毎日残業して働いているけどこれって普通ですか?
残業が当たり前な企業はおかしいです。
なぜ、残業がなくならないのか、残業体質な会社から抜け出す方法を考えてみます。
「残業こそ美徳!」と考えている企業が多いですよね。
あなたも定時になったから上がろうとしたときに、仕事を依頼された経験がありますよね。
では、なぜ残業するのが当たり前という考え方が消えないのでしょうか。
この記事では、残業が当たり前と思っている企業がおかしい理由と、残業体質から抜け出す方法を具体的に解説します。
- なぜ残業が当たり前と思っている企業がおかしいのか
- 残業体質は自分にも要因があるのかも
- 残業が美徳と考えている企業から抜け出す方法
結論からお伝えすると、他人を変えるのは難しいので転職して環境を変えるのが一番です。
転職エージェントなら「残業なし」の会社の求人をたくさん紹介してくれます。
おすすめはマイナビエージェントです。
なぜ残業が当たり前と思っている企業がおかしいのか
なぜ残業をすることが当たり前と思っている企業がおかしいのか。
おもな理由は大きく3つあります。
- 会社が給料を残業込みで提示している
- 残業しない終わらない量の仕事がある
- 長時間労働が美徳と考えられている
詳しく解説していきますね。
給料を残業込みで提示していることが多い
求人票を見るときに最初に見る項目が給料です。
どの求人票も月給13~25万円の間で記載されていることがほとんどでしょう。
給料がそのまま手取りで受け取れると勘違いしている方も多いです。
実際には、各種手当、残業代、税金が差し引かれていき、手元に残るのは求人票の提示金額から5万円くらい差し引かれた金額です。
求人票を出す側も、残業のことを触れずに書くかを考えています。
残業をやらされる前提で入社してくる社員はいないからです。
求人票を見るときは、給料を見たあとに残業代込みでの金額なのか、あるとしたら確実に残業代が出るところかどうかを確認するようにしましょう。
残業込みで給料設定することを「固定残業」と言います。みなし残業手当や「営業手当」なども実質的には固定残業代です。
固定残業制度を導入している企業の場合、求人票に「固定残業制度である旨、固定残業時間、固定残業手当の金額」の3点が書かれていない場合は取締りを受けるべき会社となります。
ちなみに固定残業制度だからといって、「サービス残業」をして良い理由にはなりません。
固定残業が40時間で、45時間働いたら5時間の超過分を払う義務が会社にはあります。
【参考】厚生労働省|みなし残業
残業しないと終わらない量の仕事がある
残業が当たり前になってるおかしな会社の特徴として、「膨大な仕事量」を社員にしいている場合があります。
実際、某○通さんで不幸な事件もありました。
残業しないと終わらない仕事の量に疲れてしまい、心が病んでしまう人は多いです。
- 残業が多い
- 睡眠時間が取れない
- 疲れが取れない
- 仕事のパフォーマンスが落ちる
- 仕事が溜まる
- 次の仕事がやってくる
- 残業する
これの繰り返しでは疲れちゃいますね。
まずはこのループから抜け出していく必要があります。
長時間労働が美徳と考えられている
50~60代の団塊世代と呼ばれている人たちは、長時間労働が美徳だと考えています。
よく分からない美徳を持っている人たちが会社の役職についているため、長時間労働がなくならない会社があるのです。
長時間労働の枠組みに入ると、生産性度外視で働いていればいいという考え方になりやすいです。
仕事ができる人なら、仕事が苦手な人と一緒にいることで自分だけ仕事を任せられて不快に思います。
すると、周りに合わせて仕事をしていればうまくサボれると考えるようになっていくのです。
長時間労働が美徳だと考えられている会社にいるなら、生産性を重視している会社へ転職を考えてみてください。
残業が当たり前になっているのは自分のせい?
残業が当たり前な企業は明らかにおかしい会社です。
一方で残業が当たり前になってしまっているのは自分が要因という可能性もあります。
- 自分のスキルが低くて仕事が終わらない
- 残業しないと生活できない低い給料で働いている
自分のスキルが低くて仕事が終わらない
残業が当たり前になっているのは、自分のスキルが低いから仕事が終わらないというパターンも考えられます。
その場合は自分のスキルアップをしていくことで解決ができる問題です。
社会人の平均勉強時間は1日あたり6分と言われています。
それくらい社会人になると自分のスキルアップに労力やコストをかけていないんです。
自分のスキルアップをしないという負の遺産が積み重なって残業につながるケースは多いです。
現在はオンラインスクールなどが増えており、忙しい社会人がスキマ時間でスキルアップできる環境が整っています。
学習方法のアイデアはいろいろありますがやるかやらないかは自分次第。
オンライン学習でスキルアップをしてみてはいかがでしょうか。
残業しないと生活できない低い給料で働いている
「残業しないと今月の支払いが・・・。」
こんな人もいるかと思います。
残業したくて残業している人はいませんし、1日10時間以上もかけて終わらない仕事をやらせている会社もおかしいです。
しかし、残念ながら残業しないとふつうの生活が送れない給料しか出していない会社に所属してしまっているのは自分なんです。
できることなら働きたくないと、誰でも考えています。
給料が低いなら給料が高い会社に転職しましょう。
もちろんその場合はスキルアップは欠かせません。
何か一つでも、実用的なスキルがあるだけで、転職は簡単になります。
「残業で稼ぐ」という考え方が終わっている
残業が当たり前の会社で働いている人の中には「残業で稼ぐ」という考え方になってしまう人がいます。
その理由として、残業代がなければ生活が大変になってしまうからです。
働き方改革で残業が”できなくなった”人が多数
近年、政府主導で働き方改革が進められています。
残業が当たり前になっている会社は変革が求められますが、「残業で稼いできた」人にも変革が求められています。
いままで月残業80時間やっていた人が、40時間までしか残業できなくなったとしましょう。
単純計算で手当が半分になってしまい、生活が圧迫されてしまいます。
この影響を受けて「残業できなくなった」と発言している人を見かけますが、この考え方はかなりヤバイです。
残業で稼ぐのはコスパが悪い
「残業できなくなった」という人は残業手当は割増だからお得だと考える人がいます。
会社に居残り続けるだけで25%割増の手当がもらえるからコスパが良いと思う人もいます。
しかし本当にそうでしょうか。
具体例で考えてみましょう。
基本給 | 月20万円 |
---|---|
月勤務日数 | 21日 |
月残業時間 | 40時間 |
残業手当 | 約59523円 |
残業の時給 | 約時給1488円 |
月額報酬 | 月25万9523円 |
基本給が20万円の人の残業中の時給は1488円程度です。
アルバイトよりは高いかもしれませんね。
しかし、時給1500円程度であれば副業をした方が全然稼げます。
月の残業時間40時間を副業に当てれば、月10万円くらいは簡単に稼げます。
残業で稼ぐより副業の方がコスパが良い
残業時間で稼ぐのは「労働集約型」の稼ぎ方です。
いわゆる働いた分がお金になる働き方ですね。
つまり、働かない時間はお金にならないのです。
しかし、副業などで自分のビジネスを作ることで最初こそ稼ぐのに苦労しますが、だんだんと働かなくても収益が上がっていく仕組みを作ることも可能です。
例としてはブログやアフィリエイトでしょう。
毎日1記事書けば、月40時間で40本の記事がリリースできますね。
半年で240本程度となり、その頃には毎月5万円〜10万円が副収入として入ってくるようになります。
残業の場合、残業しなくなれば残業代はもらえなくなりますが、ブログアフィリエイトの場合は「ストック型」で毎月お金を稼ぎ続けてくれるので、多少手を止めても収益は発生し続けます。
副業はブログアフィリエイトだけではなく、様々な方法があります。
自分にあった副業を探すなら、下記の記事をご覧ください。
残業が当たり前な企業から抜け出す方法
残業が当たり前な環境から抜け出す方法について考えてみます。
おもな方法は大きく2つあります。
- 上司に相談してみる
- 転職する
詳しく解説していきますね。
上司に相談してみる
残業をさせられる企業から抜け出したい、といってもすぐには決断が難しいですよね。
やっとの思いで就職できた会社が、残業することが常識だと考えていることもあるでしょう。
まずは、上司に相談してみましょう。
仕事の愚痴は言いますが、改善策を提案する人はごく少数です。
改善案を提出するだけでも上司の印象に残ります。
急に年間休日を増やすことは無理なので、どうすれば有給取得率を増やせるか、指定された時間内で生産性を保てるかを提案してみましょう。
部署内で会議をして実行するだけでも、残業時間が減らせるでしょう。
転職する
あなたがいまの会社で働きたいという気持ちがなければ、すぐにでも転職しましょう。
この会社で働き続けたい、会社を変えたいと思っているなら、上司に相談するのもアリです。
いまの会社の上司があなたの相談に乗ってくれて、提案を前向きに検討してくれるのであれば、徐々に残業をなくしていけるでしょう。
しかし、あなたがいまの会社で働き続けたいと思っていなければ、時間がもったいないです。
いまの会社よりも残業時間が少ない会社は、探せばいくらでも見つかります。
転職することが難しい時代ではなく、提案の仕方、会社と合わない人が増えているだけです。
転職の専門家にも相談して、定時帰社が当たり前の会社へ転職しましょう。