転職活動を始めると、職務経歴書の作成が必要になります。
初めての転職活動の場合には、何を書いたら良いか迷う方も多いでしょう。
フォーマットはインターネット上にありますが、それを真似しただけでは人事担当者にアピールするのは難しいのが現実。
どんな職務経歴書を書いたら人事担当者にアピールできるのでしょうか。
今回は、人事担当者にアピールできる職務経歴書の書き方について紹介します。
人事担当者が職務経歴書を重視する理由
人事担当者が応募書類を見る際には、履歴書よりも職務経歴書をよくチェックします。
それは、履歴書では応募者がどんなことをしてきたのかがわからないためです。
履歴書からは、
- 写真
- 学歴
- 簡単な職歴(どんな会社にどれくらいの期間いたか)
- 資格
- 通勤時間
のような簡単なものしか把握できません。
そのため、人事担当者は履歴書だけで書類選考を行うのは難しいというのが本音。
一方職務経歴書では、
- 職務の要約
- いつどんな業務でどのような成果を出したか
- 職務上のポジション
などを把握することができます。
このような点が把握できると、「会社で応募しているポジションに合うのか」、「業務内容が合うのか」という点を把握しやすくなります。
以上のことから、人事担当者は職務経歴書を通して「会社で活躍できる人材か」を判断しているといえるでしょう。
人事にアピールできる職務経歴書を作るには
先程も紹介した通り、職務経歴書は人事担当者がよくチェックしているもの。
そのため、書き方にもこだわりたいものです。
ここでは、人事担当者にアピールできる職務経歴書の書き方を紹介していきます。
自分の言葉で書くことが大切
「職務経歴書 フォーマット」などと検索すると、転職情報サイトのフォーマットがたくさん出てきます。
会社から指定がなければ、どのフォーマットを使っても構いません。
フォーマットよりも大切なのは、中身を充実させるということ。
ネット上の言葉や例文を拾い集めて作った職務経歴書は、書類選考で見破られます。
また、見破れなかったとしても担当者の心には響きません。
会社でどんなことをしてきたのかをもう一度整理しましょう。
自分が達成したことを書き出すと、自分の言葉で職務経歴書を作ることができます。
客観的事実を示す
箇条書きなどで自分の達成したことを書き出したら、それに客観的な事実を付け加えていきましょう。
客観的に書くためには、数値で表すのが一番。
売上に貢献していたことを示すなら、何割増になったのか。
大きな事業を動かしていたのなら、何円規模のものなのか。
これを書き足すだけで、人事担当者にアピールすることができます。
「今まで具体的な成果がこれくらい出ているから、自社でも期待できるな」と人事担当者に思ってもらえることがコツです。
また、業務によっては数値で表せない場合もあるでしょう。
その場合でも、客観的に書くようにすることをおすすめします。
大切なのは、職務経歴書で「転職後にどんな活躍ができるか」をアピールすること。
自分の業務内容を社外から見た視点で書いていくと、人事担当者も理解しやすくなるでしょう。
職務要約を書くのに時間かけよう
職務経歴書が一通り書き終わると、職務要約を書くことになるでしょう。
この職務要約は、職務経歴書の中で要となります。
それは、人事担当者が一番に確認するところだからです。
文字数の指定はありませんが、多くでも300字を超えないようにすることをおすすめします。
あまり長すぎると、最後まで読んでもらえない可能性もあるからです。
要約の中では、自分がアピールしたい点を中心に書くようにしましょう。
今までの仕事で何をして、どんな成果をあげてきたのかを客観的に示します。
要約の最後には、今までの実績や努力をいかして、応募先でどのようなことをしたいかを書くことをおすすめします。
そうすることで、職歴と志望動機の橋渡しをすることができ説得力が増すからです。
まとめ
今回は、人事担当者に刺さる「職務経歴書」を書くためのポイントを紹介しました。
自分の行ってきたことを自分なりの言葉で書くことが一番のポイント。
そこを基本として作成を進めていくと、人事担当者にアピールをすることができるでしょう。
迷ったら上記のポイントを参考にしながら書き進めてくだい。