スキルアップを図りたいですが何から始めたらいいですか?
正直、自分にはスキルがありません。それでもスキルアップはできますか?
この悩みを解決します。
ある程度会社で業務にも慣れてくれば、次なるステップアップを考える人は非常に多いのではないでしょうか。
なぜなら、5年後10年後には自分自身を成長させて、昇給や昇格、または転職で最高の条件を目指したいからです。
しかし、実際に将来に役立つスキルアップをしようと思っても、何をするべきなのかを解らないのが本音と言えるところ。
そこで今回は、どんな落ちこぼれでもスキルアップを図るための方法についてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもスキルアップとは何を意味するの?
よくスキルアップと耳にするけれど、具体的に何を意味するのかを説明できる人は非常に少ないのではないでしょうか。
まずは、スキルアップとはいったいどういう意味なのかを理解するべきです。
スキルアップとは、自分自身が持っている能力をさらに向上させることを表します。
能力と言うのは、今持っているものをさらに磨き上げるのもそうですが、全く未知の能力を開花させるのもスキルアップの一つと言えます。
- 今のスキルを伸ばす
- 新しいスキルを身につける
人間誰しもが、毎日何も考えず楽に生きていきたいものです。
しかし何も考えずに惰性で生きていると、人としてまったく成長しないため現状維持、もしくはそれ以下になってしまうというわけです。
社会人であるなら、いつかは誰かに認められたいという思いがあるはずです。
そんなときにスキルアップのための努力をすれば、今までの自分とは違う素晴らしい未来が待っている可能性があります。
スキルアップと同時にキャリアアップもできれば、給料のアップも昇格も見込めるでしょう。
スキルアップをするために絶対必要な要素
スキルアップとひとくちに言っても、何をどうすればいいのかを非常に迷われるのではないでしょうか。
スキルアップをするために絶対に必要な要素を解説します。
- 対人スキル:コミュニケーション力を高める
- 論理スキル:物事を的確に解りやすく伝える力を身につける
- 率先スキル:言われる前に動けるなろう
- 貴重スキル:難易度の高い資格を取る
- 生産スキル:モノづくりができるようになる
- 人材スキル:転職して会社に求められる人材になる
詳しく解説します。
コミュニケーション力を高める
学生のときは学力重視でしたが、社会人になればコミュニケーション力がより重要視されます。
なぜなら会社に属している以上、誰かと会話をして仕事をしていく必要があるからです。
いくら頭が良くても、コミュニケーション力が不足していては非常に問題と言えます。
逆に、ものすごく頭が悪かったとしてもコミュニケーション力がとてつもなく高ければ、評価される可能性が高くなります。
ですからまずは、社内はもちろん社外の人間とも良好な人間関係を築かないといけません。
まず、コミュニケーション力の基礎中の基礎でもあるホウレンソウを徹底することからはじめましょう。
このホウレンソウとは、報告・連絡・相談の略を意味します。
今までの行動を思い返してみてください。
なにかあるたびに、上司へ報告や連絡、相談をしていましたでしょうか。
きっと面倒だからとか、怒られるのが嫌だからと言ってホウレンソウをしなかったことがたくさんあるのではないでしょうか。
とくに大きな問題などが起きて隠してしまうと、あとあと面倒なことになってしまう可能性があります。
ですから、どんなことでも最初はホウレンソウを徹底するべきと言えます。
また、今後のスキルアップのことも考え、ホウレンソウを徹底したときの上司の反応をチェックしておきましょう。
その経験は、かならず将来で活用できます。
物事を的確に解りやすく伝える力を身につける
仕事をしている以上、だれもが時間に追われているはずです。
そのなかで社内の人間や外部のお客様に、1分で説明できることを10分もかけてすべて伝えた場合、聞いている側としては何を伝えたいのかが解らなくなってしまいます。
だからこそ、物事を的確に解りやすく伝えることが重要です。
つまり、無意識に思っていることを話すのではなく、どう話せば伝わるのか、納得してくれるのかを常日頃から考えておくべきと言えます。
言われて動くのではなく言われる前に動けるような人になろう
社会人になると、先輩や上司からの指示がないと動けない人がいるのが事実です。
学生の頃は指示をされることがなかったために、社会人になると何をするべきなのかを迷ってしまうからです。
しかし、いつまでも先輩や上司のコマのままではスキルアップをすることはできません。
いかに自分で考え、目の前の問題に対してどう解決できるのかを考えるべきです。
また考えた結果、行動して失敗しそう、大丈夫かななんて自信がないのであればすぐに上司や先輩に相談をすれば評価も高まることでしょう。
常に待ちではなく、自ら行動をすることでスキルアップを図ることができるというわけです。
スキルアップの定番!資格取得を目指す
コミュニケーション力や行動に関して言えば、なかなか自分が思うようにいかないのが現状です。
しかもやっていることが正しいのかどうかも解りづらいため、スキルアップと言うには不確かな可能性もあります。
そこで、スキルアップの定番の資格取得を目指すべきではないでしょうか。
どんな資格でも、取得するというゴールが見えていますし、なにより資格取得をしたことで確実にスキルアップを実現できます。
とくに勤めている会社や職種に関連するような資格であれば、より一層いいのではないでしょうか。
経理職であれば、簿記や会計の資格を。
営業職であれば、ビジネス系の資格がおすすめです。
また、だれでも取得できるような資格ではなく、ある程度難易度が高い資格を取得することがとても重要です。
仮に合格率が100%の資格を取得したとしても、そこに価値を見いだすのは非常に難しいのではないでしょうか。
とは言え、合格率が一桁台の資格は半年や1年勉強したくらいでは取得できないため、合格率が20%程度の資格取得を目指してみるべきです。
自分でサービスやモノづくりができるようになる
スキルアップを図りたいなら、自分で何かを作れるようになってしまうのが早いです。
- 音楽を作ってみる
- 英語会話をしてみる
- 動画編集をしてみる
- コンサルをしてみる
- イラストを書いてみる
- アプリを自作してみる
- WEBサイトを作ってみる
- オリジナルアクセサリーを作ってみる
嬉しいことに現在はオンラインで新しいスキルを身につけられるサービスやスクールが豊富です。
得意なことがあるなら、そのスキルを販売することも簡単にできます。
勉強もいいですが、スキルアップの近道は「とりあえずやってみる」ことです。
とりあえず始めて、やっていくうちにできないことや知らないことに遭遇します。
その一つ一つの問題を解決していくことで自然とスキルアップしていくことができます。
スキルアップをするためには転職も検討しよう
同じ会社に定年まで勤めるのは、非常に素晴らしいことです。
しかし、たった1社しか勤めていないとそこでやってきたことしかできませんし、何よりやってきたことが全て正しいと思ってしまいがちです。
いざ転職をしたときに、今までやってきたことが通用しなくなって自信をなくすというわけです。
ですから、スキルアップを図るのであれば転職も検討するべきと言えます。
前職の経験を活かしつつも、転職先の会社で新たな知識を加えることで、より一層スキルアップを図ることができます。
また、同じ業種や職種に転職するのではなく、全く未経験の業種や職種にチャレンジしてみることも大切です。
たとえば、今までは営業職しかできなかったのに転職してWebデザイナーになったとしたらどうでしょうか。
将来的には、営業もできてデザインもできる貴重な人材になれる可能性があります。
仮に、営業職しかやってこなかったのであれば、今後もそれしかできなくなってしまいます。
このように、常識にとらわれることなくさまざまなチャンレンジをしていくことで、手に入れることができなかったスキルアップを図ることができるでしょう。
スキルアップを図る具体的な方法まとめ
スキルアップを図るというのはそう簡単にはできませんが、しっかり目標をたてなぜそれをやらないといけないのかを考えておくことで少しずつ実現します。
それはたとえ、どんな落ちこぼれだったとしてもです。
逆に、何も考えず目標ももたず、上司の言いなりになると10年後も20年後も何も変わりません。
永久に落ちこぼれのままです。
ですから1年後、2年後には想像もできない立派な社会人になりたいのであれば、スキルアップを図れるように常日頃から努力しましょう。