将来は独立して会社を立ち上げたい。
そう思って早数年、現実は朝から晩まで会社員として働く日々。
一歩踏み出せない理由として、起業のためのアイデアがないということがあげられます。
しかし結論として起業に斬新なアイデアは必要ないです。
そこで今回は起業にアイデアは必要ない理由と、ではどうやってアイデアがないにも関わらず起業するのかについて説明していきたいと思います。
アイデアなんて必要ないという理由
起業を難しく考える必要はありません。
まずはアイデアが必要ない理由を解説していきます。
斬新なアイデアは後でいい
アイデアというものは、数多くの情報のインプットがあってこそ浮かんでくるものです。
つまりたくさんの学びや経験があってこそアイデアが生まれる訳で、ビジネス経験が乏しい人がアイデアを持っていること自体が、どちらかというと凄い事とも言えます。
とりあえず起業して、様々な経験を積んだ上で新事業として自分のアイデアで勝負する。
そこからでも全然遅くありません。
古今活躍されている経営者の立ち上げ時を調べてみると、こんな感じです。
- 自分のできる小さな事でチャレンジ
- 経験を積みながらたくさんの情報をインプット
- 満を持して壮大なアイデアを事業化
- それがヒットして会社の拡大
偉大な創業者たちも結構みんなこんな感じなんです。
有名企業も最初はできることをただやっていた。
例えば株式会社サイバーエージェントの藤田晋社長。
アメーバブログという事業をヒットさせていますが、最初は営業に強いという自身の強みを生かし、インターネット業界で営業の専門会社というざっくりとした会社を立ち上げ、知人の紹介で商品の代理店としてスタートを切っています。
その事業を通して利益を上げながらノウハウを蓄積し、そこから生じるアイデアをどんどん事業化して、その中にはアメーバブログのような会社を代表する事業を生み出しているのです。
このように藤田晋社長には壮大なビジョン持っていましたが、最初から大きなアイデアがあったわけではありません。
いち早く起業し、まず売上、利益を上げていく為に自分達のできることを行っています。
詳しくはぜひAmeba booksの「渋谷ではたらく社長の告白」をご覧ください。
他にはHPのロゴがついたPCで有名なヒューレット・パッカード。
今や業界最大手のグローバル企業ですが、
最初は大学の同級生二人が何もアイデアを持たないまま会社を立ち上げ、電気料金を支払えるようになりそうなことを手当たり次第やっていたというのがスタートです。
とりあえず金になりそうなことは何でもやったそうで、そこから成功と失敗を繰り返し、爆発的にヒットを生んだのは10年以上経過してからです。
そして今日のヒューレット・パッカードがあるのです。
目的を達成するためにアイデアは必要ない。
まずあなたが、アイデアもないのに何故起業しようと考えたのかを明確にする必要があります。
- お金を稼ぎたいから
- モテたいから
- 有名になりたいから
なんでもいいです。
ただそのどんな理由に対しても、最初から斬新なアイデアがなければ達成できないということはないです。
先程例として出させていただいた偉大な企業も最初はできることをひたすらやりながら成功と失敗を繰り返して現在があります。
であれば僕たちが最初から斬新なアイデアで、そのまま成功の道を突き進むということの方が考えにくいことですし、逆にアイデアがないからこそ臨機応変にビジネスを組み立てることができると言えます。
ビジネスは価値の提供であり、その対価が自分たちの費用を上回ることができれば利益となります。
そして利益を上げ続けていれば会社が倒産することはありません。まずは成功するために利益を上げ続けることを考えるべきで、そしてその考えを実施することこそが起業だといえます。
起業アイデアがないなら何をすべきか
ここからは起業アイデアがない人がやるべきことを考えていきます。
結論からお伝えすると、なんでもいいので小さな規模で副業から始めてみるのが良いです。
詳しく説明します。
いきなり独立する必要はない。副業からでもOK!
そうは言うけど得意な分野があるわけではないし、「起業しましょう」と言われても何をしていいかわからないと思われるかもしれません。
しかし今の時代はスマホも普及し、インターネットが一般的になっているからこそ一昔前に比べて世の中に価値提供することが容易になっています。
いきなりサラリーマンを辞めて独立ということをしなくても、副業として小さく始めて、徐々に規模を大きくしてから独立という事も普通にできます。
起業するためのビジネススキルを取得しようと考えた時、オンライン上のサービスを利用してビジネススキルを磨き、個人でそのスキルを使いビジネスをスタートすることも可能です。
スキルを取得しようとしたとき昔であれば学校に通わなければいけなかったことも、最近では通信教育でスキルを取得し、そのスキルを元に仕事に生かしている方はたくさんいます。
まずはできることから始め、徐々に拡大していく!
上記で説明したように、今回僕が提案したいのはこれ。
斬新なアイデアで一発勝負をかける起業ではなく、できるだけ小さく始めて徐々に規模を大きくし、その過程で得る知識やノウハウから生まれるアイデアを使ってビジネスの拡大を狙うという起業。
なんとなくイメージはできますね。
もっと具体的にどんなスキルを習得すればいいのか、小資金で儲かるビジネスのネタはなにかを解説します。
そこで今回は、斬新なアイデアは必要なく、小資金で儲かるビジネスのネタを3つ紹介します。
- プログラミング(WEB制作)
- ブログで起業
- インターネット通販で起業
【すぐにできる起業アイデア①】プログラミング(WEB製作)で起業
プログラミングというとアプリなどのシステムエンジニアを想像される方も多いと思いますが、僕がここでいうのはWEB製作を行うエンジニアです。
もちろんアプリの作成がやりたい人は学ぶのもOKですが結構難しいです。
- WEB製作で使用する言語は比較的簡単に習得できる
- クラウドソーシングサイトにWEB製作案件がたくさんある
- 経験を積みながら売り上げを上げていくことができる
また基礎知識を習得する上で、学習する土台がインターネット上にあり、独学で習得出来るという点も素晴らしいです。
プログラミング学習方法:TechAcademy
TechAcademy
動画学習といっても独学は苦手なんだよなーという方は「TechAcademy」を選んでおけば間違いないですね。
TechAcademyはオンラインでプログラミングを通信講座形式で学べるサービスです。
現役で活躍されているエンジニアの方が受講者一人一人に専属担当者としてつくのがポイント。
この専属担当者は現在実務としてバリバリ活躍されている方なので、情報の移り変わりの激しいプログラミングの世界でも最新の情報を提供してくれるのでだいぶ助かります。
プログラミングはわからないことがあれば調べて→解決。を繰り返さなければなりませんが、TechAcademyは土日祝日関係なく毎日チャットでの質問が可能。
新しく学ぶことは自分で調べて答えを導き出しても中々確信が持てないもの。
だからこそ明確な答えを教えてくれる専属担当者の存在はとても大きいです。
僕個人的にオススメな使い方としては、不明点がでたらまずチャットで質問します。
返信が来るまで時間がかかるので、その間に自分で調べ、自分なりの答えを用意します。
そして担当者の返信がきたら、それに合わせて答え合わせを行います。
これを繰り返すことで答えを導くための時間ロス、答えに確信が持てず起きる不安を解消し、圧倒的なスピードでのプログラミング学習が行えます。
学習を終えて仕事を受注するには
学習方法については上記に記載しましたが、では実際仕事をいただく為にまず行うことをお伝えします。
それはクラウドソーシングサイトで仕事を受注します。
学習を終えたといっても、まだまだ新人のプログラマーです。
どんどん経験をしどんどん技術を磨いていく必要があります。
なのでクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトに登録しどんどん業務をこなしていきましょう。
この時、単価が安くても自分のやりたい仕事をどんどんこなすでもいいのですが、まずは案件の価格相場をチェックしてから行うことをオススメします。
基本的にクラウドソーシングは全体的に単価が低めとなっております。
それはクラウドソーシングというサービスの性質上仕方のないことですが、その中でもかなり低い単価で仕事を受注している方がたくさんいらっしゃいます。
それは発注される側もどれくらいの相場かイマイチ分かっておらず、全体的に見て低い価格で募集をかけている案件に合わせて募集し、だめなら価格を上げていくのでそこに飛びつく人が増えてしまうことでその仕事の単価の相場が崩れてしまっているのです。
ですのでまずは全体的な単価を確認し、そのクラウドソーシングサイト上での相場観を認識して案件を探しましょう。
脱クラウドソーシング
先程も説明しましたが、クラウドソーシングサイトは仕事の単価が低めです。
勿論低い単価であっても駆け出しのエンジニアは案件を多数こなして成長していくことが必須ですが、いつまでも低い単価の仕事を受け続けるわけにはいきません。
そこでクラウドソーシングでスキルを高め、最低限の報酬を得つつ、クラウドソーシング外での仕事を受注していく必要があります。
自分で営業を行う
エンジニアが収入を上げようと思えば、スキルを上げる以上に大事なのが、単価の高い仕事を請けることです。
そこで重要になってくるのは営業力です。
営業と言われてびびる必要はありません。
クラウドソーシングを複数こなしてきたあなたは現在自分がどこまでできるのかという自己分析ができるはずです。
そして「ウェブ?全然わからん。ホームページもありません。」という中小企業の経営者はあなたが思っている以上に本当に多い。
それどころか「インターネット周りは全然わからないから1人雇うまでは考えないけどそこらへんを外注としてやってくれる人材いたらすごく助かる。」
このように考えている中小企業の社長は実に多いのです。
そのような社長の前にスキルを身に着けたあなたがいたら「ぜひ力を貸してほしい」と思っていただけるのです。
そのような中小企業の社長と出会うには、
- 経営者団体へ加入して出会う
- 人からの紹介
- ブログやSNSでの情報発信
- 紹介してくれた人から他の人を紹介してもらう
という流れを作っていければだいぶ安定していきます。
プログラミング起業によって得られるスキルと将来への展望
プログラミングを学べばPCに仕事を振るという思考がついてきます。
一般的な経営者はITでどこまでの仕事ができるのかを理解していない方が多いです。
そこで大きな差が生まれますし、それどころか理解していない経営者向けに
「人を雇用しなくても、こちらのシステムを使えば自動で仕事を行いますよ」
というツールを作成しマーケティングをすれば大きな売上を作ることができます。
プロダクトを作成する際は自分で作ることも可能ですし、他のエンジニアが作成するにしてもエンジニアの気持ちがわかっているので仕事を円滑に進めることが可能です。
実際知識がない人間がエンジニアに仕事を任せようとしても同じ言語レベルでコミュニケーションが取れないため、信頼関係を築くのに苦労することも多いのです。
以上の点を踏まえて起業のスタートにプログラミングを学習し、その技術で仕事をとることからスタートするというのは間違いないです。
【すぐにできる起業アイデア②】ブログで起業
「ブログで起業」と聞いて、えっ?と思う方も多いかもしれません。
しかし最近では最もポピュラーな起業方法といっても過言ではないです。
理由としては手軽に始められてリターンが大きいこと、サラリーマンをやりながらの副業として始められることが大きな理由です。
そして収益が大きくなり始めたタイミングで脱サラし専業として独立する方が多いです。
ですが、「ブログって趣味で行うものじゃないの?どうやって稼ぐの?」と仕組みがわからない方も多いですので、どのように収益が上がるのか説明します。
アフィリエイトで収益を上げる。
ブログで収益を上げるには、一言でいうとアフィリエイトで収益を上げるということです。
ではアフィリエイトとは何かというと成功報酬型の広告であり、例えばブログに訪れたユーザーが、そのブログに表示されていた広告をクリックするとブログ主に報酬が支払われるというシステムです。
- 掲載商品の購入で報酬が発生する成果報酬型
- 掲載広告のクリックで報酬が発生するクリック報酬型
- 掲載広告が読者に表示されて報酬を得るインプレッション型
の3つが収益源となります。
要はたくさんの読者を集めるブログに成長させ、そしてその読者をファンにし、信頼できるブロガーになることで報酬がどんどん上がっていくというのがブログビジネスです。
実践しながらWEBマーケティングを学べるブログビジネス
ブログというのは言ってしまえば自分が持っているメディアであり、そのメディアを周りに認知していただくためにはマーケティングスキルが必須です。
ただ漠然とマーケティングを学ぼうと思って書籍を購入して読んでみても、中々身につきませんがそれは実用性がないからです。
しかしブログという自分の資産があれば、それを成長させるためにあの手この手を使うことになります。
それこそがインターネット上で商品を販売するスキルの向上につながり、結果ブログでの収益を増やすという結果につながります。
ブログ=ファンに価値あるものを提供するビジネス。
ブログにアクセスを集めてファン化し信頼してもらうことで収益が上がっていくという話を先ほどしましたが、ブログの本来の目的は読者に対して、読者が読みたい情報を提供し喜んでもらうことです。
情報に価値があれば有料でも読んでみたいと感じるものです。
そしてその商品をアフィリエイトすることもできるし、自分で作り上げたコンテンツを販売してもいいわけです。
ブログビジネスは情報発信ビジネスとも言え、この自分のコンテンツを販売し顧客満足度を向上させることで売上だけでなく自身のブランディングにもつながります。
ブログだけにこだわらず他媒体を活用することで広がるビジネスの可能性。
ブログでアクセス数が集まっているということは、関心のある人が多い情報を提供できている可能性が高く、ブログだけでなくSNSやYOUTUBEを活用してもっとたくさんの方にリーチさせていくことが望ましいです。
独自のコンテンツを持っている場合twitterは相性がいいです。
twitterで情報発信を行ってフォロワーを増やし、例えばそこからブログやメルマガに誘導し独自のコンテンツを販売することもできますし、YOUTUBEも同様の流れを作ることができます。
twitterはNote販売の相性が抜群
Noteをご存じない方に説明させていただきます。
文章、音声、動画、画像など自分のコンテンツを気軽に投稿でき、無料もしくは有料で提供できる媒体です。
有料でというのがポイントで、例えば良質な記事ができ、これは有料で販売するくらい価値があると感じれば気軽に有料販売を行えます。
言ってみれば個人のWEB出版みたいなもので、それを気軽に行えるのがNoteなのです。
そしてtwitter上で公表されているNoteは読まれやすい風潮が出来上がっていますので、twitter上でユーザーが興味ありそうなものをコンテンツ化すれば需要が見込まれるなど相性がいいです。ぜひコンテンツ作りの参考にしてください。
コンテンツ作りをすると頭がよくなる。
何よりメリットなのが日々コンテンツ作りの為のネタ探しをしていると頭がよくなります。
単純に知識を増やす作業を行いコンテンツ作りでアウトプットするので情報が頭に定着します。
そこから新しいビジネスプランが浮かび新事業につながることがあります。
また質のいい情報発信をしていると、なぜか新たないい情報が入ってくる好循環が起きます。
以上の点踏まえてブログビジネスはビジネスの立ち上げとして最適です。
初期費用もサーバー代、ドメイン代、Wordpressにかかる費用くらいでかなりお手軽に始められるのに、育つと大きな収益をもたらしてくれます。
起業を考えていない方にも、将来資産になるという意味でもぜひ挑戦すべきです。
③インターネット通販で起業
ここ近年インターネット通販の市場はとても大きくなりました。
Amazon.co.jpはあなたも使用したことがあると思います。そんなAmazon.co.jpですが気軽に個人の方でも出店できるのです。ただ通販というと商品の発送はどうするのか、仕入れはどうするのか、疑問がわいてくると思います。そこで具体的に説明していきたいと思います。
Amazonの発送はAmazonがやってくれる。
AmazonにはFBA(フルフィルメント by Amazonの略語)という仕組みがあります。
このFBAとはAmazonの倉庫に商品を預けることができ、その後の受注、配送、一部カスタマーサービスをAmazonが代行して行ってくれるサービスで、自分側で行うことと言えば、商品を仕入れて、識別のバーコードを貼って、Amazonの倉庫に送るだけです。
手間がかからないとは言えませんが、人員が少ない起業時においても十分対応できる範囲の作業量でビジネスを行えます。
仕入れについて
仕入れ先についてですが、実績のない状態では中々いい取引先を見つけるのも困難な一面があります。
しかし信頼がなくても仕入れが容易に行える方法があります。
それがせどり(転売)です。
せどりとは簡単に言うと小売店で仕入れて小売店で販売するいわゆる転売です。
転売と聞くと少し嫌なイメージを持たれるかもしれませんが、安く仕入れて高く売るというどこのお店でも行っていることを小売店から仕入れて(購入して)Amazon.co.jpで販売に置き換えただけです。
これだけ聞くと本当にそんなので利益がでるのかよと思われるかもしれませんが、実際このせどりで稼いでいる個人や会社はたくさんありますし、結果もすぐ出るのでインターネット通販の入り口としてはとてもやりやすい事業です。
そして仕入れ先は国内の小売店だけではありません。視点を海外に移すとさらに利益を残せる商品が増えます。
eBay、Amazon.com(米国Amazon)という仕入れ先。
海外の仕入れ先は世界最大級のオークションサイトeBay、そしてアメリカのAmazonであるAmazon.comがあげられます。
これらのサイトとAmazon.co.jp(日本Amazon)で価格差がある商品をリサーチし儲かる商品をひたすら販売していくというビジネスです。
仕入れが安定してきたら販売先をAmazon.co.jpだけでなく、メルカリ、ヤフオクなどのC to Cプラットフォーム、無在庫で販売できアパレルに圧倒的に強いBUYMAなど増やしていき、事業規模が大きくなればYahoo!ショッピングや楽天市場とさらに増やしていくことで売上を拡大していけます。
ただその分手間もかかってくるので、その都度人材の確保などマネジメントスキルの向上やITシステムをうまく活用していくスキルが求められます。
自らがメーカーになる中国輸入ビジネス。
世界の工場中国。日本の小売店では中国製商品がたくさん販売されていますが、Amazon.co.jpも同様に中国製の商品がたくさん販売されています。
仕入れ先を中国に移すのは自然な考えといえるかもしれません。
そして中国からの仕入れもインターネットショッピングサイトを使用します。
中国最大のインターネットショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」で仕入れます。
ただ問題なのはタオバオでの仕入れは基本的に日本の消費者に対して直送してくれません。
そこで仕入れる際には輸入代行業者を使用します。
タオバオで購入したものを代行業者に集めて、検品後まとめた荷物を日本に発送してもらい輸入する形になります。
代行業者は、「中国輸入 代行業者」と検索するとたくさんヒットすると思います。
たくさんあるので中にはいい業者もあれば悪い業者もあります。こればっかりは評判を見て決めるということと、実際色んな業者を使用して、業者の対応を見ていいところを選ぶといったことが必要となります。
そしてこの中国輸入ビジネスの面白さはタオバオでの転売だけではなく、自身がメーカーとしてネット販売を行ったり、小売店に卸したりできるところにあります。
中国では小売店だけではなく工場もインターネット上に出店しており、それが「阿里巴巴1688.com(アリババ1688.com)」
こちらは中国の工場や代理店が商品を出品しておりそちらをロットで購入することができますが、交渉することでOEMでのオリジナル商品を生産することができます。
例えば、ある商品がAmazon.co.jpでとても売れているというデータがあります。
しかしお客様が記入したレビューを見ると不満もたくさんあるということが分かったとします。
その場合同じような商品を作っている工場を見つけコンタクトを取り、その不満を改善できる商品をOEM生産できないかと交渉します。
そして可能であればその商品を作成し自社のブランドとして販売したり、卸したりすることが可能です。
少なくともこの場合Amazon.co.jpで劣化版商品が売れているというデータがあるので、Amazon.co.jpでしっかりとした商品ページを作成できればたくさん販売することができます。
ただ注意点としてOEM生産はタオバオ転売と違って1個だけ購入ということはできなくて、基本的に多大なロットを要求されます。
生産前に手持ち資金と販売計画を立て、計画的に生産を行う必要があります。
質のいい工場を探しに現地に飛ぶ。
アリババ1688は非常に魅力的な仕入れ先ですが、一度サンプルを仕入れるなどして工場のクオリティを判断しなければいけません。
タイムロスでもありますし、ある程度確実に質のいい商品を仕入れるために中国現地の問屋街で仕入れの交渉を行うという方法があります。
例に挙げると世界最大の卸市場である福田市場がある義鳥があります。
義鳥は貿易の街として栄えており日本だけでなくたくさんの国の貿易会社が取引に訪れています。
先程あげた世界最大の卸市場「福田市場」は東京ドーム30個分の広さと約6万軒の店舗が並び、そのほとんどが工場の系列店舗です。
言ってみれば工場のショールームがずらーっと並ぶショールーム街といった感じです。
サンプルも店頭に置いてあるのでサンプルを仕入れなくてもある程度の品質をその場で確認できますし、ネットでの仕入れと違い人対人で人情味を持ってビジネスを行える点が醍醐味と言えます。
起業したての弱小企業でも日本未発売の最先端商品を販売できる!
起業したての僕たちは、国内で優良な仕入れ先を探そうとしても実績がないため中々難しいです。
しかし海外のメーカーは実績より僕たちの熱意を評価する傾向にあります。
理由としては日本という市場が彼らにとっては閉鎖的で入っていきにくいこと、その反面非常に魅力的な市場だからという理由があります。
勿論大手とつながっているようなメーカーと取引するのは難しいのですが、まだ大手とつながっているわけではなく、素晴らしいプロダクトを開発しているメーカーがたくさん集まる場所があります。それが海外展示会です。
中国の優良スタートアップ企業が集まる香港展示会。
海外展示会といってもアジアだけでなく、欧米、ヨーロッパなどありますがオススメなのは香港での展示会です
例えば「香港エレクトロニクスフェア」
中国の深圳を始め、複数の国のメーカーが出店している展示会です。
この展示会は主に最新の電化製品のお披露目場となっており、日本ではまだ販売されていないような最新のガジェットを作っているメーカーとつながれる場となっています。
最新の商品だけでなくAmazon.co.jpで物凄く売れている商品のメーカーであったり、そんな商品にさらに付加価値をつけた最新商品を扱うメーカーだったり、宝みたいな商品がずらーっと並んでいます。
そんな中からあなたが選んだメーカーと交渉してOEMであったり代理店の交渉を行い、うまくいけば自社で販売することができます。
そして先ほども説明したように交渉において重要なのは会社規模以上に僕たちの熱意が重要です。
実際に海外展示会は個人の方や会社員の副業の方もたくさん来られていて国内総代理店の権利を勝ち取っています。
クラウドファンディングを使って効率よくビジネスを
海外展示会に出展されているような日本未発売の最新商品はクラウドファンディングと相性が抜群です。
クラウドファンディングとは、インターネット上で資金調達を行う仕組みで、今回の事例で言うと「こんな最新商品を日本で販売したいので出資をお願いします」と募ることです。
最近では海外展示会で代理店契約をとった商品をクラウドファンディングで販売するのがブームになっていて、中には数千万円の出資金を集めるという事例もありかなり夢のある販売方法です。
その他クラウドファンディングの利点として、
- 日本で売れるかどうかのテストマーケティングになる
- 無在庫で行える
- 支援額が増えればそれがブランディングとなる
- 雑誌、テレビなどメディアに掲載され、それを見た業者から取引の依頼が来る
といった利点があります。
クラウドファンディングでも売上をあげられますが、その実績をもとに新しいマーケティングの展開に使うという意味合いで使うのがいいです。
また支援が集まらない場合は、需要がないと判断でき縮小させることもできます。
ヒット商品を生み出せばその1商品だけで大きく売り上げる会社の主力商品になる可能性も大きく夢のあるビジネスです。
最後に。
今回は起業に斬新なアイデアは必要なく、できることをやろうということ、そしてそのネタとなる3つのビジネスについて紹介しました。
この3つのビジネス以外にもできることはたくさんありますし、あなたが得意な分野でぜひチャレンジしていただきたいと思います。
そして経験を積めば、知識も増え斬新なアイデアが浮かぶことがあるかもしれません。
その時の為にしっかり実績を上げ資金を作る事、実績と資金があれば金融機関から融資を受けさらに大きいスケールでビジネスを行うことができます。
斬新なアイデアはその時まで必要ないです。今できることをやってしっかり稼ぐ、これを徹底して、いつかあなたの夢が叶うことを願っています。