EAを利用する3つのメリット
私たちが海外証券会社のXMなどを使って自動売買(EA)でトレードするメリットは、次の3つが存在しています。
EAを利用するメリット
・チャートを見ることができない時でも取引がOK
・ハードルが高すぎるテクニカル分析のスキルが不必要
・あなた自身の感情に影響を受けない安定したトレードが可能
・チャートを見ることができない時でも取引される
副業としてFXに着手する「兼業トレーダー」に射し当たる1番の課題として、チャートを見る時間が作れないポイントがあります。
勤務中にチャートをずっと見ておくことは困難を伴いますよね。
しかし、EAなら「こんな風な相場でエントリー」「こちらの価格で決済」といった注文をプログラムがオートマティックに行います。
そのため、裁量トレードと同じようにあなた自身のエントリータイミングが来るまでずっとチャートをウォッチングしておく必要はなくなります。
難しいテクニカル分析のスキルが必要とされない
2つ目のメリットとして、利用者が簡単ではない分析をしなくてもトレードできるようになるという面があります。
FXトレードで肝心な部分の1つに、相場がどのような状態か裁定するための「テクニカル分析」というものがあります。
FXでトレードするためには、こちらのテクニカル分析を身に付けた上でタイミングを決定付けます。
しかし、テクニカル分析は学習するのに時間がかかると思われますし、長期の経験を要する部分もあるでしょう。
そういった点自動売買では、価格や市場のデータからプログラミングされた指図される通りに分析を行い、そちらをベースにトレードを行います。
利用者が最悪全くテクニカル分析を理解していなくとも、トレードできるという点は一つのプラスの面でしょう。
ただし、これは良い部分だけではありません。理解をしていないツールを使うとリスクがあります。
自分の感情に左右されない安定したトレード
そして自動売買を使う1番のメリットだと言えるのが、感情を除去してオートマティックにトレードできるところだと思います。
その時の感情で、当初から決めていた取引ルールを度外視して取引してしまう。このことがあなたのパフォーマンスを遙かに下げてしまいます。
そういった点、自動売買は敵なしと言えるでしょう。
とりわけストップロスや利益確定といった感情が入りやすい場面をオートマティックにやってくれるので、当初の定めたルール通りの収益が可能だと言えます。
EAを活用する場合の3つのデメリット
EAには自動で取引してくれるメリットの対価として、いくつかデメリットとなってしまう気にすべきポイントもあります。
EAを活用する場合のデメリット
・経済指標や政治イベントなどをカバーできない
・自作しようとするとそれなりのプログラミングスキルが必要
・勝つことができるEAを見つけるのがハードルが高すぎる
・経済指標や政治イベントなどに対応できない
自動売買はプログラムが自動で取引してくれる便利な部分の対価として、思いもよらぬ事件などにとても弱いです。
大きな事件が起こると、その結果急な値動きに正しくない方向でエントリーして、損失を大きく拡大してしまう可能性も考えられます。
またそういうふうな政治イベントだけじゃなく、FXでは気をつけなくてはいけない雇用統計などの経済指標もカバーできない事がほとんどです。
この問題の対応策は?
このような政治的・経済的なイベントが来ることが推測できる場合、自動売買は当該の前後だけ取引しないようにしておくことが大事です。
特に経済指標の発表は前もって「○日の○時」と細部において決まっているので、避けることができます。
自作の場合、一定のプログラミングスキルが必要
2つ目のデメリットとして、自分で1からEAを作るとすごく労力が不可欠なことです。
あなた自身の取引ルールが不動のものになっていて、「これをオートマチック化したい」と考えても、EAの開発にはプログラミングのスキルが求められます。
EAを開発するケースになると「MQL4」という言語を習得していることが求められ、それまでプログラミングに全然触れてこなかった人がいきなりスタートすれば相当の確率で挫折します。
こちらの問題の対応策は?
自動売買はあなた自身で作らなくても、ずっと前から第三者が作ったものがいっぱい用意されています。
こういったEAを活用することで、プログラミングの知識がなくても自動取引のツールを利用することができます。
勝てるEAを見つけるのがハードルが高すぎる
既に誰かによって開発されたEAを導入するケースになると、主な問題となるのは、「これが正真正銘勝てる自動売買プログラムであるかどうか?」という問題があります。
最終結論から言いますと、続けて勝つEAは世の中にありません。なぜなら2度と同じ相場なんて存在しないからです。
相場は社会の今を示すもの、わかりやすく言うと自分自身の日常が毎日違うように、市価の形もバラバラになってきます。