ、利用した人々の口コミや、各種の資料によってある程度の推定はできます。

主なフリーランスエージェント4社のマージン率

日本のフリーランスエージェントで、大手である4社のマージン率を一覧にすると、下のようになります。

それぞれ詳しく説明していきます。

midworks:10~15%

midworksのマージン率は10%~15%です。これは公式サイトに明記されています。

これは業界の平均(25%~30%)と比較して、約半分の低さです。そして、midworksの魅力は「マージン率が低い」だけではありません。

もう一つ「受注単価が公開されている」ということもメリットです。「クライアント企業が実際に発注した金額がいくらだったのか」がわかるのです。

つまり「midworksが高いお金をピンハネしていることがない」とわかります。このような点も、フリーランスエージェントでmidworksが人気の理由の1つといえます。

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こうしたマージンのルールも含めて、midworksの口コミは評判については、下の記事でも詳しく解説しています。特にエンジニア・デザイナーなど「テック系」のフリーランスの方には、参考にしていただけるでしょう。

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PE-BANK:8~12%

PE-BANK(ピーバンク)のマージン率は8%~12%です。変動は「報酬を受け取った回数」によるものです。

下の表のように、PE-BANKを多く利用するほど、マージン率が低くなっていきます。

報酬受取回数 マージン率
1~12回 12%
13~24回 10%
25回~ 8%

ここで重要なのは「回数」であり「金額」でないということ。たとえば「3日だけの短期契約」を25回したら、それで8%になります。

逆に「100万円の契約1回だけ」では、まだ12%なんですね。「1000万円」などの相当な高額になると、特別な配慮がされる可能性もあるでしょう。しかし、基本的には「単純に回数で決まる」仕組みです。

ギークスジョブ…約10%(推定値)

ギークスジョブのマージン率は公表されていません。しかし「おそらく10%程度だろう」と推測されています。

根拠は、運営会社が発表した資料です。ギークスジョブの運営会社は「ギークス株式会社」といいます。

同社は2019年3月に東証マザーズに上場しました。そのときの申請資料として「有価証券報告書」を公表したのです。

その「Iの部」を分析すると「約10%」という数字を推測できます。分析の過程は下のとおりです。

  • 「エンジニアの受注単価」が書かれている
  • その金額が「約69.2万円」
  • もし中間マージンが10%なら「約60万円」になる
  • これは相場と一致する
  • そのため「10%」の可能性が高い

もう少し高い「15%」くらいならあり得るかもしれません。そう考えると「おおむねmidworksと同等」といえます。

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レバテックフリーランス…約10~20%(推定値)

レバテックフリーランスもマージン率は非公開です。しかし、実際に利用した人の間で「漏れてくる評判」は当然あります。

その数字をWeb上で見る限り、おおよそ10%~20%と推測できます。これはギークスジョブやmidworksの数値とも近いため、当たっている可能性が高いでしょう。

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フリーランスエージェントのマージンの3つの決まり方

フリーランスエージェントのマージンが決まるシステムは、大別して下記の3通りです。

マージンの決まり方・3種類

ここでは、それぞれのパターンについて解説していきます。

1:契約回数…利用回数が多いほど得

これはPE-BANKなどが採用している仕組みです。そのエージェントを通した契約の回数が増えるほど、マージン率が下がっていきます。

フリーランスの契約は転職や就職と違い「1回きり」ではありません。1カ月~1年程度の契約を何度もするのです。

また、複数のお仕事を週1や週2で並行してこなす人も多くいます。その場合、自然に契約回数も10回、20回と増えていくわけです。

このため、特に短期の契約を何度もする人にとっては、このシステムは有利に働くでしょう。

2:契約金額…高額の契約になるほど得

クライアント企業との契約金額が大きくなるほど、マージン率が下がる仕組みです。これは普段の買い物でもよく見られる割引のパターンなので、理解しやすいでしょう。

上に書いた「契約回数で決まる仕組み」だと、たとえば、200万円などの高額契約をしてもマージン率に反映されないという短所があります。高額である分、同じマージン率でも高く手数料を取られてしまうわけです。

その点、金額で決まるシステムであれば、そうした不利がありません。そのため、特に大きなプロジェクトを受けたい人には、このシステムのエージェントが向いています。

3:完全固定…回数・金額に関係なく固定

「回数や金額がいくら増えようと、完全に固定」というシステムです。実は、このシステムのエージェントがどれだけ存在するかは不明です。

そもそも、マージン率自体がほとんどの会社で非公開であるため、このシステムも一定数存在する可能性があります。わかりやすいルールではありますが、回数や金額が多い人からしたら、少々不公平に感じるでしょう。

フリーランスエージェントのマージンが発生する4つの段階

「マージンはどこで発生するのか」を知っていれば、「余計なサービスを受けない」ことで、マージンを減らせることもあります。主な段階は下の4つです。

マージンが発生する4つの段階

以下、それぞれの段階・サービス内容について解説していきます。

案件紹介

エージェントによっては、以下のような「より高いレベルの案件紹介」のサービスを提供しています。

  • シークレット求人を紹介する
  • そのフリーランスに最適な案件だけを厳選して紹介する

シークレット求人は、言うまでもなくメリットが大きいものです。また「最適な案件だけの紹介」というのも、案件選びの手間が省けるため、やはりプラスになります。

もちろん、その選び方については「エージェントを信頼する」必要があります。レベルの低いエージェントだったら、選んでもらうことで「むしろ悪くなる」こともあるでしょう。

そのため、こうしたサービスでマージンを取るエージェントであれば「レベルの高い所」でなくてはなりません。この点については、当記事で紹介しているエージェントであれば安心です。

面談日程調整

フリーランスでも面談はあります。リモートワークだったとしても、最低限「スカイプでの面談」はあるものです。

また、リモートでない「現場でのチーム作業」だったら、なおさら面談が必要になります。この日程の調整を、エージェントがしてくれるわけです。

いわば「秘書」のような仕事といえます。特に多忙なスケジュールの中で次の仕事を探すフリーランスの方には、このサービスはありがたいものといえるでしょう。

書類添削

フリーランスの仕事探しでも「応募書類の作成」はあります。実際に紙の書類で郵送することもあれば、メールやPDFファイルの送信だけで済むこともあるものです。

どちらにしても「何らかの書類」が必要になることは多いもの。そして、これも当然採用に影響します。

エージェントによっては、こうした書類で「採用されやすい書き方」をアドバイスしてくれます。特に「自己アピールが苦手」「文章や書類を作るのが苦手」という人には、こうしたサービスもプラスになるでしょう。

面接指導

採用のための面談や面接は、クリアするために一定のスキルが必要です。「いや、そんなスキル余裕で持ってるから」という人もいるでしょう。そのような人なら、面接指導は不要といえます。

しかし、中にはそうでない人もいるでしょう。その場合は、エージェントによる面接指導が役立ちます。

これについては、最初からサービス料金として「マージン率に含まれている」エージェントもあれば「別途オプションで必要になる」というエージェントもあります。

報酬交渉代行

エージェントによっては、報酬の交渉を代行してくれます。お金の話は自分からはしづらいため、このサービスは特に便利と感じる人が多いでしょう。

このサービスは、正社員として転職するための「転職エージェント」でも見られます。そちらだと、交渉するのは「月収・年収」などの固定給になります。

フリーランスの場合、月収のこともあれば「プロジェクトの単価」のこともあります。そのため「給与交渉」ではなく「報酬交渉」という表現が正確です。

何にしても「お金の交渉を任せる」分、成果報酬としてのマージンを払うということです。

スケジュール調整

報酬も決まり、後は「出社するだけ」となったら、その日取りなどを調整してくれます。もちろん、これも「そのくらい自分でできる」という人もいるでしょう。

しかし、特にエンジニアにとって、前の仕事の終了間際は、制作物の納期の直前ということです。特にゲーム開発などは「修羅場になる」ことも珍しくありません。

そのようなとき、次のお仕事のスケジュール調整を同時並行で進めるには「エージェントに任せる」のが有利なのです。

「一つの仕事が完了してから次を探せばいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、それだと無給の期間ができてしまいます。また、いい条件の仕事に応募するチャンスを逃してしまうことが多いわけですね。そのため「並行して探す」必要があるのです。

このように仕事を並行して探す人にとっては、スケジュール調整もしてくれるエージェントは、特に便利といえます。

まとめ:エージェントはマージン率が低い会社がおすすめ

フリーランスエージェントを選ぶときの条件はいくつかあります。マージン率が全てではないものの、マージン率が特に重要な要素の一つであることは間違いないでしょう。

サービスの内容や評判なども比較した上で、できるだけマージン率が低いところを選ぶことをおすすめします。

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