結論からお伝えすると、ジョージアはノマド生活に適しています。
ジョージアは特に最近注目されている国ですので、ノマド生活を考えている人は、ジョージアについて知っておいて損はないです。
- ジョージアとは?
- ジョージアがノマドに適している理由
- ジョージアのどの地域がおすすめ
- ノマド生活を送るには?
この記事を書いている私は、現在フリーランスとして活動しています。
場所を選ばないノマド的な働き方をしているので、各国のノマド事情には詳しいです。
私の実体験をもとに解説していきますので、3分ほどお付き合いください。
ジョージアとは?
ジョージアとは、東欧に位置する国です。
南はトルコ、北はロシアに隣接しています。
日本人はジョージアと聞くとアメリカのジョージア州をイメージする人の方が多いかと思います。
国名のジョージアは聞いたこともないという方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、ジョージアは2015年までは日本ではグルジアと呼ばれていました。
グルジアはジョージアのロシア語読みなのですが、ロシアとジョージアの関係が悪化したことから、ジョージアが世界各国にグルジアではなくジョージアと呼ぶように求めたため、日本でも2015年からグルジアではなくジョージアと呼ぶようになりました。
ですがまだグルジアとして認識している方が多いようです。
またロシアとの関係が悪化していると聞くと、治安は大丈夫なの?という疑問があるかと思います。
しかし治安に関しては全く問題ありません。
ジョージアはヨーロッパの中でもトップレベルで治安がいい国ですので、普通に生活していれば何も気にすることなく生活することができますよ。
また人口は約400万人で、日本で例えると福岡県くらいの小さな国です。
ジョージアがノマドに適している理由
ジョージアは特にここ数年になって、日本のノマドワーカーから「ノマドに適している国」として注目を集めています。
3年前までは、日本からジョージアにノマドする人はほとんどいませんでした。
しかし現在ではジョージアでノマド生活を送っている人や、ジョージアでのノマド生活を検討している人が急増しています。
ジョージアがノマド生活に適している理由としては以下の通りです。
- ビザなしで1年間滞在可能
- 物価が安い
- 治安が良い
- 日本人がまだまだ少ない
- 温泉もある
- 金利が9%
- 美人(イケメン)が多い
- コワーキングスペースが無料
- 起業しやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ジョージアがノマド生活に適している理由①ビザなしで1年間滞在可能
ジョージアがノマド生活に適している理由の1つ目は、ジョージアはビザなしで1年間滞在可能な点です。
一般的には海外に長期間済む場合には、ビザが必要になります。
住みたい国があったとしてもビザの取得ができないこともありますし、ビザの取得に多大な労力を必要とすることも多々あります。
また、日本のパスポートは世界で最も信頼されているパスポートの1つですので、ビザなしでも多くの国に一定期間滞在することができます。
台湾やシンガポール、タイなど多くの国には90日間ビザなしで滞在することができます。
中国などの国には、14日間ビザなしで滞在することができます。
カンボジアなどごく1部の国は、ビザを取得しなければ入国することはできません。
最高で90日間滞在できますので、一般的な旅行であればビザを取る必要はありません。
ビザが必要になってくるのは、留学や仕事などの長期滞在の場合のみです。
ノマドワーカーがこれらの国に長期滞在をする場合には、ビザを取得するか、滞在日数の上限直前に一度出国して再入国する方法があります。
この方法ですと、滞在日数がリセットされるのでまた一定期間の滞在が可能になります。
しかしわざわざ数十日ごとに出入国を繰り返すのは面倒ですよね。
ですがジョージアでは何と1年間のビザなし滞在が可能となっています。
ほぼ永住権と同じですよね(笑)
ですので面倒な手続きなしで長期間滞在することができますよ。
ジョージアがノマド生活に適している理由②物価が安い
ジョージアがノマド生活に適している理由の2つ目は、物価が安い点です。
ヨーロッパは基本的に物価が高いイメージがあると思います。
イギリス・ドイツ・フランスなどは日本と同水準の物価ですし、ノルウェーやスウェーデンなどの北欧は世界で最も物価が高い地域として有名です。
ノマドワーカーがタイやマレーシアなどの東南アジアに好んで滞在する理由の1つは物価が安いからですよね。
しかしヨーロッパの中でも東欧は物価がかなり安いです。
その中でもジョージアの物価は特に安く、ジョージアの平均年収は約54万円~90万円です。
月給に換算すると、約45000円~75000円です。
ジョージアでは月5万円あれば贅沢なノマド生活を送ることが可能といわれていますが、嘘ではないようです。
具体的には、タクシーは日本の10分の1以下の価格で乗ることができます。
ですので移動を全てタクシーで行っても全く負担になりません。
また、地下鉄に関してはどこまで乗っても一律18円です。
そして住居に関してですが、月の家賃が2万円代でも立派な家に住むことが可能です。
さらに、地域によっては月3万円で日本でいうタワーマンションのような場所に住むこともできますよ。
興味がある方はAirbnbで「トビリシ」や「バトゥミ」もしくは「ジョージア」と調べてみてください。
ジョージアがノマド生活に適している理由③治安が良い
ジョージアがノマド生活に適している理由の3つ目は、治安がいい点です。
ノマド生活をする上で重要なポイントの一つが治安の良さです。
通常の海外旅行であれば、多少治安が悪い国でも勇気を出していってみるのもいいかもしれません。
しかしノマドワーカーは、旅行ではなくどちらかというとプチ移住のようなスタイルですので、治安がいい国を選ぶべきです。
理由としては、滞在国で仕事をする必要があるからです。
治安が悪い国で常に緊張した状態ですと、仕事にも支障が出ますよね。
常に物を盗まれるんじゃないかと考えていては、仕事ははかどりません。
ノマドワーカーは滞在国に落ち着いて仕事ができるスペースを求めるべきです。
一方でジョージアの治安はかなりいいです。
普通に生活していれば治安に対する不安を感じることなく生活することができます。
しかし注意が必要な点もあります。
それは
- 車の運転の粗さ
- 白タクがいる
- ぼったくりの飲食店も存在する
です。
車の運転に関しては、気を付けるしかありません。
また、白タクやぼったくりに関しては、キャッチについて行かなければ問題ありません。
これは日本でも同じですよね。
ジョージアがノマド生活に適している理由④日本人がまだまだ少ない
ジョージアがノマド生活に適している理由の4つ目は、日本人がまだまだ少ない点です。
ノマド生活で滞在する国に、日本人が多い方がいいという意見と、日本人が少ない方がいいという意見があると思います。
どちらの意見も正しいと思います。
しかし日本人が少ない方がいいという考えの方にとってノマドでの滞在先を見つけることは至難の業です。
理由としては、ノマドに適した国にはすでに多くの日本人がいるからです。
地理的に近いというのも理由の一つに挙げられますが、タイやマレーシアなどのノマドに適しているといわれている国にはすでに多くの日本人が住んでいます。
日本人のノマドワーカーも企業の駐在員も多く住んでいます。
ノマドに適した国で日本人が少ない国はそんなに多くありません。
しかしジョージアは、日本から地理的に遠い(直行便は出ていません)、日本では知名度が低い国という理由から日本人は少ないです。
しかしジョージアは特にフリーランスやノマド界隈で最近特に人気を集めています。
インフルエンサーの方もこぞってジョージアの話題を取り上げています。
ですのでこれから数年のうちにジョージアに移住する日本人は急増すると考えられますが、それでもタイやマレーシアに比べると少ないので、日本人が少ない地域に移住したいという方には、おすすめです。
ジョージアがノマド生活に適している理由⑤温泉もある
ジョージアがノマド生活に適している理由の5つ目は、温泉がある点です。
日本人は温泉が大好きですので、ノマドでの滞在先に温泉があるに越したことはないですよね。
滞在先で日本が恋しくなったとき、疲れがたまってきた時などに温泉でリラックスすることができたら本当に快適ですよ。
しかし温泉がある国は、限られています。
日本人がノマドとして多く訪れる国で温泉が盛んな国は台湾くらいではないでしょうか。
しかしジョージアでは実は温泉がかなり盛んで、一般市民の生活に根付いています。
ですので国のいたるところに温泉施設が存在しています。
また日本でいう家族風呂のような形で、個室貸し切りのお風呂も存在します。
本当にリラックスしたいときや、家族や友人、カップルでのご利用の際にはこの個室貸し切り風呂を利用するといいでしょう。
大衆浴場は約100円で利用することができ、個室貸し切り風呂は、1時間当たり約2700円で利用することができます。
大衆浴場と個室貸し切り風呂の価格差は大きいですが、たまにの贅沢程度でしたら、金額的にもそこまで負担にならないのではと思います。
ジョージアに滞在中、リラックスしたいときは温泉に訪れてみてください。
ジョージアがノマド生活に適している理由⑥金利が9%
ジョージアがノマド生活に適している理由の6つ目は、金利が9%という点です。
金利が9%ということは、100万円を一年間貯金すれば、109万円になるということです。
これは日本ではありえないことですよね。
日本とジョージアで同じ額を1年間貯金していれば、何もしなくても9%の差が出るということになります。
ですのでジョージアに中長期的に滞在する予定がある方は、ジョージアの銀行口座を開設するべきです。
ジョージアでは外国人でも比較的容易に銀行口座を開設することができます。
ジョージアはノービザで長期滞在が可能ですし、外国人も簡単に口座が開設できます。
外国人に対してオープンでありがたい国ですよね。
ちなみに金利9%はジョージアの通貨であるラリに対してのみ適用されます。
他の通貨には適用されませんのでご注意ください。
また、ラリは変動が激しいのでリスクも大きいです。
ちなみに米ドルをジョージアに預金すると、金利は3%となります。
これでも日本に預金するよりはよいので、ジョージアで暮らす際にはジョージアの口座に預金をすることを検討してみてください。
ジョージアがノマド生活に適している理由⑦美人(イケメン)が多い
ジョージアがノマドに適している理由の7つ目は、美人(イケメン)が多い点です。
ジョージアはロシアの南、トルコの北のコーカサス地方という地域に属しています。
東欧の国で、ウクライナとも地理的に近いです。
ウクライナといえば美人が多い国として有名ですよね。
ウクライナに美人が多いというのは皆さんももしかしたら聞いたことがあるのではないでしょうか。
ウクライナをはじめとして、ロシアの西側の国、東欧と呼ばれる地域には世界的に美人が多いといわれているのですが、ジョージアも例外ではありません。
街を適当に歩いているだけで、モデル級の美女がウロウロしていますよ。
これに関しては実際に訪れてみないと分からないので、是非一度ジョージアを訪れてみてください。
ジョージアには日本人が少ないので、現地に友達を作ってみても楽しい生活が送れると思いますよ。
一点だけ注意してほしいのが、ジョージアでは外国人を狙った詐欺が起きています。
マッチングアプリを通して知り合い、ぼったくりのお店に連れて行くというケースです。
ほとんどの人はいい人ですが、どこの国にも一定数そういう方はいるので、注意してください。
ジョージアがノマド生活に適している理由⑧コワーキングスペースが無料
ジョージアがノマド生活に適している理由の8つ目は、コワーキングスペースが無料という点です。
ジョージアのコワーキングスペースが無料というと少し語弊があるのですが、ジョージアの首都トビリシには無料かつオシャレなコワーキングスペースがあります。
それはファブリカトビリシというコワーキングスペースです。
コワーキングスペースやカフェはノマドワーカーにとっては必須ですよね。
どんなに楽しい国素敵な国であっても、落ち着いて作業ができる空間がなければノマドはできません。
また、コワーキングスペースの利用料も問題です。
利用料は国や地域にもよりますが、安いに越したことはないですよね。
そんな中で無料のコワーキングスペースがあるというのは本当にありがたいことです。
また、このファブリカトビリシはコワーキングスペース以外のサービスも充実しています。
具体的には、
- 宿泊施設
- カフェ
- レストラン
- バー
- 福屋さん
- 美容室
- 花屋
- クラブ
です。
もはや一つの町のような形です。
多くのノマドワーカーや現地住民がここを利用していますので、交流の場としての機能も果たしています。
ファブリカトビリシの近くに家を借りれば、家の近辺だけで生活を完結させるということも可能ですよ。
ジョージアがノマド生活に適している理由⑨起業しやすい
ジョージアがノマド生活に適している理由の9つ目は、起業がしやすい点です。
フリーランスやノマドワーカーの中には、節税のために海外で法人を作るという方が多いと思います。
しかし起業には面倒な手続きがたくさんあります。
日本で起業するのにも面倒な手続きがたくさん必要なのですが、海外ですとより面倒な場合が多いです。
書類もすべて英語ですしね。
ですが、ジョージアは外国人がビジネスをしやすい、起業をしやすい国として有名です。
ちなみに世界銀行のビジネス環境ランキングで世界6位にランクインしてます。
日本は39位なので、日本よりも遥かにビジネスしやすい環境が整っています。
海外でビジネスをしたい、海外に法人を作りたいという方には、ジョージアがおすすめですよ。
ジョージアのどの地域がおすすめ
ジョージアがノマドに適している国であるということは、お判りいただけたかと思います。
ジョージアでノマド生活を送るのにおすすめの地域は以下の2つです。
- トビリシ
- バトゥミ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ジョージアでノマド生活を送るのにおすすめの地域①トビリシ
トビリシはジョージアの首都です。
ジョージアの首都ですが日本人にとっては都会過ぎず、快適に過ごしやすいエリアです。
タイのバンコクやマレーシアのクアラルンプールのように、活気あふれる場所でノマド生活を送りたいという方も多いです。
しかし、ジョージアのトビリシのように程よく都会で程よく自然があり人もそこまで多くない地域で生活したいという方も多いのではないでしょうか。
また、トビリシは生活インフラも整っています。
ジョージアでは唯一の地下鉄がある街ですし、記事前半でも解説した通り地下鉄はどこまで乗っても18円という破格の安さです。
また、バスや鉄道、タクシーも充実しています。
タクシーは配車アプリでいつでもどこでも呼び出すことができます。
また国の首都ということもあり、ジョージアの他の地域に比べると物価が高いです。
しかしそれでも他の国と比べると物価はかなり安いです。
東南アジアがノマドやバックパッカーの中で人気な理由の一つとして、物価の安さが挙げられます。
しかしジョージアは東南アジアのほとんどの地域よりも物価が安いです。
ヨーロッパでここまで物価が安い国はそんなにありませんよ。
ジョージアでノマド生活を送るのにおすすめの地域②バトゥミ
ジョージアでノマド生活を送るのにおすすめの地域の2つ目はバトゥミです。
バトゥミはジョージア第3の都市です。
首都のトビリシからは電車で5時間、飛行機で1時間でアクセスすることができます。
バトゥミは黒海に面しており、リゾート地として現在開発が進んでいます。
そのせいかタワーマンションの建設ラッシュとなっており、ジョージアの安い物価のおかげで、月約30000円といった低価格でタワーマンションに住むことができます。
また、タワーマンションは黒海沿い立っているので、オーシャンビューのある物件に住むことができますよ。
ノマド用のコワーキングスペースなどはまだほとんどありません。
ですので自宅やカフェでの作業が苦手という方には、少し厳しいかもしれません。
しかしこの物価の安さでヨーロッパの街並みとオーシャンビューを楽しめることができるのはヨーロッパの中でもジョージアのバトゥミしかありません。
バトゥミは大きい街ではありませんが、リゾート地として開発されているということもあり、生活に必要なものが狭いエリアでそろっています。
ですので大変生活しやすいコンパクトな地域になっているのもバトゥミの魅力の1つですね。
ノマド生活を送るには?
ここまでジョージアがノマドに適している理由について解説いたしました。
すでにノマドワーカーとして生活している方は、ジョージアに行ってみたいという気持ちになったのではないでしょうか。
またノマドワーカーでない方は、ノマドワーカーとして生活してみたいという気持ちになったのではないでしょうか。
ノマドワーカーになる方法は1つしかありません。
それは、パソコン一つで稼ぐことができる技術を身に付けることです。
ノマドとは遊牧民という意味です。
モンゴルの遊牧民は、一カ所に定住することなく常に移住を続けながら生活をしています。
世界は広いのに、日本の一カ所にとどまって生活をしていくのはなんだかもったいないですよね。
現代の社会でも一カ所に定住することなくパソコン一つ持って世界を転々とする生活スタイルを実現することは可能です。
最近はノマドの中でもデジタルノマドと呼ばれています。
ノマドになるためには、パソコン一つで稼ぐことができるスキルが必要とお伝えしました。
パソコン一つで稼ぐことができる技術はたくさんあるのですが、具体的には、ライター・エンジニア・デザイナー・動画編集者などがあります。
他にもありますが、主なものは上記です。
これらのいずれかのスキルをもにつければノマドになることは可能です。
また日本では月20万円程度あれば生活することができますが、ノマドは生活する国が自由なので国にもよりますがもっと安くてもいい場合があります。
いきなりノマドになるのは大変ですのでまずはフリーランスとして国内で独立してみるのがおすすめです。
また、国内で独立してフリーランスになるとしても、仕事を辞める必要があります。
ですのでまずは仕事をしながら副業として始めてみるのがもっともリスクがない方法です。
パソコン一つで稼げるスキルは2か月程度あれば身につきます。
まずはそのスキルを身に付けて副業を行い、副業である程度稼げるようになったらフリーランスとして独立しましょう。
そしてフリーランスとして安定した生活を送ることができたらノマドワーカーとして海外移住の計画を立てるのがいいでしょう。
副業に関しては下記に記事でも詳しく解説していますので、興味がある方はご覧ください。
まとめ
以上、ジョージアがノマドに適している理由について解説いたしました。
ジョージアは日本ではまだまだ知名度が低い国ですが、これからますます注目を集めていくと思います。
ヨーロッパで物価がここまで安くて治安もいい国はほとんどありませんよ。
少しでも興味を持った方はジョージアでのノマド生活を検討してみる、もしくはジョージアについて調べてみてください。
今回は以上になります。