海外のFXブローカーXMでは、何かと取り沙汰されているビットコインはじめとする仮想通貨をドル建てで取引可能ですが、典型的なFX取引とはやや準備が異なります。
こちらの記事では、XMでビットコインをトレードする方法を3ステップで説明しますので、ご参考にしてください。
最初にMT5版の取引口座を作ろう
XMの口座なら全て良い訳ではなく、MetaTrader 5の取引口座が必要です。
ずっと前にMT4で口座を作ってしまったという方は、心配しないでください。XMでは1人につき最大8つまで口座を持てるので、マイページにある「追加口座を開設する」からMT5の取引口座を新規で開設しましょう。
MT5(MetaTrader 5)を導入しよう
まずはXMの公式トップページへアクセスし、「プラットフォーム」からご利用のパソコン又はスマホにフィットするMT5を見つけて下さい。今回に関しては、Windowsで使える「PC対応MT5」をセレクトします。
配布ページヘアクセスできたら、赤い「ダウンロード」ボタンをクリック。MT5のインストーラーがダウンロードされるので、そちらを保存した後にダブルクリックで起動します。
初期セットアップ画面に同意書が出現するので、一読した上で「次へ」をクリック。するとインストールがスタートするので、しばらくの間待ちましょう。
セットアップが終わったら、オートマティックにMT5本体が稼働するはずです。初回起動時には、下記のようなサーバー選択画面が出現するので、口座開設後にXMから届くメールに記されているものをセレクト、「次へ」を押します。
続いて、「ログイン」と「パスワード」を入力します。
ここでいう「ログイン」とはMT5の口座IDを指し示しており、口座開設後に届くメール内に記されている「お客様のMT5のID:XXXXXXX」がそれに該当します。「パスワード」の欄には、口座開設時にあなた自身がセッティングしたパスワードを入力しましょう。
入力内容に過ちがなければ、「完了」をクリックことで取引サーバーへつながります。
取引したい銘柄を発見してトレード
MT5のメニューバーにある通貨アイコンをクリックすると、XMが取り扱っているありとあらゆる銘柄が一覧表示されるので、「Cryptocurrencies」の中の仮想通貨の中から取引したいものをダブルクリック。
BTCUSD | ビットコイン/米ドル |
ETHUSD | イーサリアム/米ドル |
LTCUSD | ライトコイン/米ドル |
DSHUSD | DASH/米ドル |
XRPUSD | リップル/米ドル |
銘柄一覧の左にある「$」が灰色から黄色に切り替わり、気配値表示の画面に銘柄が表示されれば追加完了です。
気配値一覧にプラスアルファされた銘柄(BTCUSD)を右クリックするとポップアップメニューが出現するので、上から2番目にある「チャートウィンドウ」を押すと、1時間足のチャートが表示されます。
トレード方法は簡単。メニューバーにある「新規注文」から成り行きor指値・逆指値注文を行うか、チャートの左端に表示されるワンクリック注文から新規で発注を行います。
XMの仮想通貨取引のルール
仮想通貨のシンボルの明記は、ひとつの例としてBTCUSD(ビットコイン/米ドル)という感じです。しかし取引条件はFXと仮想通貨では相当違いがあって、気をつける必要があります。
こちらでは、XMの仮想通貨取引のルールや留意事項を見ていきましょう。
最大レバレッジが5倍
XMといえば、最大888倍のレバレッジが魅力的な1つです。
主要通貨ペアでは888倍のレバレッジを活かして、僅かな証拠金からトレードを始められたり、証拠金に対し大きめのポジションを持つことが可能などのアドバンテージがあります。
FXと仮想通貨を対比した時の相違する部分は、具体的に言うと次にあげるとおりです。
XMの仮想通貨とFXの相違する所
・ポジションをに対してより多くの証拠金が必要になってくる
・ロスカットになることが多くなる
・仮想通貨毎に、取引可能ロット数、スプレッドがかなり異なる
仮想通貨は銘柄によって、取引可能数量、スプレッドが著しく違います。
取引数量(最小/最大) | 平均スプレッド | |
ETHUSD(イーサリアム) | 0.5/70 | 3〜4 |
BTCUSD(ビットコイン) | 0.01/5 | 50〜60 |
XRPUSD(リップル) | 0.3/30 | 0.2〜0.3 |
BCHUSD(ビットコイン キャッシュ) | 0.1/60 | 5 |
LTCUSD(ライトコイン) | 1/260 | 0.4〜0.6 |
上の表からも分かるように、銘柄ごとにサイズ感がバラバラです。
仮想通貨に関心がある方は、デモトレードで練習したり、最小の取引量からトレードを初めて、まず動き方をチェックしてみるのがいいかもしません。
スワップポイントが、売り買いともにマイナス
FXの通貨ペアの中にも、売り買いともにスワップポイントがマイナスの通貨ペアがありますが、XMの仮想通貨では、ありとあらゆる銘柄で、買いで25、売りで10ポイントのマイナスが付きます。
日をクロスして何日間もポジションを保有するトレードは、余程相場状況が良くない限りハードルが高そうです。
仮想通貨が取引可能なのは、MT5だけ
仮想通貨はMT5でのみ取引できます。MT4の口座しか開設しておらず、XMで仮想通貨を取引したいケースでは、MT5口座をプラスして開設しなければならないのです。