- クラウドソーシングサイトとは?
- おすすめクラウドソーシングサイト4選
- 特化型クラウドソーシングサイト3選
- クラウドソーシングサイトは複数登録すべき?
この記事を書いている私は、フリーランスとして活動しています。
私も実際に複数のクラウドソーシングサイトに登録しています。
私の実体験に基づいて解説していきますので、3分ほどお付き合いください。
クラウドソーシングサイトとは?
クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼したい企業や個人と仕事を受注した個人とをマッチングしてくれるサービスのことです。
もともとはアメリカ発祥のサービスですが、2000年ごろに日本でも使われるようになりました。
現在では日本でも100以上のクラウドソーシングサイトが存在しています。
大きいものですと登録者数は100万人をこえており、小規模なものでは数千人規模のものもあります。
クラウドソーシングは個人でも仕事を受注できる仕組み
もともとフリーランスは仕事の受注先を自分のコネや営業力などを駆使して獲得する必要がありました。
しかしクラウドソーシングサイトによって、フリーランスはより簡単に仕事を見つけることができるようになっています。
また、クラウドソーシングサイトには仮払いシステムというものが存在します。
ですので報酬が支払われないといったリスクを最小限に抑えてフリーランスとして活動することができます。
また、クラウドソーシングサイトは大きく2種類に分かれます。
総合型クラウドソーシングサイトと特化型クラウドソーシングサイトです。
総合型クラウドソーシング
総合型クラウドソーシングサイトでは、様々な職種の案件を取り扱っています。
具体的には、ライター・デザイナー・エンジニア・動画編集者・翻訳・写真撮影・事務・コンサル・データ入力などがあります。
もちろん他のニッチなジャンルについても取り扱っています。
ですので幅広い選択肢の中から自分が興味がある案件を選んで応募することができます。
またサイトの規模が大きくなりやすいので案件の母数自体が多いのも特徴です。
その分利用者の数も多くなり、案件を獲得するには数ある応募の中から選ばれる必要が出てきます。
特化型クラウドソーシング
また特化型クラウドソーシングサイトでは、職種を1つに限定しています。
例えばライター案件限定のクラウドソーシングサイト、デザイナー案件限定のクラウドソーシングサイトといった形です。
総合型クラウドソーシングサイトに規模は劣りますが、あなたの職種の案件に特化していますので、総合型クラウドソーシングサイトでなかなか案件を獲得することができないという場合には、特化型クラウドソーシングサイトの併用も考えてみるといいでしょう。
大手の総合型クラウドソーシングだけで基本的に十分
クラウドソーシングサイトは100種類以上あるとお伝えしました。
フリーランスとしてクラウドソーシングサイトを利用する場合には、その中から自分に合ったクラウドソーシングサイトを見つけなければなりません。
まず総合型クラウドソーシングサイトのなかで大手のものは確実に登録しておきたいです。
理由としては、規模が大きいので取り扱っている案件が多いからです。
本記事でも「おすすめクラウドソーシングサイト4選」を紹介しますがその中で登録していないものがあれば登録しておきましょう。
また総合型クラウドソーシングサイトの大手に加えて、特化型クラウドソーシングサイトで自分の職種のものを1つ登録しておくと、案件数としては困ることはありません。
おすすめクラウドソーシングサイト4選
是非登録しておきたい、最も規模が大きいクラウドソーシングサイト4つを紹介いたします。
この中で一つでも登録していないものがあれば登録しておきましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
おすすめクラウドソーシングサイト①ランサーズ
ランサーズはクラウドソーシングサイトの中で最近最も勢いがあるサイトです。
2019年には上場企業となりました。
クラウドワークスと共に、日本での2大クラウドソーシングサイトです。
ランサーズのデメリット
ランサーズのデメリットとしては評価システムがあいまいなところです。
クラウドソーシングサイトには、契約が終了した際にお互いを評価する機能が付いています。
この評価機能を元に、信頼できるクライアントなのか、信頼できるフリーランスなのかが判断されます。
フリーランスとしても、この評価が悪いと、無理な修正を依頼してきたり、返信が遅かったりする可能性が高いので案件への応募をためらってしまいます。
しかしランサーズでは、契約後に必ず評価を行わなければならないというわけではありません。
お互いが評価をしようと思ったときに評価を行います。
そして評価を行わずに一定期間が経過すると、自動で「評価最高、コメントなし」の評価が投稿されてしまいます。
そして評価を行わずに一定期間後に自動で評価が行われてしまうユーザーは、クライアント・フリーランス問わず多いです。
ですのでユーザーはみな本来よりも評価が高く出ている傾向にあります。
本当の評価が分からないので、実際に仕事をしてみたらちゃんと仕事をしない人だった、指示が的確じゃなかったなどの不満が生まれやすいです。
これからのアップデートで改善される可能性はありますが、評価システムは改善の余地ありです。
ランサーズのメリット
続いてランサーズのメリットについて解説いたします。
- 良質な案件が多い
- ユーザビリティが高い
まず良質な案件が多いについて解説していきます。
ランサーズは他のクラウドソーシングサイトと比べると良質な案件が多いです。
どのクラウドソーシングサイトにも相場に見合っていない、厳しい言葉で言うと搾取のような案件が数多く存在しています。
そしてまともな案件が少なく、競争率も高いので仕方なくそういった割に合わない案件を受注しているフリーランスのかたもいます。
フリーランス初心者の方に特に多い印象です。
しかしランサーズには、適正報酬の案件が多いです。
また、適正報酬かどうかを自動で判断して案件の概要欄に表示してくれているので、フリーランス初心者の方でも分かりやすいですよ。
「適正価格」「優良価格」といった形で案件と共に表示してくれます。
また、ランサーズは他のクラウドソーシングサイトと比べてユーザビリティが高いです。
これは個人によって異なるかもしれませんが、ランサーズは直感的に操作ができますし、便利な機能も多く、非常に使いやすいです。
例えばランサーズには、検索条件を細かく設定することができる機能があります。
例えば、ライターですとライターの案件を表示するだけではなくて、文字単価ごとに表示することができます。
例えば文字単価1円以上の案件のみを 表示するといった形です。
文字単価が低すぎる案件を省くことができるので、適正価格ではない案件を省くための手間も省けます。
おすすめクラウドソーシングサイト②クラウドワークス
クラウドワークスは日本で最も利用者数が多いクラウドソーシングサイトです。
クラウドワークスのデメリット
クラウドワークスのデメリットは、スカウト機能があることです。
スカウト機能とは、クライアントが見込みのあるフリーランスをスカウトすることができる機能です。
ですのでプロフィール等を入力していれば、何もしなくても仕事の依頼が来ます。
しかしこのスカウト機能を使って送られてくる案件は内容があまりいいものではありません。
具体的には明らかに報酬が低すぎるものや労働条件が悪すぎるものが多いです。
私も実際にスカウトメールを受けたことは何度もありますが1回もスカウトメール経由で仕事を受注したことはありません。
基本的にはいい条件の仕事はスカウトメールでは送られてこないのですが、それでもスカウトメールは頻繁に送られてくるので、スパムメールのような面倒くささがあります。
また、メールの文面も明らかにコピペで、一斉送信しているような内容のものばかりです。
クラウドワークスのメリット
クラウドワークスのメリットとしては、規模が日本最大なので、取り扱っている案件数が多いことです。
案件数が多いということは、フリーランスにとってのメリットも大きいです。
クラウドソーシングサイトによっては、十分な案件数がなく自分が受注したい案件がないということも多々あります。
有ったとしても案件の母数自体が少ないので競争が激しくなってしまうこともあります。
案件が多いということは、報酬が適正価格ではない案件の数も多くなってしまいます。
ですのでどの案件が自分に合っているかを見分ける力も必要になります。
それでも選べる選択肢が増えたということですので、やはり案件は多いに越したことはありません。
案件数や利用者数などの規模で言えばクラウドワークスが最大です。
おすすめクラウドソーシングサイト③ココナラ
ココナラは「みんなの得意を売り買い」をキャッチフレーズにサービスを行っているクラウドソーシングサイトです。
ココナラの特徴としては、他のクラウドソーシングサイトと異なり、自分のスキルや製作物を提示してそれを欲しいと思った方が購入するといった仕組みになっています。
通常、クラウドソーシングサイトはクライアントが案件を発注してフリーランスがその案件に申し込むという形が一般的です。
しかしココナラでは、フリーランス側が自分のスキルや商品を提示して、そのスキルや商品をほしい人がそれを買うという、通常のクラウドソーシングサイトとは逆の仕組みです。
ココナラのデメリット
ココナラのデメリットとしては、仕事の受注が難しいことです。
上記でも解説した通り、ココナラはフリーランスが自分のスキルや商品を出品して、それを欲しい人に勝ってもらうという仕組みです。
ですので他のクラウドソーシングサイトと違って、自分で案件に応募するということができません。
自分のスキルや商品が購入されるのをひたすら待つという形になります。
ですので仕事の受注が難しいです。
また、人気があるユーザーとそうでないユーザーの差が激しく、フリーランス初心者にはなかなか難しいと思います。
ですので現状としてはココナラ単独でフリーランスが生計を立てていくのはかなり難しいです。
フリーランスとして慣れてきたころにココナラを利用するのが良いでしょう。
ココナラのメリット
ココナラのメリットとしては、価格を自由に設定できることです。
ココナラは他のクラウドソーシングサイトとは違い、自分が商品を出品して購入してもらう側になります。
ですので当然価格も自分で決めることができます。
どのクラウドソーシングサイトでもそうですが、フリーランスからすると安すぎるという案件が多いですよね。
しかし初心者フリーランスの方は価格が安くても、実績を付けるためにそういった価格の案件に応募してしまうので、需要と供給が釣り合ってしまいます。
ですのでそういった不適正価格の案件は今後もなくならないでしょう。
そういった案件が数多く存在する中で案件探しをするのは非常にストレスがかかりますし、結局は案件が見つけられないということもよくあります。
ココナラでは、価格を決めるのは自分自身です。
ですので自分のスキルや商品を安売りする必要もありません。
確実に労働に見合った報酬を受け取ることができますよ。
おすすめクラウドソーシングサイト④Bizseek
Bizseekは規模こそ他の3つのクラウドソーシングサイトと比べると小さいですが、紹介いたします。
Bizseekのデメリット
Bizseekのデメリットとしては、案件数が少ないことです。
やはり他の総合型クラウドソーシングサイトと比べると規模的には小さいです。
ユーザー数も少ないです。
ですので案件数も少なくなってしまっています。
ですので、フリーランスとして案件を探していても、自分の条件に合った案件が見つけられないということが多々あります。
ですのでココナラと同じくBizseekのみでフリーランスとして生計を立てるということは難しいかもしれません。
他のクラウドソーシングサイトとの併用を考えましょう。
Bizseekのメリット
Bizseekのメリットとしては、手数料が安いということです。
一般的にクラウドソーシングサイトでは、手数料が20%~25%かかります。
ですので稼いだ額から20%以上差し引かれてしまいます。
クラウドソーシングサイトは、案件を見つけるのが簡単です。
そして仮払い制度もあるので、報酬が支払われないという心配もありません。
しかしその代わりに、クラウドソーシングサイトの使用量として、どのクラウドソーシングサイトでも手数料を20%前後取られてしまいます。
報酬の20%ですので、かなり大きな額ですよね。
またこの手数料の額はクラウドソーシングサイトによって異なります。
手数料が高いクラウドソーシングサイトもあれば手数料が安いクラウドソーシングサイトもあります。
そしてこのBizseekは手数料がもっとも安いクラウドソーシングサイトです。
手数料の比率は、同じクラウドソーシングサイト内でも変わってきます。
契約金額が多ければ多いほど、手数料は安くなり、契約金額が少なければ少ないほど手数料は高くなります。
Bizseekではほとんどの案件の手数料は10%です。
契約の値段によっては、それ以上安くなる場合もあります。
手数料を低く抑えて自分の取り分を大きくしたいという場合には、Bizseekはおすすめです。
特化型クラウドソーシングサイト3選
また、ライターやデザイナーなど職種特化型のクラウドソーシングサイトも存在します。
ライターとして活動しているけどなかなか良質なライターの案件が見つからない!などという場合には、こちらの特化型クラウドソーシングサイトもおすすめですよ。
ただし特化型クラウドソーシングサイトは総合型クラウドソーシングサイトと比べると規模が小さいので、案件数自体はかなり少ないです。
ですので、総合型クラウドソーシングサイトとの併用をおすすめいたします。
今回は職種別に3つのクラウドソーシングサイトを紹介いたします。
- Shinobiライティング
- Gengo
- 在宅ホームワーカーズ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
特化型クラウドソーシングサイト①Shinobiライティング
Shinobiライティングはライターに特化したクラウドソーシングサイトです。
総合型クラウドソーシングサイトですと、適正価格のライター案件は多数の応募があり、競争率が高くなってしまいがちです。
そういった中で案件を取ることが難しいという場合には、Shinobiライティングを活用しましょう。
Shinobiライティングは、プロジェクト案件がなく、タスク案件ばかりです。
つまり長期間の契約ではなく単発での契約がメインになります。
ですので、Shinobiライティングだけですと報酬は月に5万円程度までしか稼ぐことはできません。
ランサーズなどに登録してサブとしてShinobiライティングを活用しましょう。
特化型クラウドソーシングサイト②Gengo
Gengoは翻訳に特化したクラウドソーシングサイトです。
翻訳のジャンルは、一応総合型クラウドソーシングサイトにもあります。
しかしライターやエンジニアなどと比べるとニッチなジャンルということもあり、案件数はかなり少ないです。
総合型クラウドソーシングサイトで翻訳だけで食べていこうとするのはなかなか難しいです。
ですので翻訳に特化したクラウドソーシングサイト、Gengoは翻訳家の方たちにとっては非常に役立つ存在です。
また、ランサーズなどのクラウドソーシングサイトのユーザーは基本的に日本国内の方です。
しかしGengoは世界中にユーザーがいるので案件数も豊富ですよ。
自分に適した案件を選ぶことができます。
特化型クラウドソーシングサイト③在宅ホームワーカーズ
在宅ホームワーカーズは、データ入力やアンケート回答などの高度なスキルを必要としない業務に特化したクラウドソーシングサイトです。
ライターやエンジニアをするスキルはないけど在宅でお金を稼ぎたいという方にはぴったりのクラウドソーシングサイトです。
データ入力やアンケート回答などのスキルを必要としない業務ですので、報酬はどうしても他のクラウドソーシングサイトと比べても低くなってしまいます。
具体的にはアルバイトと同じくらい、もしくはアルバイトよりも少し低いくらいの報酬です。
ただし、これといったスキルがなくても在宅でお金を稼げるというのはすごいことですよね。
在宅で仕事をしたい人、事情があって在宅で仕事をせざるを得ない人にとってはおすすめのクラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングサイトは複数登録すべき?
ここまでクラウドソーシングサイトを複数紹介してきました。
クラウドソーシングサイトは総合型と特化型に分けることができますし、クラウドソーシングサイトによって違いがあるということはお分かりいただけたかと思います。
そして「どんなクラウドソーシングサイトがあるのかは分かったけど、どのクラウドソーシングサイトに登録すればいいの?」とお悩みの方もいらっしゃると思います。
そこで、最低限登録するべきクラウドソーシングサイトについて解説していきます。
結論からお伝えすると、クラウドソーシングサイトは複数登録すべきです。
ただしどのクラウドソーシングサイトに登録するべきか、いくつのクラウドソーシングサイトに登録するべきかどうかは、個人によって変わってきます。
まずクラウドソーシングサイト最大手のクラウドワークスとランサーズは確実に登録しておきましょう。
この2つは他のクラウドソーシングサイトと比べて案件の数がけた違いに多いです。
いい案件を獲得するためには、選択肢が多いに越したことはありません。
最低でもクラウドワークスとランサーズの2つは毎日案件を確認するようにしましょう。
そこでなかなか自分に合った案件がなかったり、案件に応募してもなかなか採用されないという場合には、ココナラやBizseekにも登録して案件数自体を増やしてみましょう。
またそれに加えて自分がメインで活動しているジャンル、例えばライターやエンジニアなどの特化型クラウドソーシングサイトを1つ登録しておくといいでしょう。
ここまですれば案件数自体は足りているはずです。
ですので十分な選択肢の中から自分が受注したい案件、適正報酬である案件を探すことができます。
まとめ
以上、クラウドソーシングサイトを比較いたしました。
クラウドソーシングサイトはそれぞれで特徴がありますので個人によって向いているサイト、そうでないサイトがあります。
実際に使ってみないと本当に自分に向いているかどうかは分からないのでまずは登録してみましょう。
数日使ってみてなんとなく使い勝手がいいな、と思ったものがあればそれを使ってみるのがいいかと思います。
クラウドソーシングでもフリーランスとして生計を立てていくことは十分に可能ですのでまずは行動しましょう!
今回は以上になります。