- TOEICの参考書を選ぶ際のポイント
- TOEIC参考書の種類
- TOEIC600点未満におすすめの参考書10選
- TOEICはアプリでの学習もおすすめ
この記事を書いている僕は、英語講師として働いており、TOEICも900点を取得しています。
TOEICについては詳しいです。
僕の実体験に基づいて解説していきますので、3分ほどお付き合いください。
TOEICの参考書を選ぶ際のポイント
TOEICの参考書を選ぶ際には以下の点に気を付けましょう。
- 自分のレベルにあった参考書を選ぶ
- 使いやすい参考書を選ぶ
- シリーズ化されているものの方が良い
- 新しいものを選ぶ
- 単語帳・文法書・実践問題集を満遍なく揃える
- 直感で好きなものを選ぶ
それぞれ詳しくみていきましょう。
①自分のレベルにあった参考書を選ぶ
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの1つ目は、自分のレベルにあった参考書を選ぶことです。
TOEICは990点満点の試験です。
ですので様々な点数層に向けたTOEIC参考書が販売されています。
600点を目指すのか900点を目指すのか、自分の今のレベルがどれくらいなのかによって、適している参考書が異なります。
900点を目指したい人が600点向けの参考書を購入しても、簡単な問題ばかりで意味がありません。
600点レベルの人が、900点向けの参考書を購入しても全くわからないので意味がありません。
一見すると、自分よりも上のレベルの参考書を購入することはいいことのように思えます。
理由としては、難しい問題を解いて、その問題が解けるようになることで、自分のレベルも上がっていくからです。
確かに、難しい問題集を根気強く解き続ければ、自分のレベルは上がっていきます。
しかし、難しい問題を解き続けることは、モチベーションの観点から見ても難しいです。
難しい問題を解くということは、ほとんどの問題を間違えて、ほとんどの問題を復習しなければならないということです。
本気で復習をしようとすると、膨大な時間がかかってしまいます。
自分のレベルにあった参考書を購入しないと、損することになりますよ。
ただし、参考書にはどのレベル向けの参考書なのかが記載されていることがほとんどです。
TOEIC初心者向け、600点を目指す方向け、上級者向けというふうに記載されているので、自分に適したレベルの参考書を選ぶことはそこまで難しくはありませんよ。
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの1つ目は、自分のレベルにあった参考書を選ぶことです。
②使いやすい参考書を選ぶ
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの2つ目は、使いやすい参考書を選ぶことです。
TOEICの参考書は非常に種類が豊富ですので、使いやすいものから使いづらいものまで様々です。
また、あなたに取って使いやすいのか使いづらいのかという観点も大切ですよね。
使いやすさは人それぞれです。
英語を学習する際の、参考書の使いやすさを図る基準は様々です。
例えば、単語帳ですと単語の例文や類義語などがついているものの方が使いやすいですよね。
音源がついている単語帳がほとんどですが、古いものですと音源がCD版しかありません。
今時わざわざCDを入れるのは面倒ですし、パソコンにもCDプレイヤーがついていないものがほとんどですよね。
一方で、URLから音源をダウンロードできるような参考書も増えおり、そちらの方が使いやすいです。
また、一部を赤シートで隠せるものとそうでないものがあります。
解説が充実しているものと、簡潔にしか記載されていないものがあります。
解説に関しては、完全に個人の好みですよね。
参考書を選ぶ際は、これらの違いを踏まえた上で、実際にどれが自分にとって使いやすいのかを書店にて手にとって確かめてみるといいですよ。
自分にとって使いやすい参考書を使うのか、使いにくい参考書を使うのかによって、勉強の効率も大きく異なってきます。
勉強を効率よくそして心地よく進めていくためにも、使いやすい参考書を購入することは大切ですよ。
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの2つ目は、使いやすい参考書を選ぶことです。
③シリーズ化されているものの方が良い
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの3つ目は、シリーズ化されているものの方が良いです。
TOEICの参考書には、シリーズ化されているものが数多くあります。
例えば、同じシリーズで目標点数別に参考書を出していたり、パート別に参考書を出しているようなものです。
こういった参考書を使うことで、勉強の方法や手順を統一することができます。
新しい参考書を買うたびに、新しい勉強手順を考える必要がありません。
その分時間を節約できますし、どんどんその勉強法に慣れていけば、勉強効率はどんどん上がっていきます。
勉強をするときは、できるだけ無駄を省いて同じ手順と環境で勉強をするのが最も効率がいいです。
仕事など様々な場面でもルーティンワークは効率がいいと言われていますよね。
徹底して無駄を省いていくことで勉強効率を上げることができます。
TOEIC学習においても例外ではありません。
また、シリーズ化されている参考書を購入することで、参考書を選ぶための手間も省くことができます。
毎回書店に行って参考書を選ぶのは一苦労ですよね。
また、毎回確実に自分の思い通りの参考書を購入できるという保証はどこにもありません。
しかし、一度お気に入りの参考書を見つけてしまえば、あとはそのシリーズを購入するだけですので、手間がかかりません。
単語帳も文法書も実践問題集もシリーズ化されている参考書は数多く出版されています。
ですので、それぞれで自分のお気に入りの参考書シリーズを見つけて、揃えておくといいでhそう。
また、同じもので揃えた方が学習意欲やモチベーションも向上しますよね。
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの3つ目は、シリーズ化されているものの方が良いです。
④新しいものを選ぶ
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの4つ目は、新しいものを選ぶです。
TOEICの問題形式は、TOEIC開始当初から変わっていません。
しかし、TOEICの問題傾向などは年々少しずつ変わっています。
また、新しいものの方がこれまでのTOEIC対策の知識を踏襲しているので、より有益なTOEIC参考書となっていることの方が多いです。
そこまで大きな差はありませんが、最新版のTOEIC参考書を購入するのに越したことはありませんよ。
例えば、数年前に発売された参考書ですと、最近の傾向の中ではほとんど出題されないようなタイプの問題まで学習してしまうことになります。
英語力がつくという意味では問題ないのですが、TOEICで最短で点数を上げるためには、遠回りになってしまいますよね。
TOEICで高得点を取るためには、効率がいい方法で学習を進めていくことは不可欠です。
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの4つ目は、新しいものを選ぶです。
⑤単語帳・文法書・実践問題集を満遍なく揃える
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの5つ目は、単語帳・文法書・実践問題集を満遍なく揃えるです。
TOEIC対策を行うには、参考書といっても全部で3種類の参考書が必要になります。
その参考書とは、
- 単語帳
- 文法書
- 実践問題集
です。
どれか一つしか学習しないのであれば、TOEICで高得点を取ることは絶対に不可能です。
どれも満遍なく学習することで、TOEICで高得点を取ることができるようになります。
単語がわからなければ、そもそも文章を読むことができません。
TOEICは3択〜4択のマーク式の問題です。
単語が読めて、書かれてる内容が少しでもわかれば、そこから答えを推測して解答を導くことができます。
完全な答えはわからないとしても、絶対に違う選択肢を除外していけば、2択などに絞ることは十分に可能です。
そうすればTOEICでの点数も上がりますよね。
また、文法を学習することで文章をより詳細に読み解くことができるようになります。
単語だけですと文章の細かい部分までは読み解くことができません。
ですのでどうしても当てずっぽうの問題が増えてしまいます。
しかし文法を学習することでより確実に答えを見つけることができるようになりますよ。
また、実践問題を解くことで、実際の時間配分についても把握することができます。
TOEICにおいて時間配分はかなり重要です。
TOEICは時間との戦いと言っても過言ではありません。
毎回時間内に終わらずに、適当にマークをしたり、マークができないまま試験を終えている受験者を多く見かけます。
そうならないためにも、事前に本番形式の問題で練習しましょう。
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの5つ目は、単語帳・文法書・実践問題集を満遍なく揃えるです。
⑥直感で好きなものを選ぶ
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの6つ目は、直感で好きなものを選ぶです。
TOEICの参考書には、様々な選ぶためのポイントがあるということはすでに解説しました。
もちろんそれを参考にして参考書を購入することはTOEIC勉強においてはベストな選択肢です。
しかし、やはり自分が気に入ったもの、自分が好きなものでないと勉強は長続きしませんよね。
また、モチベーションも自分が好きな教材で学習するかどうかで変わってくるかと思います。
よく毎年はじめにお洒落な手帳を買う方がいますよね。
機能性だけでいえば他にも選択肢があるにもかかわらず、あえてそのお洒落な手帳を選んでいます。
しかしもしその方が、機能性だけでその手帳を選んでいたとしたら、そのかたはきっと途中で手帳を使用することをやめてしまっていたでしょう。
つまり、継続して続けるためには、機能や効率よりも重要なことがあるということです。
自分が好きなものでないと継続することはできません。
ですので機能性や効率などを重視しつつも、自分が好きだと思える参考書を選ぶべきです。
TOEICには数多くの参考書が出版されています。
種類も様々ですので、あなたにぴったりの参考書を探してみましょう。
また、勉強する場所などにもこだわりを持ってもいいかもしれません。
この場所に来れば絶対に集中できるという場所を作っておけば、そこにいくだけで勉強モードになることができますよね。
自宅の書斎やカフェ、コワーキングスペースなどを勉強場所として固定してみるのも一つの手です。
とにかく教材も場所も自分の好きな場所を選ぶことで、常に最高のパフォーマンスをはっきしながらTOEIC学習をすることができますよ。
TOEICの参考書を選ぶ際のポイントの6つ目は、直感で好きなものを選ぶです。
TOEIC参考書の種類
TOEICの参考書には以下のような種類があります。
- 単語帳
- 文法書
- 実践問題集
それぞれ詳しくみていきましょう。
①単語帳
TOEIC参考書の1つ目は、単語帳です。
単語帳は、学習者のレベルごとに別れて販売されています。
具体的には、TOEIC初心者向け・600点向け・700点向けと言った具合です。
ですので自分にあった単語帳を選ぶようにしましょう。
また、単語帳を使っての学習は、TOEIC対策を行う際に一番最初に行って欲しい学習です。
理由としては、TOEICにおいては単語が最も重要だからです。
TOEICは3〜4択のマーク式の試験です。
もちろん明確な答えを導き出すことが大切なのですが、TOEICでは全問で明確な答えが出せるというわけではありません。
中には、明確な答えが出せずに、2択に絞るなどして勘で答えを探し当てなければならない時もあります。
2択に絞れれば、明確な答えがわからなかったとしても、2分の1の確率で正解することができます。
単語が分かれば文章の大まかな内容を掴むことができるので、このような手法を取ることができるようになります。
また、TOEICで単語を覚えるときには、英→日の和訳だけを覚えればいいです。
理由としては、TOEICでは問題が全て英語だからです。
つまり、「この単語を英語にしなさい」のような問題はでないということです。
TOEICの学習でよく単語を和訳と英訳の両方で覚えようとしている方がいます。
英語力を身に付けるという点においてはいいかもしれません。
しかし、TOEICで高得点を取るということに関しては、遠回りになってしまいますよ。
英訳を覚える必要がないということは、綴りも覚える必要がないということです。
綴りを覚える時間を短縮することができれば、勉強時間をかなり短縮することができますし、他のTOEIC対策により多くの時間を使うことができるようになります。
TOEIC参考書の1つ目は、単語帳です。
②文法書
TOEIC参考書の2つ目は、文法書です。
TOEICでは中学〜高校レベルの文法が必要とされます。
ですので、すでに中学〜高校レベルの文法をマスターしているという方は、文法に関してはそこまで時間をかけて学習する必要はないのかもしれません。
しかし、完璧に中学〜高校の文法をマスターしているという方は少ないです。
ですので、1から勉強し直す必要はないとしても、自分が忘れている箇所だけ学習するなどして、文法を復習し直しましょう。
1度中学か高校で学習したことがある内容ですので、簡単に思い出すことができますよ。
文法をマスターすることができると、TOEICの英文のほとんどを理解することができるようになります。
単語をマスターすることで文章の大まかな流れを掴むことができます。
そして単語に文法の知識を加えることで、文章をより詳細に理解することができるようになります。
TOEIC参考書の2つ目は、文法書です。
③実践問題集
TOEIC参考書の3つ目は、実践問題集です。
実践問題集を解くことで、これまでに身につけた単語や文法のスキルの総復習ができます。
実践問題集を解いて間違えた問題を復習してマスターしていくことで、確実に点数アップにつなげることができますよ。
また、実践問題集では本番と同じように一気に問題を解くことができます。
TOEICでは、時間配分が大切です。
実践問題集を解くことで、本番での時間配分の感覚を掴むことができますよ。
TOEIC参考書の3つ目は、実践問題集です。
TOEIC600点未満におすすめの参考書10選
TOEIC600点未満の方、つまりTOEIC初心者の方におすすめの参考書10選を解説いたします。
TOEICは、
- 単語
- 文法
- 実践問題
の順番で学習するのが最も効率的です。
ですので上記の順番で参考書を紹介していきますね。
TOEIC600点未満におすすめの単語帳
①TOEIC L&R 出る単特急 銀のフレーズ(TOEIC TEST 特急シリーズ)
TOEIC単語帳の定番、特急シリーズです。
特急シリーズには、金のフレーズや銀のフレーズがあり、銀のフレーズの方がより基礎的な内容をカバーしています。
とりあえず単語帳で迷ったらこの単語帳を購入しておけば間違いないです。
②世界一わかりやすいTOEICテストの英単語
こちらの単語帳は、スタディサプリの講師としてもおなじみの関先生が執筆した単語帳です。
関先生の講義の特徴といえば、なんと言っても圧倒的な分かりやすさです。
ただただ暗記するのは苦手、物語やストーリーと関連付けて単語を覚えたいという方にはおすすめの単語帳です。
③TOEIC TEST 英単語 出るとこだけ
出るとこだけシリーズの単語帳です。
こちらの単語帳は、TOEICで最低限必要な単語だけを集めた単語帳です。
ですのでどちらかといえばTOEIC初心者向けの単語帳となっています。
英語が苦手、自信がないという方がまず挑戦してみるべき単語帳です。
TOEIC600点未満におすすめの文法書
④1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
単語帳と同じく、特急シリーズの1冊です。
特急シリーズの特徴は、シンプルさです。
無駄がなく、何を学習すればいいのかが明確なので、勉強しやすいです。
また、ポケットサイズですので持ち運びにも便利です。
また、場所も取りませんし、少しでも時間があれば、カバンから出して学習することができます。
⑤TOEIC L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
こちらの文法書は、TOEIC完全初心者からでも学習できる参考書になっています。
文法は中学・高校で一通り習っているはずなのですが、中学・高校の内容をほとんど忘れてしまったという方には、おすすめの参考書です。
⑥TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ
出るとこだけシリーズの文法書です。
単語帳とシリーズで揃えて利用するのもいいかと思います。
また、とりあえず最初は最低限の文法だけ身につけたいという方にもおすすめの参考書です。
TOEIC600点未満におすすめの実践問題集
⑦公式TOEIC Listening & Reading 問題集1〜
こちらは、TOEIC公式が出している実践問題集になります。
ですので最も本番に近い問題を解くことができます。
1冊3000円で実践問題2回分、つまり400問が収録されています。
TOEIC公式が出している参考書は、この実践問題集だけです。
⑧TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問
こちらの参考書では、合計600問という問題数を収録しています。
実践問題集は、問題の収録数が少ない傾向にあるので、600問も収録されているのはありがたいですよね。
⑨はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート総合対策
こちらの実践問題集は、比較的簡単な問題だけで構成された問題集になります。
ですのでTOEIC初心者にはおすすめの問題集です。
⑩はじめて受けるTOEIC L&Rテスト 全パート完全攻略
こちらの問題集も上記の問題集と同じく、簡単な問題を中心に構成された問題集です。
ですのでTOEIC初心者の方にはおすすめの1冊です。
TOEIC初心者の方は、まずはこの問題集か上記の問題集のどちらかを購入するといいでしょう。
TOEICはアプリでの学習もおすすめ
TOEICは参考書での学習もいいですが、アプリでの学習がおすすめです。
理由としては以下の通りです。
- どこでも学習できる
- コスパがいい
アプリですと、スマホさえあればどこでも場所を問わずに学習することができます。
TOEICを学習する学生や社会人に取って勉強時間を確保することはなかなか大変ですよね。
学校や仕事が終わって家に帰ってからの時間があるという意見があるかもしれませんが、疲れていて長続きしないというのが現状です。
しかしアプリですと電車の中など、今までは何もせずに過ごしていた時間が勉強時間に早変わりです。
また、参考書でTOEIC対策に必要な教材を全て揃えようとすると、数万円というお金が必要になります。
しかしアプリですと月額こそかかりますが、低価格で充実した教材を使って学習することができますよ。
アプリの中でもスタディサプリというアプリがおすすめです。
詳しくは下記の記事で詳しく解説しているので、興味がある方は合わせてご覧ください。
まとめ
以上、TOEICのおすすめ参考書10選について解説いたしました。
TOEIC学習をするには、自分にあった参考書を選ぶことが最も大切です。
また、TOEIC学習はアプリでの学習もおすすめです。
時間が確保できない、効率よく学習したいという方は、アプリでの学習も検討してみてください。
今回は以上になります。