海外FXで口座開設したい。
どうやらIB業者での口座開設をするとキャッシュバックがあってお得らしい。
taritariというキャッシュバックサイトが有名らしいけど実際どうなの?
今回はこのような悩みにお答えしていきます。
結論から先にお伝えしておくと、taritariを含むキャッシュバックサイトでの口座開設はほとんどの方におすすめできません。
一番お得かつ安心なのは公式サイトからの口座開設です。(当たり前ですね。)
キャッシュバックサイトを使うべきではない理由とそのデメリットを解説します。
IB業者「taritari」とは?キャッシュバックの仕組みを解説
IB業者とは一言でいうと、海外FXを紹介しているブローカーのようなものです。
IB業者を経由して口座開設をしたら、あなたが取引した分に応じてキャッシュバックするよ、というもの。
「FX業者に払っている取引手数料を還元します」などのような売り文句でいろんなトレーダーがおすすめしていますよね。
一見お得な制度のように思えますが果たして本当にそうでしょうか?
IB業者の中でも特に有名なtaritariを例にしていきます。
taritariのキャッシュバックの仕組み
IB業者の中でも最も信頼ができ、日本人からの支持も高いtaritariです。
特にキャッシュバック率が高いとされるXM tradingをtaritariのキャッシュバックを使った場合は下記です。
スタンダード口座1ロット取引 | 8.5ドルのキャッシュバック |
ゼロ口座1ロット取引 | 4.25ドルのキャッシュバック |
このように、XMでの1ロットあたりにキャッシュバックが設定されています。
確かに、取引ごとにキャッシュバックされるならお得ですよね。
ではデメリットを見ていきましょう。
IB業者やtaritariのデメリット3選
IB業者いわゆる海外FXのキャッシュバックサイトやtaritariのデメリットを3つ挙げます。
①海外FX業者公式の入金ボーナスがもらえない
まず一番のデメリットが公式の入金ボーナスがもらえないということです。
以前までは公式の入金ボーナスはそこまで強くはなかったので、確かにIB業者のキャッシュバックはそれなりにお得感がありました。
しかし、2020年現在ではXMをはじめとした海外FX業者の公式で実施されている入金ボーナスが非常に強いです。
taritariなどのIB業者を使って取引した場合、口座開設ボーナスや入金ボーナスが手に入らないのはかなり痛いです。
これはデメリットと言わざるを得ないでしょう。
②スプレットが広くなる場合がある
IB業者を使うデメリットの二つ目はスプレットが広くなる場合があるということです。
いや、海外FX業者に払う取引手数料を実質的に安くしたいからIB業者やtaritariを使っているのになんで?と思うかもしれません。
しかしよく考えてみてください。
そもそも論として、海外FX業者のメリットとしてNDD方式のビジネスモデルがあります。
ですが、IB業者を通すというのはいわば、自分からDD方式に変えているようなものです。
IB業者が怪しいと言われる理由はまさにこれでして、仲介を通すことで実質的にIB業者がノミ行為をやろうと思えばできる状態にしてしまっているのです。
「taritariが怪しい」というわけではありませんが、形式的にはそのような取引形態になっているという話です。
せっかく国内FX業者のノミ行為にうんざりして海外を主戦場にしているのにこれでは意味がありませんよね。
③そもそも全然お得じゃない
今回の本題はここからです。
taritariなどのIB業者を怪しいと思うのは個人の自由ですし、利用するか公式から利用するかはあなたが決めること。
ですが、そもそもIB業者のキャッシュバックってお得じゃないです。
IB業者のキャッシュバックがお得ではないという話をもう少し深掘りします。
IB業者taritariのキャッシュバックとXMの入金ボーナスを比較
IB業者taritariの中でも高還元だとアピールされているXMと、XM公式サイトからの口座開設で入金ボーナスを獲得した場合の比較をしてみます。
これでIB業者のキャッシュバックが本当にお得かどうかがわかります。
キャッシュバック金額と入金ボーナスを比較
比較 | 還元条件 | タイミング |
---|---|---|
IB業者のキャッシュバック金額 | 1ロットあたり8.5ドル | 取引するたびに発生 |
XM公式の入金ボーナス | 入金額の20%が還元(最大5000ドル) | 入金した時点で発生 |
まず上記が基本的な条件です。
XMの入金ボーナスは約260万円入金するまで継続
XMの入金ボーナスは最大で5000ドルまで受け取り可能です。
XM公式のボーナス金額は2020年の日本円レートであれば約52万円です。
入金金額にすると、約260万円の入金までボーナスが発生するということになります。
つまり、海外FXに使える資産が260万円以上ある方のみ、入金ボーナスの恩恵が枯渇する場合があるということですね。
キャッシュバックで52万円もらうには565ロット取引が必要
IB業者taritariのキャッシュバックは取引のたびに発生します。
しかし、XM公式の入金ボーナスの最大金額である52万円をもらうには565ロットの取引が必要です。
もしあなたが565ロットも取引する大口トレーダーなら使う価値はあるのかもしれません。
1ロットあたり | 52万円のキャッシュバックに必要なロット数 | 565ロットとは? |
8.5ドル | 565ロット | 約58億7600万円分 (1ロット=10万通貨) |
これはXMのスタンダード口座の場合です。
ゼロ口座の場合はIB業者taritariのキャッシュバックは4.25ドルですから、日本円計算で100億越えの取引量をFXで行うことで初めてXMの公式が実施している入金ボーナスよりもお得になることができます。
XMの公式サイトを使えば抱えることのない3つのデメリットを許容して利用する必要が果たしてあるのか考えてみてください。
それにXMはボーナスを使い切ってしまった場合でも、定期的にボーナスリセットキャンペーンをしたりします。
なんだかんだで常に入金ボーナスがあったりするわけです。
XM公式で口座開設が一番おすすめです。