- オランダについて
- オランダがノマドに適している理由
- オランダでノマド生活を送るうえでのデメリット
- オランダのどの地域がおすすめ
- ノマドとして生活するには?
この記事を書いている私は、フリーランスとしてノマド生活をしています。
世界各国のノマド事情にも詳しいです。
私の実体験をもとに解説していきますので3分ほどお付き合いください。
オランダについて
オランダはヨーロッパの中部に位置する国です。
公用語はオランダ語ですが、英語もかなり通じるので英語でも普通に生活が可能です。
また、首都はアムステルダムです。
ヨーロッパですが、日本からは直行便もでているので比較的簡単にアクセスすることができますよ。
また、ヨーロッパ中部に位置しているので他ヨーロッパ諸国へのアクセスが容易です。
LCCや鉄道でのアクセスも可能で、国外に行くハードルはかなり低いです。
ノマドワーカーは、国を転々として生活しているので、他国へのアクセスがしやすいということはありがたいことですよね。
また、EU加盟国ですので、EU加盟国同士ではより簡単に行き来することができますし、EU加盟国の商品は格安で購入することもできます。
オランダがノマドに適している理由
オランダはノマド生活に適している国です。
理由としては、以下の通りです。
- 英語で意思疎通ができる
- 個人の意見が尊重される
- ヨーロッパ諸国へのアクセスが容易
- 治安がいい
- 子育てがしやすい
- 街並みがきれい
- 日本人は簡単にビザが取れる
- 運動が盛ん
- 社会福祉が整っている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オランダがノマドに適している理由①英語で意思疎通ができる
オランダがノマドに適している理由の1つ目は、英語で意思疎通ができる点です。
オランダの公用語はオランダ語です。
しかしほとんどのオランダ人が英語を話すことができるので、英語で意思疎通を取ることができます。
オランダ以外にも、ヨーロッパの人は英語を話せることが多いです。
理由としては、地理的に近いので英語と文法や単語が似ているからです。
ですのでちょっとした努力で英語が話せるようになれるんですよね。
日本人が中国語を見た時に、なんとなく意味が分かるときがある感覚に似ていると思います。
ノマドワーカーとして海外に滞在するときに、英語が通じるかどうかは重要なポイントです。
日本語を話せる外国人は少ないですし、我々も現地の言葉を話せるわけではありません。
基本的には英語でコミュニケーションを取ることになりますよね。
ただし、現地へのリスペクトも込めて、こんにちはやありがとうなどの簡単な単語くらいは覚えておいてもいいでしょう。
私はどの国に行くときもこの2つの単語だけは覚えて使うようにしています。
片言でも使うと喜んでもらえますよ。
オランダがノマドに適している理由②個人の意見が尊重される
オランダがノマド生活に適している理由の2つ目は、個人の意見が尊重される点です。
日本ではどちらかと言えば、全体・集団の意見が尊重されていますが、オランダでは個人の意見が尊重されます。
自分の意志を表明することで、その通りにしてもらえることが多いです。
ルールで決まっているから、きまりだからと日本ではあきらめてしまいそうなことでも、言ってみることで思い通りになることが多々あります。
融通を聞かせてくれる国です。
その一方で、自分から言わないと相手は理解してくれません。
日本のように察する文化はありませんので、思っていることがあれば相手に察してもらうのではなく、自分の言葉ではっきりと伝える必要があります。
オランダがノマドに適している理由③ヨーロッパ諸国へのアクセスが容易
オランダがノマドに適している理由の3つ目は、ヨーロッパ諸国へのアクセスが容易である点です。
オランダは地理的に、ヨーロッパの中心に位置しています。
ですのでヨーロッパのどの国に対しても飛行機で簡単にアクセスすることができます。
日本で気軽に行けるのは、韓国・中国・台湾くらいですよね。
日本の東や南は太平洋で、太平洋の向こう側にはオーストラリアやアメリカがありますがかなり遠いです。
日本からヨーロッパは遠いので、飛行機代もかなりかかります。
日本からヨーロッパまでの往復を繰り返すのはもったいないです。
せっかくヨーロッパ、それもヨーロッパの中心にあるオランダを訪れるのであれば、ついでに他のヨーロッパ諸国を訪れておいた方がお得ですよね。
LCCも就航しており、1万円以下でも利用することができます。
また、鉄道でも他の国にアクセスできます。
島国の日本からすると考えられないことですよね。
また、EU加盟国ですとより気軽に旅をすることができます。
オランダがノマドに適している理由④治安がいい
オランダがノマドに適している理由の4つ目は、治安がいい点です。
ノマドワーカーにとって治安は滞在国を選ぶ上で最も重要な項目の1つです。
ヨーロッパでは盗難が多発している国が多いです。
観光大国として有名なフランスでも盗難は多発しています。
盗難が多い国ですと、外を出歩くときには常に気を張る必要があります。
ノマドワーカーはカフェやコワーキングスペースで仕事をすることが多いと思うのですが、仕事をしている最中にも盗難に気を付けるというのはストレスになります。
仕事に集中することができずに、作業効率も落ちてしまいますよね。
そういった意味でも、ノマドワーカーにとって治安がいい国を選ぶことは大事です。
オランダがノマドに適している理由⑤子育てがしやすい
オランダがノマド生活に適している理由の5つ目は、子育てがしやすい点です。
実はオランダは、2013年のユニセフの報告書にて「世界一子供が幸せな国」途方されています。
オランダの子供たちに「自分は幸せだと思うか」と尋ねたところ、95%以上が「幸せ」だと回答しています。
また、親が子育てにおいてストレスを感じることもほとんどないというデータが出ています。
海外で子育てをしたいと考えている方は、一度ノマドワーカーとしてオランダを訪れてみて、そのまま滞在したいと思えたら、オランダで子育てをしてみるのもいいかと思います。
日本だと、ベビーカーをもって電車に乗ると冷たい目線で見られることがありますよね。
子育ての環境は国によって大きく変わります。
オランダがノマドに適している理由⑥街並みがきれい
オランダがノマドに適している理由の6つ目は、街並みがきれいな点です。
オランダをはじめとしたヨーロッパでは地震や台風などの災害がほとんど起きないので、数百年前の建物がそのまま使われています。
ですので昔ながらの街並みが残っています。
またヨーロッパの街並みは、日本ではなかなか見ることがありません。
適当に散歩しているだけでもいろいろな建物を見ることができて、楽しいですよ。
カフェやコワーキングスペースまでの移動は、日本ですとただの移動でしかありませんが、オランダですと、移動も楽しくなりますよ。
また、そういった昔ながらの家に住むという選択肢もありますよね。
オランダがノマドに適している理由⑦日本人は簡単にビザが取れる
オランダがノマドに適している理由の7つ目は、日本人は簡単にビザが取れる点です。
ノマドワーカーは、1つの国に短期間滞在し、国を転々とするのが基本的な生活スタイルです。
パソコン一つあれば仕事ができるので、場所は関係ないですよね。
しかし、ノマドワーカーとして世界中を旅していると、この国にはもう少し滞在したいなという国が出てきます。
しかし、ビザなしですと滞在可能日数には限りがあります。
ジョージアは1年間のビザなし滞在が可能ですが、それ以外の地域はどんなに長くても90日が限界です。
一度出国して再入国することで滞在日数をリセットすることができますが、それも面倒ですよね。
オランダでは日本人はビザの取得が容易なので、長期滞在もすることができますよ。
オランダがノマドに適している理由⑧運動が盛ん
オランダがノマドに適している理由の8つ目は、運動が盛んな点です。
オランダは運動が盛んで、習い事をしていない方でも日常的にランニングをしたり、サイクリングをしたりしています。
オリンピックでもオランダはかなり強いです。
人口が多くない割には、かなりの数のメダルを取っていますよね。
ちなみに、ロードバイク・クロスバイク業界最王手のGiantというメーカーはオランダのブランドです。
オランダでは、ランニングやサイクリングなど、運動できる環境が街のいたるところに整っています。
仕事で疲れた時に、ジムに行かずとも気軽にリフレッシュできるのも、オランダがノマドに向いている一つの理由です。
オランダがノマドに適している理由⑨社会福祉が整っている
オランダがノマドに適している理由の9つ目は、社会福祉が整っている点です。
オランダは医療など、あらゆる社会福祉が充実しています。
我々外国人がオランダに滞在する際も、これらの社会福祉の恩恵を受けることができます。
例えば、外国人でも学費はすべて無料になります。
そして驚きなのが、外国人留学生の留学費用もすべて無料という点です。
海外留学には多額の費用が掛かるというのが一般的です。
それを無料で行けるというのはありがたいですよね。
ちなみにオランダはオランダ語が公用語ですが、留学しても必ずしもオランダ語を学ぶ必要はありません。
もちろんオランダ語を学んでもいのですが、英語を学ぶことも可能なプログラムになっています。
オランダでノマド生活を送るうえでのデメリット
オランダがノマド生活に適しているということについては、お判りいただけたかと思います。
しかし、オランダでのノマド生活にはデメリットもあります。
オランダでのノマド生活におけるデメリットは、以下の通りです。
- 食べ物がおいしくない
- 物価が高い
- 外食が高い
- 天気が悪い
- 日照時間が短い
- 店がすぐ閉まる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オランダでのノマド生活におけるデメリット①食べ物がおいしくない
オランダのノマド生活におけるデメリットの1つ目は、食べ物がおいしくない点です。
オランダのみならず、ヨーロッパは料理がおいしいという国はそこまで多くないですよね。
どちらかと言えば、食よりも歴史的な建物などに魅力があるといったイメージです。
一方アジアでは食べ物がおいしい国が多いです。
アジアの国をノマドや旅行で訪れる際には、食も楽しみの一つですよね。
どの国に行ってもその国を代表する世界的に有名な料理がありますし、屋台などで食べれば格安な値段で食べることができます。
特に日本は食が充実しているので、普段日本で生活している日本人にとっては、食に関してはなかなか満足できないかもしれません。
オランダでのノマド生活におけるデメリット②物価が高い
オランダでのノマド生活におけるデメリットの2つ目は、物価が高い点です。
オランダは世界でも物価が高い国の1つです。
北欧ほどではありませんが、それでも日本人にとっては物価が高いと感じます。
基本的には、何を買うにしても物価は日本より少し高いです。
国によっては、家賃は高いけど、交通費は安いなど、物価が高いものと安いものがありますが、そうではありません。
物価が高い代わりに社会保障が充実しています。
医療費が無料であったり、学費が無料といった日本では受けることができない社会保障を受けることができます。
しかしノマドワーカーとして短期間滞在するだけでは、これらの社会保障の恩恵を受けることはできませんよね。
ですので結果として、損をしてしまうかと思います。
オランダでのノマド生活におけるデメリット③外食が高い
オランダでのノマド生活におけるデメリットの3つ目は、外食が高い点です。
オランダをはじめとして、ヨーロッパでは外食は高くつきます。
理由としては、アジアの国々のような屋台文化がないからです。
また日本ではワンコインでご飯が食べれたりしますが、はっきり言って日本の物価水準でその値段で食べれるのは、日本だけです。
オランダをはじめとするヨーロッパ諸国では、外食と言えば基本的には
レストランでの食事しか選択肢がありません。
ですので毎日外食をしようとするとかなりのコストがかかってしまいます。
コストを節約してノマド生活を送りたい人は、自炊なども選択肢に入れておいた方がいいでしょう。
オランダでのノマド生活におけるデメリット④天気が悪い
オランダでのノマド生活におけるデメリットの4つ目は、天気が悪い点です。
オランダは天気が悪く、雨や曇りの日が多いです。
イギリスはよく、1日の中に四季があるといわれますが、オランダも同じです。
オランダは地理的にもイギリスに近いですよね。
一日の中でもコロコロ天気が変わります。
いつ雨が降り出すか分かりませんので、折り畳み傘を常に携帯しておきましょう。
また、天気予報のアプリを入れておきましょう。
オランダ人もみな、天気予報のアプリを入れていて、しょっちゅう天気予報のアプリを確認しています。
オランダは、曇りや雨が多いという点が、オランダでノマド生活を送るうえでのデメリットです。
オランダでのノマド生活におけるデメリット⑤日照時間が短い
オランダでのノマド生活におけるデメリットはの5つ目は、日照時間が短い点です。
これは、デメリット④で解説した、曇りや雨が多いというのも原因の一つです。
オランダは曇りや雨が多いですし、日照時間も短いです。
また冬も非常に長いです。
ですのでどんよりとした気分になってしまうことが多いです。
人は日光を浴びることでリフレッシュすることができますが、日照時間が短いとそれができませんよね。
その結果、うつ病を発症してしまう人も多いというのが現状です。
オランダで生活していると、特に何もしていなくても気分が落ち込んでしまうことが多々あります。
それは、日照時間が原因であある可能性が高いです。
気分が落ち込まないように、運動をしたり外に出る時間を増やしたりしましょう。
オランダでのノマド生活におけるデメリット⑥店がすぐ閉まる
オランダでのノマド生活におけるデメリットの6つ目は、店がすぐ閉まる点です。
オランダでは、夕方の5時から6時ごろにはほとんどの店が閉まってしまいます。
ですので、夜何かが必要になって買い物に行こうとしても、店が閉まっていて何も買えないということがあります。
ただし、店が速い時間に閉まるというのは労働者にとってはいいことですよね。
購入する側にとっては確かに不便に感じることはあります。
しかし働く側は残業や長時間労働の可能性が少なくなるので、一概にもデメリットとは言えません。
オランダではお店は早い時間に閉まってしまうので、必要なものは日中に購入するようにしておきましょう。
オランダのどの地域がおすすめ
オランダでノマド生活に適している地域は以下の2つです。
- アムステルダム
- ロッテルダム
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オランダでノマド生活に適している地域①アムステルダム
アムステルダムは、オランダの首都です。
オランダの首都ですので、オランダの中で最も都市が発展しています。
田舎よりも生活が便利な都市部で生活したいという方には、アムステルダムはおすすめですよ。
生活インフラも不便を感じることがないくらい整っています。
電車もありますし、バスもあります。
また、ノマドワーカーにとって必須なのがコワーキングスペースですよね。
アムステルダムにはコワーキングスペースも充実しているので安心してください。
ノマドとして働くのに最適な環境が整っていますし、昔ながらの街並みも残されていて、リフレッシュできます。
都会ですが、ストレスを感じることなくノマドワーカーとして生活することができますよ。
アムステルダムはオランダでノマド生活を送るなら絶対に訪れてほしい都市です。
オランダでノマド生活に適している地域②ロッテルダム
ロッテルダムは、オランダ第2の都市です。
第二次世界大戦では、大規模な爆撃を受けて都市が壊滅しました。
壊滅した旧市街には、現在では前衛的な建物が多数建てられており、おしゃれな街へと変貌を遂げています。
芸術に興味があったり、歴史に興味があるという方は、ロッテルダムを訪れてみるのも面白いかと思います。
また、ヨーロッパ最大の港を有する工業都市という一面も持ち合わせています。
活気があり、おしゃれな街です。
ノマドとして生活するには?
ここまでオランダがノマドに適している理由について解説いたしました。
すでにノマドワーカーとして生活している方は、オランダに行ってみたいという気持ちになったのではないでしょうか。
またノマドワーカーでない方は、ノマドワーカーとして生活してみたいという気持ちになったのではないでしょうか。
ノマドワーカーになる方法は1つしかありません。
それは、パソコン一つで稼ぐことができる技術を身に付けることです。
ノマドとは遊牧民という意味です。
モンゴルの遊牧民は、一カ所に定住することなく常に移住を続けながら生活をしています。
世界は広いのに、日本の一カ所にとどまって生活をしていくのはなんだかもったいないですよね。
現代の社会でも一カ所に定住することなくパソコン一つ持って世界を転々とする生活スタイルを実現することは可能です。
最近はノマドの中でもデジタルノマドと呼ばれています。
ノマドになるためには、パソコン一つで稼ぐことができるスキルが必要とお伝えしました。
パソコン一つで稼ぐことができる技術はたくさんあるのですが、具体的には、ライター・エンジニア・デザイナー・動画編集者などがあります。
他にもありますが、主なものは上記です。
これらのいずれかのスキルをもにつければノマドになることは可能です。
また日本では月20万円程度あれば生活することができますが、ノマドは生活する国が自由なので国にもよりますがもっと安くてもいい場合があります。
いきなりノマドになるのは大変ですのでまずはフリーランスとして国内で独立してみるのがおすすめです。
また、国内で独立してフリーランスになるとしても、仕事を辞める必要があります。
ですのでまずは仕事をしながら副業として始めてみるのがもっともリスクがない方法です。
パソコン一つで稼げるスキルは2か月程度あれば身につきます。
まずはそのスキルを身に付けて副業を行い、副業である程度稼げるようになったらフリーランスとして独立しましょう。
そしてフリーランスとして安定した生活を送ることができたらノマドワーカーとして海外移住の計画を立てるのがいいでしょう。
副業に関しては下記に記事でも詳しく解説していますので、興味がある方はご覧ください。
まとめ
以上、オランダがノマド生活に適している理由について解説いたしました。
オランダがノマド生活に適しているということがお分かりいただけたかと思います。
ただし、オランダでのノマド生活を送るデメリットもあります。
オランダは日本から地理的には遠いですが、ノマドワーカーの方は是非一度訪れてみる価値がある国だと思います。
ただし日本から直行便も出ているのでアクセスも容易ですよ。
少しでもオランダでのノマド生活に興味がある方は、一度オランダを訪れてみてください。
一度訪れてみて、長期滞在するかを考えてみましょう。
今回は以上になります。