税理士から批判されていると聞きました!
freeeとどっちがいいか教えてください!
会社員の副業やフリーランスの経理でも人気のマネーフォワードクラウド。しかし、一部の税理士の方から下のような批判も受けています。
こうした評判を見ながら、多くの人が気になるのは下のような点でしょう。
他にもメリットやデメリット、も中立の評判なども気になるかと思います。当記事ではこれらの内容すべてを解説していきます。
読んでいただくことで、マネーフォワードクラウドが自身のビジネスに必要か必要でないかを見極めやすくなるでしょう。
(ちなみに、マネーフォワードのライバルと言うべきクラウド会計ソフトはfreeeです。同ソフトの詳細は下の記事でまとめています)
マネーフォワードクラウドとは?
出典:マネーフォワードクラウド
まず、マネーフォワードクラウドの概要をまとめると下のようになります。
それぞれの要点を詳しく解説していきます。
クラウドで使える経理・事務ソフトのシリーズ
マネーフォワードクラウドは、株式会社マネーフォワードが提供するクラウドソフトです。経理や事務の作業を効率化できるソフトが9種類揃っています(2020年3月末時点)。
会計・確定申告・社会保険など9種類ある
マネーフォワードクラウドには、会計・確定申告・社会保険など、9種類のクラウドソフトが揃っています。9種類のサービスの一覧はこちらの段落で解説します。
副業・フリーランスで使うのは「クラウド確定申告」
会社員の副業やフリーランスの立場で使う場合、ほとんどは「クラウド確定申告」となります。請求書の発行(特に郵送)が多い人については、クラウド請求書も役立ちます。
それ以外は、法人化した場合にクラウド会計、人を雇う場合にクラウド給与などが便利です。最もよく使うクラウド確定申告については、下の記事で評判と機能を詳しく紹介しています。
マネーフォワードクラウド・9種のサービス一覧
マネーフォワードクラウドには、下記のとおり9種類のサービスがあります(2020年3月末時点)。
会社員の副業やフリーランスのビジネスで関係があるのは、主にクラウド確定申告・クラウド請求書です。この2つを中心に、9種類のサービスの概要を紹介します。
クラウド確定申告
出典:マネーフォワード確定申告
クラウド確定申告は、確定申告だけでなく日頃の経理作業をすべて効率化できるものです。
上記が主な特徴となっています。それぞれの詳細は、リンク先の段落(メリットを解説する段落)でまとめています。
さらに詳しい情報を知りたい場合、下の公式サイトからご覧いただけたらと思います。
クラウド請求書
出典:クラウド請求書
請求書の関連業務を効率化できるサービスです。特に優れているのは下の点です。
- ワンクリックで請求書を郵送できる
- 印刷・封入・送付の作業を代行してくれる
- 毎月の請求書を、定期発行で自動作成してくれる
フリーランスや副業で仕事をしているときも「請求書の郵送が面倒だな」と感じたことがある人は多いでしょう。その面倒な作業を「ワンクリック」で代行してもらえるということです。
クラウド会計
出典:クラウド会計
基本は「クラウド確定申告」と同じく会計ソフトです。法人化したらこちらが役立ちます。
- スモールビジネス
- ビジネス
- エンタープライズ
上記の3つのプランがありますが、副業やフリーランスで法人化をした場合、ほとんどはスモールビジネスに該当します。
クラウド給与
出典:クラウド給与
給与計算を効率化するサービスです。給与計算ソフトの中で唯一銀行振込と連携している点が特徴で、上記のリンク先でも下のように書かれています。
連携可能な外部サービスは業界最多クラス。銀行との振込連携はマネーフォワード クラウド給与だけ!
従業員の給与計算が必要になるレベルの企業で、特に銀行振込と連携できるソフトを使いたいという場合におすすめです。
クラウド社会保険
出典:クラウド社会保険
社会保険関連の帳票の作成や申請をクラウドでできるものです。ジャンル別に分類すると、下のような帳票に対応しています。
入退社 |
|
社会保険 |
|
労働保険 |
|
賞与 |
|
個人事業でも法人でも、人を雇うことになったら役立つソフトです。
クラウド勤怠
出典:クラウド勤怠
勤怠管理のシステムです。主な機能の一部を抜粋すると下のようになります。
- 勤怠チェック
- シフト管理
- 有給休暇管理
- 異動履歴管理
- ワークフロー
最後のワークフローとは遅刻・早退・残業・有休などの申請や承認をするシステムです。このような「シフト絡み」のデータを一括管理できます。
クラウド経費
出典:クラウド経費
経費の申請・承認・管理を効率化するサービスです。具体的には下のようなメリットがあります。
- レシートを撮影するだけでデータ化できる
- すべてアプリで完結する(出先で便利)
- 承認する側もスマホでできる
会社内での経理の申請や承認の作業がある、一定規模以上の企業で役立つサービスです。
クラウドマイナンバー
出典:クラウドマイナンバー
マイナンバー管理のセキュリティを強化するサービスです。
- 全情報を暗号化する
- 二段階認証方式ログインを設定する
上記のようなシステムでセキュリティを厳重にします。このように、マネーフォワードクラウドには組織の経理や事務の作業を効率的にするサービスが揃っています。
クラウド会計Plus
出典:クラウド会計Plus
クラウド会計Plus(プラス)は、IPOを目指すベンチャー企業や、すでに上場している起業のバックオフィスを効率化するサービスです。内部統制を効率的にでき、監査法人とのコミュニケーションがしやすいなど、ハイレベルな内容になっています。
マネーフォワードクラウドの悪い評判・口コミ
冒頭に書いたとおり、マネーフォワードクラウドには悪い評判がいくつかあります。Twitter上から参考になる低評価をピックアップすると、下のようになります。
それぞれのツイートの内容を紹介し、補足の説明をさせていただきます。
値上げで改悪?顧客にはfreeeを勧めるかも(税理士)
マネーフォワードクラウドが料金改定ですが、フリーランスや小規模法人は会計だけで十分な場合が多くほとんど値上げですね。今回のような値上げの方法はあまり好まれそうにないような。機能改善のスピードも今のところfreeeの方が早い…今後お客様へはfreeeをお勧めする機会が増えそうです。
— 税理士 比留間一貴 | KazukiHiruma (@hirukazu1982) April 2, 2019
マネーフォワードクラウドは過去に何度か値上げをしています。これについては「マネーフォワード クラウド確定申告」について解説した記事の「過去の値上げ」の段落でまとめています。
上記のツイートをされた税理士さんは、マネーフォワードクラウドの公認メンバーであり、freeeの認定アドバイザーでもある方です。レベルが高いというだけでなく「中立の立場」であるため、上記のツイートには重みがあるといえます。
【参考】ひるま税理士事務所
税理士が代理送信しにくい
下のツイートをされた税理士さんによれば、初めて代理送信をする税理士さんにとっては、やり方がわかりにくい部分があるようです。
助けて下さい??
今年初めて、マネーフォワードクラウド会計で確定申告するのですが、e-taxソフトに取り込んでから署名までは出来たのですが、送信出来ません……
これって、税理士が代理で送信出来ない仕様なのでしょうか…??
— あきな@税理士 (@akinacpta) February 17, 2020
ただ、質問に回答されている他の税理士さんの答えを見ると、一度経験された税理士さんにとっては問題ないようです(最初は難しいということのようです)。
具体的には、下のやり方でできるということです。
- 一旦作成したデータをエクスポートする(書き出す)
- 代理送信用にインポートする(読み込む)
- ↑(税理士等の利用者ファイル)
詳しいやり方はe-Taxの公式サイトで解説されています。
【参考】[PDF] e-Tax・税理士のための代理送信マニュアル(公式)
無料では確定申告書作成ができない
これまで無料でマネーフォワード クラウド確定申告
を使わせていただいていたのだが、プラン改定により無料では確定申告書が作成できなくなるので、対応を検討中。#フリーランス— Funatabi (@Funatabi7) March 28, 2020
「無料で確定申告書が作成できなくなる」というのは、入力はできても出力ができないということを言われています。
- 数字を打ち込んでデータを入力することはできる
- しかし、最後にPDFやCSVで出力することはできない
というわけです。出力ができなければ、e-Taxに連結することはもちろん、印刷して郵送・持参することもできません。「印刷はできるのでは?」と思うかもしれませんが、印刷メニューが用意されていないためできないのです。
マネーフォワードのフリープランはあくまで「どんなソフトか試す」ためのものです。お試し版で「最後までできない」のは当然だと考えてください。
(もちろん、ツイート主さんもこのことを否定されているわけではないので、ツイート主さんの感想は個人の感想として正しいものです)。
マネーフォワードクラウドのいい評判・口コミ
悪い評判だけ紹介するのはフェアでないため良い評判も紹介すると、下のような内容が見られます。
悪い評判と同じように、参考になるツイートを紹介させていただきます。
会計の専門家から見て業界が激変するサービス
マネーフォワードクラウド、STREAMED、Manageboardを正しく使えば、会計事務所業務は劇的に変わります。私が会計事務所で仕事を始めた2004年とは全く景色が変わっています。これを一人でも多くの人に体感頂きたい。今、この業界、本当にチャンスが広がっている、チャンスしかないと感じます。
— 高木健太郎 (@knowledgetax) January 12, 2020
STREAMEDは、紙の伝票や請求書を電子化するサービスです。主に会計事務所や税理士事務所のためのサービスです。
運営会社は株式会社クラビスで、マネーフォワードは同社の100%株主です(クラビスを完全子会社にしています)。
Manageboardは予算・経営目標の管理をクラウドでできるサービスです。運営会社は株式会社ナレッジラボで、マネーフォワードが51%の株主となっています。
給与取込が便利なので社労士から見てもおすすめ
オフィスステーションとAPI連携してて、簡単に給与データを取り込めるので、マネーフォワードクラウド給与はオススメです。
顧問先が複数あって、それぞれにアカウント発行する場合は、月額10000円かかってしまいますが。— 天野洋一(社労士@リワーク支援) (@amanoyoichi) March 25, 2020
オフィスステーションとは「労務・人事管理を効率化、自動化するクラウド型システム」です。お金に関しては主に給与を管理します。
出典:オフィスステーション
そして、マネーフォワードクラウドでは「クラウド給与」がオフィスステーションと連携しています。この点が、社会保険労務士という専門家の立場から見ても便利という口コミです。
レシートが溜まらなくなり無駄な支出も減った
おい聞いてくれ。ほぼ一年間、レシートを溜めるだけ溜めていた私が、マネーフォワードMF(家計簿アプリ)とマネーフォワードクラウド(会計アプリ)に課金したら、レシート溜めなくなったばかりか1ヶ月でめちゃ無駄遣い減ったし今年分の確定申告用書類も直近分までほぼ入力しおわったぞ! 奇跡!!
— 宇樹義子@『発達系女子の明るい人生計画』好評発売中 (@decinormal1) December 9, 2019
出典:マネーフォワードME
マネーフォワードMEは、個人用の家計簿アプリです。特にフリーランスの方は個人の家計簿と事業の経費が「按分割合50%で一部連動する」はずなので、家計簿管理も大事です。
仕事の経理をマネーフォワードでする場合、家計簿アプリもマネーフォワードMEで揃えるといいでしょう。
マネーフォワードクラウドに中立の評判・口コミ
マネーフォワードクラウドに中立的な評判やクチコミでは、下のような内容が見られます。
それぞれ参考になるツイートを、補足を交えて紹介させていただきます。
経理のソフトを弥生から変えようか考え中
会社の経理に弥生会計使ってるんだけど、Rがマネーフォワードクラウドに変えようかと言い始めた。スマホからでも帳簿操作ができるし、PC入れ替え時の面倒なデータ引っ越しも不要だし等々。私は使い慣れた弥生が好きなんだけど、どうだろう。どなたかマネーフォワードクラウド使われてる方ありますか?
— カリノ トウコ (@linoleums) January 25, 2019
上のツイート主さんの口コミで特に大きいのは「PC入れ替え時のデータ引っ越しが不要」という点でしょう。これはクラウドの大きな強みの一つです。
パソコンをめったに変えない人ならいいのですが、パソコンを酷使する人なら2年に1回程度買い換えることも多いでしょう。このとき、インストール型のソフトは引越しが非常に手間です。
パソコンを頻繁に変える人は、マネーフォワードでもfreeeでも「クラウドの会計ソフト」を使うべきです。弥生もクラウド版はありますが、クラウド専門でないため、クラウドの機能ではマネーフォワードとfreeeが優れているためです。
(弥生の確定申告ソフトについては、下の記事で詳しく紹介しています)
不動産所得用に対応してくれたら嬉しい(対応済み)
4年ほど前のマネーフォワードクラウドの口コミでは「不動産所得の申告に対応してほしい」というものが多く見られました。たとえば以下のツイート主さんの書き込みのような内容です。
マネーフォワードクラウド確定申告が来年は不動産所得用に対応してくれたら嬉しい
— 酉向 (@torimuki) March 6, 2016
しかし、4年経った現在では、不動産所得にも対応しています(下記参照)。
マネーフォワード クラウド確定申告では、事業所得と不動産所得の帳簿を作成できます。
Q. 事業所得と不動産所得の違いと、選択のポイントについて教えてください | マネーフォワードクラウド
すでに改善されているという点で、こちらのツイートはやや良い口コミ寄りの、中立の口コミと言っていいでしょう。
freeeもマネーフォワードクラウドも変わらない
マネーフォワードクラウド会計とfreeeのトップページのUIがあまりにも似すぎていてもうノリで決めるしか無い印象。友人がMFいるのでそっちにしようかくらいの感じ。
— 吉見 晋平@アバロン株式会社 (@shimpei_0514) January 1, 2016
ここで言われている「UIが似過ぎている」というのは、ツイート主さんお一人の主観ではありません。実際にマネーフォワードが裁判を起こし、勝訴しています。
【参考】マネーフォワードがfreeeに勝訴–会計ソフト機能の特許訴訟で | CNET Japan
何かが「似ている・似ていない」というのは主観の問題と片付けられがちです。しかし、こうして裁判で判決が出ている以上、少なくとも判決の時点(2017年7月時点)では、両者のUIは完全に似ていたといえるでしょう。
(UI=ユーザーインターフェースのことで、使い勝手という意味です)
マネーフォワードクラウドのデメリット
以下、それぞれ解説していきます。
個人情報・会計情報の流出リスクもある
これはどんな会社にデータを渡すときも同じですが、個人情報や企業の会計情報が流出するリスクがゼロではありません。デスクトップのソフトなら、自分たちのミスで流出させない限りは問題ありません。
しかし、クラウドの場合は「マネーフォワード側のミス」で流出するリスクもあります。もちろん、これはマネーフォワードが誰より警戒していることで、徹底して防止策を講じています。
クラウドからの流出が怖いなら、何も使えなくなる
「クラウドだから情報の流出が怖い」というなら、以下のサービスはすべて使えなくなります。
- Gmail
- チャットワーク
- LINE
特にFacebookの個人情報流出は度々問題になっており、電話番号は4億人分以上が流出したとされています。
【参考】フェイスブックから4億人以上の電話番号が流出…何者かがネット上に公開 | BUSINESS INSIDER
一方で、マネーフォワードクラウドはWANTEDLY・チャットワーク・ビズリーチなどの有名企業が揃って使用しています。少なくともこれらの企業は「マネーフォワードクラウドから情報が流出するリスクは低い」と判断しているわけです。
また、東証に上場した時点で、審査をする東証(東京証券取引所)の方も「他の上場企業と同レベルの安全性はある」と判断したといえます。そのため、情報の流出については過剰に心配する必要はないでしょう。
クラウドなので一定の回線速度が必要
クラウドのツールは、すべての作業を「ネットに接続しながら」行います。そのため、一定以上の回線速度が必要です。
日本の一般的な地域なら問題ありませんが、過疎地に近い場所や、電波の悪い場所でWi-Fiを使うなどすると、繋がりにくくなります。繋がりにくければ、作業自体ができなくなる、できても毎回の入力が遅くなり作業能率が落ちるなどのデメリットがあります。
自動仕訳の精度が完璧ではない
マネーフォワードの自動仕訳の精度は、やはりまだ完璧ではありません。自動である以上、これは当然だといえます。
クラウド会計ソフトに限らず、何でも自動化すれば精度が落ちるものです。このため、ある程度定期的にチェックを入れ、自分で修正する必要があります。
最初からすべて自分でやるよりは圧倒的に楽ですが、最低限の手作業はあるということです。
マネーフォワードクラウドのメリット
マネーフォワードクラウドのメリットは、主に下の3点です。
それぞれ詳しく解説していきます。
銀行・カード等の明細を自動取得できる
マネーフォワードクラウドは、下の金融機関やサービスの明細を自動取得できます。
- 銀行口座
- クレジットカード
- POSレジ
- 通販
このため、これらのデータを自力で入力する必要がなく、経理の作業を大幅に減らすことができるのです。
仕訳を自動でしてくれる
マネーフォワードクラウドは、入力した後の「仕訳」も自動でしてくれます。取引明細から推測し、最適な勘定科目を提案するというものです。
もちろん、自動である以上間違うこともあります。しかし、その場合は適宜修正すればAI(人工知能)が学習をします。そして、徐々に精度が上がっていくわけです。
一定以上の精度になれば、入力から仕訳まで「放置していても大丈夫」な状態を実現できるでしょう。
e-Taxと連携し、ネットから確定申告をできる
マネーフォワードクラウドの確定申告では、e-Taxと連携してWebから申告作業を完了させられます。e-TaxのWeb版は使えませんが、インストール版を使えます。詳しいやり方は、下の公式ページで解説されています。
【参考】Q. 「e-Tax」での申告には、対応していますか? | MFクラウド
マネーフォワードクラウドの料金
料金について要点をまとめると下のようになります。
それぞれ詳しく解説していきます。
副業・フリーランスの場合は月額980円か、1,980円から
会社員の副業やフリーランスで利用する場合、マネーフォワードクラウドの月額は下のいずれかになります。
パーソナルライト | 月額980円~ |
パーソナル | 月額1,980円~ |
この月額で何ができるかを解説します。
マネーフォワードクラウドのサービスも一通り使える
上記の980円や1,980円という月額で、マネーフォワードクラウドのサービスを一通り使えます。「クラウド確定申告だけ」や「クラウド請求書だけ」ではなく、大部分を使えるということです。
具体的に何を使えるのか
月額980円のパーソナルライトも、月額1,980円のパーソナルも、共通で下の機能・サービスを使えます。
クラウド経費 | チームプランを使える |
クラウド給与 | すべての機能 |
クラウド勤怠管理 | すべての機能 |
クラウドマイナンバー | すべての機能 |
クラウド社会保険 | 準備中(2020年3月末時点) |
いずれも5名までは基本料金に含まれるため無料です。5名超の場合、1人当たりの従量課金が決められています。
もっとも、副業やフリーランスで5名超の人を雇うことは少ないため、この点は特に気にしなくていいでしょう。
パーソナルライト・パーソナルで違う部分
主に違うのは「クラウド請求書」で使える機能です。それぞれ下のようになっています。
パーソナルライト | 一部の機能 |
パーソナル | すべての機能 |
特に異なるのは下の内容です。
パーソナルライト | パーソナル | |
---|---|---|
請求書作成メンバーの追加 | 3名まで | 無制限 |
請求書の郵送費用 | 1通180円 | 1通170円 |
郵送・メール送信等の一括操作 | できない | できる |
法人化した後の料金
副業やフリーランスのビジネスでも、法人化したら適したプランが変わります。マネーフォワードクラウドの法人向けの料金プランは以下のとおりです。
スモールビジネス | 月額2,980円~ |
ビジネス | 月額4,980円~ |
エンタープライズ | 要問い合わせ |
基本的に、現時点で副業やフリーランスとして仕事をしている場合、法人化しても当分は「スモールビジネス」のプランで十分といえるでしょう。
マネーフォワードクラウドの評判・まとめ
まとめると、マネーフォワードクラウドの評判は非常にいいものです。一部の税理士さんから疑問点も指摘されていますが、総合的に見れば下の点で良いソフトといえるでしょう。
- 経理・確定申告を大幅に楽にできる
- 法人化するなど、ビジネスが本格化しても使える
特にfreeeとの最大の違いは2つ目です。副業やフリーランスのビジネスを成功させて、大きくするつもりがある人はマネーフォワードクラウドを使うべきといえるでしょう。
逆に「とにかく簡単なソフトがいい」という人には、freeeをおすすめします。こうした比較の結論を念頭において、それぞれの公式サイトを見比べていただくといいでしょう。↓