結論からお伝えすると、マレーシアはノマド生活に適しています。
マレーシアはタイと並んで東南アジアの中でも快適にノマドできる国として人気です。
また最近は経済成長が著しく、これからどんどん人気を集める国です。
- マレーシアについて
- マレーシアがノマドに適している理由
- マレーシアのどの地域がおすすめ
- ノマド生活を送るには?
この記事を書いている私は、現在フリーランスとして活動しています。
場所を選ばないノマド的な働き方をしているので、各国のノマド事情には詳しいです。
私の実体験をもとに解説していきますので、3分ほどお付き合いください。
マレーシアについて
マレーシアは東南アジアに位置している国です。
主にマレー系・中華系・インド系の人々が暮らしている多民族国家です。
また最近は急速な経済成長を遂げており高層マンションなどの建設ラッシュが進んでいます。
世界で最も勢いのある国の中の1つです。
同じアジアということもあり、日本からも比較的近く時差は2時間です。
直行便も多数就航しています。
マレーシアがノマドに適している理由
マレーシアはノマドに適しています。
理由としては、以下の通りです。
- 物価が安い
- 東南アジアの中心に位置している
- コンドミニアムが充実している
- 一年を通して温暖な気候
- 多文化社会を体験できる
- 開発が急速に進んでいる
- ビザが取りやすい
- grabが便利すぎる
- 料理がおいしい
- 日本からもアクセスがしやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
マレーシアがノマドに適している理由①物価が安い
マレーシアがノマドに適している理由の1つ目は、物価が安い点です。
マレーシアも他の東南アジアの国々と同様、日本と比べて物価が安いです。
東南アジアの中で日本よりも物価が高いのはシンガポールだけで、他の国は日本よりも物価が安いですよね。
マレーシアは東南アジアの中では、真ん中くらいの物価の水準となっております。
マレーシアの物価は、地域にもよりますがおおよそ日本の半分から3分の2です。
ですのでコストを抑えて生活を送ることができますよ。
ノマドワーカーは移動費や滞在費など何かと費用がかさみます。
ですのでノマドワーカーにとっては、低コストで暮らせるに越したことはありません。
ですのでマレーシアはノマド生活におすすめですよ。
ただしマレーシアは現在急激な経済成長を遂げており、今後物価が急激に上昇していくことが考えられるので注意が必要です。
マレーシアがノマドに適している理由②東南アジアの中心に位置している
マレーシアがノマドに適している理由の2つ目は、マレーシアが東南アジアの中心に位置している点です。
東南アジアの国々はノマドワーカーたちに人気があります。
人気のノマド滞在先です。
マレーシアが東南アジアの中心にあるということは、他の東南アジアの国にもアクセスがしやすいということですよね。
実際にマレーシアは北にタイ、南にシンガポールとインドネシアと隣接しています。
またベトナム・カンボジア・ミャンマー・ラオス・フィリピンにも地理的に近いです。
マレーシア資本のLCC「エアアジア」ではこれらの国々に片道1万円未満の価格でアクセスすることができます。
また、国によっては寝台列車やバスでのアクセスも可能です。
ノマドワーカーにとって他国へのアクセスはしやすい方がいいですよね。
他の東南アジアの国々にアクセスしやすいという点からも、マレーシアはノマド生活におすすめですよ。
マレーシアがノマドに適している理由③コンドミニアムが充実している
マレーシアがノマドに適している理由の3つ目は、コンドミニアムが充実している点です。
コンドミニアムとは、生活するための設備がそろえられた居住施設のことです。
また、コンドミニアムにはプールやジムが併設されていることが多く、場合によってはテニスコートやカラオケが付いている物件もあります。
日本のタワーマンションをより豪華にしたものと考えてもらえれば大丈夫です。
マレーシアは、現在建設ラッシュでいたるところでコンドミニアムが建設されています。
日本ではそもそもこういった施設が少ないですし、住もうと思ってもかなりのお金がかかってしまいます。
しかし日本とマレーシアには物価の差があるので東京でワンルーム借りるくらいの家賃でジム・プール付きのコンドミニアムに滞在できてしまいます。
南国でプール付き、最高ですよね。
テレビでもマレーシアに移住してコンドミニアムで伸び伸びと生活している方の話が時々放送されていますよね。
海外で日本よりもぜいたくな暮らしを体験してみたいという方にもマレーシアはおすすめですよ。
マレーシアがノマドに適している理由④一年を通して温暖な気候
マレーシアがノマドに適している理由の4つ目は、一年を通して温暖な気候である点です。
マレーシアは他の東南アジア諸国と同じく、一年を通して温暖な気候です。
日本の夏が1年間続くと思っていただくと間違いないです。
寒い冬がないので一年中半そでで過ごすことができますよ。
ただし他の東南アジア諸国同様、長い雨季があります。
日本の冬から春にかけてが東南アジアの雨季です。
雨季は雨が降る日数が増えますし、突然のスコールに見舞われることもあります。
また、気温は常に熱いですが冷房はガンガン効いています。
デパートの中や電車の中などはお腹を壊すレベルで冷房が効いているので、常に薄い上着を持ち歩くことを推奨いたします。
またマレーシアには花粉がないので、日本で花粉症で悩んでいるという方にとってもおすすめですよ。
マレーシアがノマドに適している理由⑤多文化社会を体験できる
マレーシアがノマドに適している理由の5つ目は、多文化社会を体験できる点です。
マレーシアは世界有数の多民族国家です。
具体的には主にマレー系・中華系・インド系の人々で構成されています。
宗教や文化は完全に異なりますが、彼らは同じマレーシア人です。
多民族国家になった背景としては、地理的要因や歴史的要因があります。
ですので標識やアナウンスはすべて4つの言語で表記や放送がされています。
1つの国に異なる民族や人種が住んでいるということは今の時代珍しくありません。
しかしこれだけ多くの民族が、共存して暮らしているというのはなかなかないのではないでしょうか。
ですのでマレーシアにいるときは、中国にいるのか?インドにいるのか?マレーシアにいるのか?という風に常にいろいろな文化に触れることができます。
異文化に触れるというのはノマド生活の1つの醍醐味ですよね。
マレーシアに滞在することで同時に様々な文化に触れることができるので、マレーシアはノマドの滞在先としておすすめです。
マレーシアがノマドに適している理由⑥開発が急速に進んでいる
マレーシアがノマドに適している理由の6つ目は、開発が急速に進んでいる点です。
東南アジアの国々は最近急速に発展しています。
どの国でも、高層ビルの建設ラッシュで物価も年々上昇しています。
その中でもマレーシアは東南アジアの中で最も急速に発展している国の1つです。
日本では数十年前に高度成長期を迎えました。
その頃は町のいたるところで建設ラッシュとなっており、賃金も上昇し町中が活気にあふれていたそうです。
しかし現在の日本ではそんなことはありませんよね。
むしろ経済は停滞しきっており、働いても働いても給料が上がらないので国全体にどんよりとしたムードが流れています。
オリンピック効果で一時的な回復は見込めますが、それが続くとは限りません。
しかし東南アジアの国々、特にマレーシアは活気に満ち溢れています。
その活気の中に身を置くことで自分自身の向上心にもつながりますよ。
開発が急速に進んでいるマレーシアは、ノマドにおすすめの国です。
マレーシアがノマドに適している理由⑦ビザが取りやすい
マレーシアがノマドに適している理由の7つ目は、ビザが取りやすい点です。
マレーシアは長期滞在ビザが取りやすいことで有名です。
観光ビザを使って海外に滞在することは容易なのですが、本格的に移住しようとして長期滞在のビザを取ろうとするのはどの国でも難しいことです。
ノマドワーカーは基本的には遊牧民のように短期間で拠点を転々とします。
ですので一か国に何年も滞在するという方は少ないかと思います。
その場合ビザに関する心配は必要ありません。
しかし気に入った国を見つけて長期滞在しようといいう場合には長期滞在ビザが必要になりますし、他の国の移住権や永住権が取れるのなら取っておくに越したことはないですよね。
マレーシアは観光ビザで年間180日でしたら滞在することができます。
つまり何の手続きもなく半年間は滞在可能ということです。
そしてMM2H(マレーシアマイセカンドホームビザ)というビザを取得すれば、10年間のマレーシア滞在が認められます。
またこのビザは10年ごとに更新されます。
取得するには1500万円以上の貯金が必要であったり、毎月30万円以上の収入を証明する必要があったり、ある程度の稼ぎが必要になりますが、マレーシアに移住したい方は是非取得しておきたいビザです。
マレーシアがノマドに適している理由⑧grabが便利すぎる
マレーシアがノマドに適している理由の8つ目は、grabが便利すぎる点です。
grabとはuberの東南アジア版と思っていただければ間違いありません。
grabに登録している方の車に乗ってタクシーのように自由に移動することができますし、grab foodではuber eatsのように、食べ物を自宅まで配達してくれます。
東南アジア特にマレーシアではこのgrabが浸透していて、どこでも使うことができます。
これまではタクシーに乗るときに詐欺にあわないか気を付ける必要がありましたし、現地のバスに乗るのも難易度が高かったです。
電車も駅が目的地から遠いなんてこともよくありましたよね。
しかしgrabを使うことでそういった不安から解消されますよ。
東南アジアでのgrabの普及によって、移動の難易度は大幅に減少しました。
マレーシアでノマド生活をする際には、grabを活用してみてください。
マレーシアがノマドに適している理由⑨料理がおいしい
マレーシアがノマドに適している理由の9つ目が、料理がおいしい点です。
マレーシアは料理がおいしい国としても有名です。
また、マレーシアは多民族国家です。
ですので様々な国の料理が楽しめますよ。
具体的にはマレー料理、インド料理、中華料理が多いですね。
料理がおいしい国はマレーシア以外にもたくさんあります。
隣のタイもシンガポールも料理はおいしいです。
しかし一か国に長く滞在すると、似たような料理ばかりを食べることになるので飽きてくることがあるかと思います。
どんなにおいしい料理でも何か月も連続で食べ続けるのはつらいですよね。
その国の料理の味に飽きてしまって、結局日本食を食べてしまうということも旅先ではあるあるだと思います。
しかしマレーシアではその心配は必要ありません。
マレーシアでは日本食レストランも充実しているのでいつでも気軽に日本食を食べることができます。
また、先ほど解説した通りマレーシアは多民族国家ですので料理の種類が豊富です。
インド料理マレー料理中華料理と全く異なった料理を味わうことができるので、飽きることなく食を楽しむことができますよ。
マレーシアがノマドに適している理由⑩日本からもアクセスがしやすい
マレーシアがノマドに適している理由の10個目が、日本からもアクセスがしやすい点です。
マレーシアには、日本の数多くの都市から直行便が就航しています。
また、多くのLCCが就航していますので、格安でマレーシアを訪れることができますよ。
特にマレーシア資本の航空会社エアアジアを使えばより格安で渡航できます。
ちなみにエアアジアは東南アジアの多くの都市に就航しており、価格がけた違いに安いです。
東南アジア内ですと、他の国や他の都市に5000円未満の価格で渡航できることもあるので、東南アジアでのノマド生活の際にはぜひエアアジアの利用を検討してみてください。
また日本とマレーシアの時差は2時間です。
そんなに時差がないので時差ボケになることもありません。
またノマドワーカーは日本のクライアントの元で仕事をする場合が多いので、日本人とやり取りをします。
時差がほとんどないのでスムーズにやり取りができる点も、ノマドワーカーにとっては魅力ですよね。
マレーシアのどの地域がおすすめ
マレーシアがノマドに適している国であるということは、お判りいただけたかと思います。
マレーシアでノマド生活を送るのにおすすめの地域は以下の2つです。
- クアラルンプール
- ジョホールバル
- ペナン
それぞれ詳しく見ていきましょう。
マレーシアでノマド生活を送るのにおすすめの地域①クアラルンプール
マレーシアでノマド生活を送るのにおすすめの地域の1つ目は、クアラルンプールです。
クアラルンプールはマレーシアの首都で、KLと略されることがあります。
クアラルンプールはタイのバンコクに並んで、最もノマド生活を送りやすい都市の1つです。
コワーキングスペースやカフェ、気候、治安、インフラなど、ノマド生活を快適に送るのに大切なことをほとんど兼ね備えています。
また家賃も安いので、国の首都にも関わらず、タワーマンションやコンドミニアムにも住むことができますよ。
マレーシアでノマド生活を送りたいという方は、まずはマレーシアの首都であるクアラルンプールを訪れてみましょう。
他の国ではなかなか味わうことができない、多民族国家・多文化社会を味わうことができますよ。
モスクでお祈りをしている近くには、チャイナタウンがあり、カレーのにおいが立ち込めている、そんな体験ができるのは世界中どこに行ってもマレーシアだけです。
マレーシアでノマド生活を送るのにおすすめの地域②ジョホールバル
マレーシアでノマド生活を送るのにおすすめの地域の2つ目は、ジョホールバルです。
ジョホールバルはマレーシア第2の都市で、マレーシアの最南端に位置しています。
クアラルンプールがKLと呼ばれているのに対して、ジョホールバルはJBと呼ばれています。
つまりシンガポールと隣接している都市です。
ジョホールバルは現在マレーシアの中でも急速に開発が進んでいます。
急成長している都市で暮らしてみるというのも一つの魅力ですよ。
また、ジョホールバルはシンガポールに隣接している都市ですので簡単にシンガポールにアクセスすることができます。
具体的にはシンガポールの日帰りで買い物に行くことができます。
隣町に行く感覚で他の国に行くことができる感覚は島国の日本では味わうことができません。
またシンガポールと隣接していますが、国が異なりますので物価は全く異なります。
シンガポールは物価が高いですが、ジョホールバルは物価が安いです。
ですのでシンガポールは物価が高くて住めないという人がジョホールバルに住んで、シンガポールの職場や学校に通っているというのもよくある話です。
毎日数十万人のマレーシア人がシンガポールに通勤通学しているといわれています。
日本では通勤通学の時間は電車が込みますが、ジョホールバル・シンガポール間ではイミグレーションが混雑するのでジョホールバルに滞在してシンガポールを訪れるという際には注意が必要です。
マレーシアでノマド生活を送るのにおすすめの地域③ペナン
マレーシアでノマド生活を送るのにおすすめの地域の3つ目は、ペナンです。
ペナンはマレーシア1番のビーチリゾートです。
タイにはプーケット、インドネシアにはバリ、フィリピンにはセブといったリゾート地がありますが、マレーシアではペナンです。
クアラルンプールやジョホールバルは大都市です。
そしてペナンは自然豊かなリゾート地です。
きれいな海や自然に囲まれた地域でノマド生活を送りたいという人はペナンがおすすめですよ。
リゾート地としての開発が進んでいるので生活で不便を感じることもありません。
朝仕事をして昼から海に入ったり、優雅な生活を送ることができますよ。
都市でのノマド生活も良いですが、こういったリゾート地でのノマド生活も一度は体験してみてほしいです。
ノマド生活を送るには?
ここまでマレーシアノマドに適している理由について解説いたしました。
すでにノマドワーカーとして生活している方は、マレーシアに行ってみたいという気持ちになったのではないでしょうか。
またノマドワーカーでない方は、ノマドワーカーとして生活してみたいという気持ちになったのではないでしょうか。
ノマドワーカーになる方法は1つしかありません。
それは、パソコン一つで稼ぐことができる技術を身に付けることです。
ノマドとは遊牧民という意味です。
モンゴルの遊牧民は、一カ所に定住することなく常に移住を続けながら生活をしています。
世界は広いのに、日本の一カ所にとどまって生活をしていくのはなんだかもったいないですよね。
現代の社会でも一カ所に定住することなくパソコン一つ持って世界を転々とする生活スタイルを実現することは可能です。
最近はノマドの中でもデジタルノマドと呼ばれています。
ノマドになるためには、パソコン一つで稼ぐことができるスキルが必要とお伝えしました。
パソコン一つで稼ぐことができる技術はたくさんあるのですが、具体的には、ライター・エンジニア・デザイナー・動画編集者などがあります。
他にもありますが、主なものは上記です。
これらのいずれかのスキルをもにつければノマドになることは可能です。
また日本では月20万円程度あれば生活することができますが、ノマドは生活する国が自由なので国にもよりますがもっと安くてもいい場合があります。
いきなりノマドになるのは大変ですのでまずはフリーランスとして国内で独立してみるのがおすすめです。
また、国内で独立してフリーランスになるとしても、仕事を辞める必要があります。
ですのでまずは仕事をしながら副業として始めてみるのがもっともリスクがない方法です。
パソコン一つで稼げるスキルは2か月程度あれば身につきます。
まずはそのスキルを身に付けて副業を行い、副業である程度稼げるようになったらフリーランスとして独立しましょう。
そしてフリーランスとして安定した生活を送ることができたらノマドワーカーとして海外移住の計画を立てるのがいいでしょう。
副業に関しては下記に記事でも詳しく解説していますので、興味がある方はご覧ください。
まとめ
以上、マレーシアがノマドに適している理由について解説いたしました。
マレーシアがノマドに適しているということについてはお分かりいただけたのではないでしょうか。
マレーシアは東南アジアの中で、地理的にも経済的にも真ん中に位置している国です。
また多民族国家なので一つの国の中で様々な文化や宗教が混在しています。
日本では味わうことができない異国感をマレーシアでは味わうことができますよ。
また他の地域のノマド情報についてもまとめているので興味がある方はご覧ください。
今回は以上になります。