後から入社してきた社員や後輩たちの方が給料高いんだけど。
私の方が長く働いているのに給料が安いってどうなってんの?
給料あげろ!抗議してやる!
今日はこんな悩みにお答えします。
自分の方が長く勤めて会社に貢献しているのに、つい最近入ってきたばかりの新人の方が給料が高くて落ち込む時ありますよね。
今回は元人事コンサル経験から「企業のホンネ」を晒しつつ「あなたがやるべきこと」を解説します。
結論からお伝えすると、もしかしたらあなたは「給料の決まり方」を誤解しているかも。
- 既存スタッフよりも新人の給料が高くなる原因
- 給料の決め方に関する企業のホンネ
- 抗議して給料を上げてもらえるのか
- あなたの収入を上げる方法
上記について解説していきます。
既存スタッフよりも新人の給料が高くなる原因
後から入ってきた新人さんや後輩、新入社員の方が給料が高いのはよくあることです。
自分の方が長く働いて会社に貢献してきたのになんで?と思う気持ちもわかります。
後から入ってくる人の方が給料が高いのは「1つの誤解」と「2つの理由」があるからです。
- 誤解:給料は勤続年数で決まるわけではない
- 理由①新入社員が優秀な人材だったから
- 理由②平均給与が上がったことによる調整
詳しく解説します。
給料の決まり方は「勤続年数」ではない
自分の方が前から会社に勤めているんだから、給料を上げてくれと言いたくなりますよね。
でも残念ながら現実はコレです。
- 給料は入社した時に決まる
- 昇給するかどうかはほぼ最初に決まってる
つまり、給料があがるかどうかに「勤続年数」はほぼ関係ないんですよね。
年功序列の大企業や、昇給規定に毎年昇給すると決めている会社を除きますが。
実は採用の世界では「座った席で給料が決まる」とまで言われているくらいです。
つまり、入社した時の「あなたの市場価値」や「会社の人件費予算」でだいたい給料は決まっちゃうんです。
これが多くの悩める社員やパートさんたちの誤解かもしれません。
新人の給料の方が高いパターン①優秀な人材だから
自分より後から入ってきた新人の方が給料が高いのは、その人材が優秀な可能性があります。
- 会社が欲しいスキルを持っている
- 仕事に使える資格を持っている
- ヘッドハンティングで採用した
- 年齢が高く経験が豊富
- 高学歴でキャリアアップを想定している
- 実力者が転職してきた
当然のことですが、企業は優秀な人材を欲しがります。
優秀な人材を獲得するためには費用を惜しまないことが多いですし、少しでもスキルのある人には給料を出したいと思っています。
後から入ってきた新人が優秀な人材なら、自分の方が給料が安いことも受け入れる必要があります。
新人の給料の方が高いパターン②平均給与が上がったことによる調整
自分より後から入社したスタッフの給料の方が高いもう一つの理由は、世の中の平均給料が上がっていることです。
- 最低賃金UPによる調整
- 世の中の平均賃金に合わせて調整
- 採用難のため、募集時給料を上げた
現在、最低賃金が毎年時給約20円ペースで上がっています。
最低賃金の上昇に伴って、世の中の平均給与も上がっていきます。
10年プレイヤーの私よりこないだ入ってきた高校生の方が時給高いんだよ?
はい、そういうことも起こります。
先ほどお伝えした通り、「給料は入社した時に決まる」ので、あなたが入社した5年前は時給800円だったとしても、現在は時給900円が市場の平均時給になっている可能性があります。
また、採用が年々難しくなっていることも理由として考えられます。
5年前は「月給の手取りが13万円」で採用ができていたとしても、現在は「月給の手取り20万円」でも採用が難しいということもあります。
人手不足よりはマシということで「月給35万円」で求人を出して、会社がなんとか採用した人材かもしれません。
仮にその後から採用された新人や後輩が優秀ではなかったとしても、「月給35万」でようやく採用できたんです。
給料は入社した時に決まるんです。
給料の決め方に関する企業のホンネ
後から入社してきた新人、後輩たちの給料が自分より低い原因はお分かりいただけたと思います。
ここからは企業の本音を晒していきます。
- 安く雇えるに越したことがない
- みんなの給料を上げたくても上げられない
- 本当はもっとスキルアップしてほしい
詳しく解説します。
ホンネ①安く雇えるに越したことがない
会社は利益を上げる組織です。
利益を上げるためには、売り上げを上げることも重要ですが、人件費を削ることでも利益が大きくなります。
出来ることなら「今までの給料で働いてくれ・・・」というのがホンネかもしれません。
この場合は抗議してもうまいこと言いくるめられてしまうかも。
ホンネ②みんなの給料を上げたくても上げられない
とはいえ、頑張っている社員やパートさんに少しでも利益を還元したいと思っている経営者も多いです。
しかし、なかなか全員の給料を上げるのができない事情もあるわけです。
例えば、あなたの会社の社員・パート・アルバイトが500人の会社だとします。
その場合、全員の給料を時給ベースで50円あげる場合、年間で約6000万円が必要です。
この会社が給料を上げるためには今までより6000万円以上の利益を追加で出す必要があります。
こう考えると、経営者が新入社員だけ給料を上げざるを得ない苦渋の決断をしているとも言えます。
ホンネ③本当はもっとスキルアップしてほしい
会社が既存社員やスタッフの給料を上げない理由として、もっと頑張って欲しいと思っている可能性もあります。
この場合、あなたがスキルアップしたり、新しいスキルを身につけてきたりすれば、快く給料を上げてくれる可能性が高いです。
現在はオンラインスクールなどが増えており、忙しい社会人がスキマ時間でスキルアップできる環境が整っています。
学習方法のアイデアはいろいろありますがやるかやらないかは自分次第。
オンライン学習でスキルアップをしてみてはいかがでしょうか。
>>最短1ヶ月で実践スキルが身につくオンラインスクール「テックアカデミー」
抗議して給料を上げてもらえるのか
後から入ってきた新人の方が給料が高いことに不満を持ち、賃上げ要求をすることを検討されている方も多いはず。
結論としては、あまり期待はしないほうがいいということです。
ここまでみてきた通り、給料の決まり方を考えれば、抗議して給料が上がるケースは「自分のスキルアップ」をしている時以外にはほぼ期待できません。
言ってみるのはタダですから、給料を上げてくださいと店長や上司、経営者に頼んでみましょう。
ムリなら諦めてスキルアップするか転職しましょう。
あなたの収入を上げる方法
給料があがらないことに腹を立てて、職場で嫌味な対応をしていても、尚更あなたの昇給が遠のくだけです。
収入を増やしたいなら成功法で稼ぐことを考えていく方が生産的ですよ。
- スキルアップする
- 転職する
- 副業をする
詳しく解説します。
給料を上げる方法①スキルアップする
スキルを上げることで、給料を上げることができます。
いままでパートタイムで働く普通のアルバイトがスキマ時間でWEBデザインのスキルを身につけて、チラシのデザインや凝ったPOPを作れるようになったらどうでしょう。
給料を上げてくれると思いませんか?
いままでスポットライトを浴びることもなかった冴えない窓際社員が週末にプログラミングを学び、WEBサイトを作ったり、システム開発ができるようになっていたらどうでしょうか。
そんな人が「給料あげてくれないなら辞めます」と言ってきたら、まともな経営者ならまず引き止めることでしょう。
スキルがあれば給料の交渉はとても簡単です。
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給料を上げる方法②転職する
年収が上がらないなら潔く転職するのがいいです。
最近は人手不足の企業が多いので、比較的簡単に転職が可能です。
転職する際は「平均年収が高い業界」を選ぶことで年収を上げやすいです。
現在、年収が高い業界はIT業界です。
IT業界への転職は未経験だとハードルが高いと思われがちですが、完全未経験の方でもほぼ確実にIT業界デビューを実現できるサービスも出てきています。
多少の初期投資は必要ですが、年収UPすれば半年くらいで元が取れるので使わない手はないです。
完全未経験からのIT業界へのチャレンジはDMM WEBCAMPが手堅いです。
詳しくは下記の記事で解説しています。
給料を上げる方法③副業をする
会社での給料が上がらないなら副業で稼ぐことも有効な手段です。
働き方改革、副業解禁もあり、副業ブームで多くの人が副業を始めています。
2020年に取り組める副業アイデアは下記の記事でまとめていますので、興味のある副業を探してみてください。
新人の方が給料が高い理由と対処法まとめ
以上、新人、後から入ってきた人の方が給料が高い理由と対処法について解説しました。
結論としては、会社の方針に牙を向いても得をしないので、スキルアップをするか自分で新しい稼ぎ口を探すのが良いです。