IronFXは10年以上続く海外FX業者です。海外FX業者のなかでも高いレバレッジ1,000倍やスプレッドの狭さなど魅力的なメリットが揃っていますが、同時に過去の騒動から信用リスクが高い業者として批判されています。
情報が錯綜してしまい、IronFXのメリットやデメリット、ボーナスの条件、スプレッド、約定力などがどうなっているのか分かり難くなっています。
そこで今回は、海外FXのIronFXを利用した人の評判から見えてくるメリットやデメリットなどの特長を解説していきます。
- IronFXを使った人の評判を分析!
- メリットやデメリット、ボーナスキャンペーンなどを詳しく解説
- 利用者の評判を調べているから信用度が高い
これからIronFXや海外FXを始めようとしている方にピッタリな内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
IronFXのメリットに関する評判
IronFXのメリットに関する評判を分析すると、5つの特長が分かりました。
- 海外FX業者のなかでもトップクラスに高いレバレッジ
- スプレッドが狭く取引手数料無料なのが魅力
- スワップポイントが高いから中長期トレード向き
- 口座通貨に日本円が選択可能
- 日本語サポートが丁寧
IronFXの評判を調べると、最初に出てくるのが海外FX業者のなかでもトップクラスに高いレバレッジと、スプレッドの狭さや取引手数料無料になります。ほかにもIronFXの強みとなるメリットがありますので、順番に解説します。
海外FX業者のなかでもトップクラスに高いレバレッジ
IronFXの最大レバレッジは1,000倍となっており、取引方法や口座残高によって変動しません。海外FX業者はレバレッジが高いのが特長ですが、そのなかでもIronFXのレバレッジは高いです。
ただし、口座のタイプによって最大レバレッジは500倍になってしまいます。詳しくは下記で解説しているので、最大レバレッジ1,000倍を選びたい方はしっかりと確認しましょう。
スプレッドが狭く取引手数料無料なのが魅力
IronFXのSTP/ECN ABSOLUTE ZERO口座は、スプレッドは変動ですが最小0.3pips~、取引手数料が無料という高スペックの口座となっています。レバレッジは最大500倍、ボーナスの対象外というデメリットはありますが、比較的資金に余裕があるトレーダーにピッタリです。
スワップポイントが高いから中長期トレード向き
IronFXは最大レバレッジやスプレッド以外にスワップポイントが海外FX業者にしてはかなり高いです。マイナー通貨ペアを数多くそろえているのもポイントです。そのため、スワップポイント狙いの中長期トレードを考えている方に向いているFX業者になります。
スワップポイントとは、通貨の交換(売買)した際の金利の差を調整する額のこと。低い金利の通貨を売って、高い金利の通貨を買うとプラスのスワップポイントが発生し、長期間保有していると日数に応じてスワップポイントが貯まっていく
口座通貨に日本円が選択可能
IronFXの口座通貨は米ドル以外に日本円が選択可能となっています。地味なメリットですが、海外FX業者で日本円が選択可能なのは嬉しいメリットです。
口座通貨を円にできるということは、入出金の際に為替手数料が発生しません。多くのトレーダーが使っているMetaTrader4(MT4)は、管理画面の利益が日本円になっていため、頭のなかで計算がしやすくなります。
日本語サポートが丁寧
IronFXの日本語対応力は高いという評判です。日本人用のスタッフを用意しており、平日15時~2時までの間なら、電話・メール・ライブチャットの全て日本語対応が可能となっています。
レスポンスも速くて丁寧という評判もあるため、トラブルに巻き込まれても安心して相談できます。
IronFXのデメリットに関する口コミ・評判
IronFXのデメリットに関する評判を分析すると、3つの特長が分かりました。
- 信用リスクが極めて高く過去にトラブルあり
- 口座タイプによってスプレッドや最大レバレッジなどが違う
- 取引ツールはMT4のみ
レバレッジやスプレッドの評判は高いIronFXですが、一方で過去にあったトラブルが現在でも尾を引いています。どのようなデメリットがあるのか、順番に解説します。
信用リスクが極めて高く過去にトラブルあり
IronFXは複数の子会社を運営しており、日本人がIronFXで口座を開設するとバミューダ金融当局の規制・監督を受けることになります。このライセンスだと資産保障制度は含まれていないため、IronFXが倒産したときに資産が全額戻ってくるかどうは分かりません。
また、IronFXは過去に大きなトラブルを起こし、日本市場から撤退したこともあります。現在でもSNSや口コミサイトを調べると、出金トラブルが世界規模で起きているという報告があります。
過去に起きた大きなトラブルの内容や原因を下記で詳しく解説しているので、IronFXを利用する前に一度目を通しておきましょう。
口座タイプによってスプレッドや最大レバレッジなどが違う
IronFXには全部で6種類の口座があります。口座によってスプレッドやボーナスの有無が違ってきます。
- ライブ変動口座:少ない資産でもトレードしやすく、レバレッジが最大1000倍・ボーナス対象口座
- ライブ固定口座:スプレッドが固定で通貨ペアが少なく、レバレッジが最大1000倍・ボーナス対象口座
- ライブゼロスプレッド口座:スプレッドは無料だが取引手数料が高く、レバレッジ最大500倍・ボーナス対象外
- STP/ECN手数料なし口座:スプレッドが広めに設定され、レバレッジ最大500倍・ボーナス対象外
- STP/ECNゼロスプレッド口座:スプレッドは無料だが取引手数料が高く、レバレッジ最大500倍・ボーナス対象外
- STP/ECN ABSOLUTE ZERO口座:スプレッドが狭く取引手数料無料、レバレッジ最大500倍・ボーナス対象外
スプレッドの違いやボーナスの有無、レバレッジについてはそれぞれの項目で詳しく解説しますが、6種類もの口座があり条件やスペックが違うのでは分かりづらい内容となっています。
このなかでスペックが高い口座は、ライブ変動口座とSTP/ECN ABSOLUTE ZERO口座の2つになります。少ない資金でトレードしたい方はライブ変動口座、多い資産でしっかりとトレードをしたい方はSTP/ECN ABSOLUTE ZERO口座を選びましょう。
取引ツールはMT4のみ
そこまで大きなデメリットとは言えませんが、取引ツールはMT4だけとなっています。利用者が多い取引ツールのため、あまり問題になりませんが、最新のMT5の方が高性能で使いやすいという評判のため、乗り換えているトレードも少なくありません。
世の中の風潮に合わせてMT5に対応している海外FX業者が増えているのを考えると、取引ツールがMT4だけなのはデメリットと言えます。
IronFXのレバレッジに関する口コミ・評判
IronFXのレバレッジに関する評判を分析すると、2つの特長が分かりました。
- レバレッジは最大1,000倍まで
- 口座タイプによって最大レバレッジが違う
IronFXのレバレッジは高いうえに条件がシンプルなのがポイントです。どういう内容なのか、順番に解説します。
レバレッジは最大1,000倍まで
IronFXの最大レバレッジは1,000倍となっており、国内FX業者はもちろん、ほかの海外FX業者と比較しても高いレバレッジとなっています。
レバレッジが高いと少ない資金でもトレードできるのがポイントです。たとえば、米ドル円100円で1万枚購入するときに必要な資金を、最大レバレッジ25倍の国内FX業者と比較してみましょう。
- 国内FX業者:米ドル円100円で1万枚購入するのに、フルレバなら4万円が必要
- LAND-FX:米ドル円100円で1万枚購入するのに、フルレバなら1,000円が必要
100万円でエントリーするのに国内FX業者なら4万円必要ですが、IronFXだと1,000円で可能ということになります。このようにレバレッジが高い海外FX業者なら、国内FX業者に比べて少ない資金でトレードできるのが大きなメリットとなっています。
ただし、IronFXの最大レバレッジ1,000倍が使用できる口座は指定されています。
口座タイプによって最大レバレッジが違う
IronFXは取引決済が違う口座が2種類あり、口座タイプによって最大レバレッジが変わります。
- ライブ口座は最大1,000倍
- STP/ECN口座は最大500倍
ほかの海外FX業者では取引方法や証拠金残高によってレバレッジが制限される場合がありますが、IronFXでは取引方法や書庫金残高によって最大レバレッジを制限することは無いと公式サポートブログで明言されています。最大レバレッジが制限されないため、少ない資金でもトレードが可能となっています。
以前はSTP/ECN口座は最大200倍となっていましたが、記事執筆時点では最大500倍に増えています。最大500倍でも高いレバレッジですが、最大1,000倍のレバレッジを試したいならライブ口座を選びましょう。
ただし、ライブ口座のスプレッドがゼロになるライブゼロスプレッド口座は最大レバレッジが500倍となっています。ボーナスも対象外となっており、取引手数料が掛かるため、間違えて選択しないようにしましょう。
IronFXのスプレッドに関する口コミ・評判
IronFXのスプレッドに関する評判を分析すると、3つの特長が分かりました。
- 口座と証拠金残高によってスプレッドが変動する
- スプレッドを重視するならSTP/ECN口座
- スワップポイントが高いのは魅力的
IronFXのスプレッドに関しては、口座の種類と残高によって違いが生じるため、かなり複雑な内容となっています。スプレッドを重視する方は、内容をしっかりと確認しましょう。
口座と証拠金残高によってスプレッドが変動する
IronFXのスプレッドの評判を調べると、情報が入り乱れてスプレッドが広いのか狭いのか分かりづらくなっています。なぜなら、IronFXのスプレッドは口座のタイプと証拠金残高によって変動しているため、情報の切り取り方によってスプレッドに違いがあります。
下記の表は、最大レバレッジが1,000倍でボーナスが適用されるライブ口座のスプレッドになります。
口座タイプ
ライブ変動口座
ランク
マイクロ
プレミアム
VIP
最低必要証拠金
$100
$2,500
$20,000
USD/JPYの
最低スプレッド
0.8pips
0.4pips
0.2pisp
スプレッド方式
変動
取引手数料
無料
口座タイプ
ライブ固定口座
ランク
マイクロ
プレミアム
VIP
最低必要証拠金
$100
$2,500
$20,000
USD/JPYの
最低スプレッド
2.2pips
1.8pips
1.4pisp
スプレッド方式
固定
取引手数料
無料
口座タイプ
ライブゼロスプレッド口座
ランク
なし
最低必要証拠金
$100
USD/JPYの
最低スプレッド
なし
スプレッド方式
なし
取引手数料
通貨ペアによって異なるが片道9ドル~
表を見ると固定口座よりも変動口座の方がスプレッドを狭く感じられますが、ライブ変動口座のスプレッドは常に一定ではありません。状況によってスプレッドが変動するため、上記の数字以上のスプレッドにもなります。
また、ライブゼロスプレッド口座はスプレッドが無料になりますが、取引手数料が発生します。片道9ドル以上となっており、コストがかなり高い設定となっているため、あまり魅力は感じられません。
なお、日本時間で23時~2時までの間はライブ固定口座のスプレッドは、ライブ変動口座のスプレットに変更となります。
次の表は、最大レバレッジが500倍でボーナスが適用されないSTP/ECN口座のスプレッドになります。
口座タイプ
STP/ECN
手数料なし口座
STP/ECN
ゼロスプレッド口座
STP/ECN
ABSOLUTE ZERO口座
最低必要証拠金
$100
$100
$3,000
USD/JPYの
最低スプレッド
1.8pips
なし
0.3pips
スプレッド方式
変動
なし
変動
手数料
なし
片道6.75ドル
なし
基本的にIronFXは取引手数料が無料となっています。しかし、STP/ECNゼロスプレッド口座は取引手数料が発生します。
片道6.75ドルは他の海外FX業者に比べても高い設定となっており、少ない資金でフルレバエントリーしたい方にとってはデメリットです。
スプレッドを重視するならSTP/ECN口座
上記の表をまとめると、IronFXのライブ口座は200万円以上入っているとスプレッドがかなり狭くなるが、口座残高が少ないと広い設定になります。
IronFXのライブ口座は最大レバレッジが1,000倍と高いため、少ない資金でトレードしたいと考える方は少なくありません。しかし、証拠金が少ないとスプレッドは狭くならないのに注意しましょう。
最大レバレッジが500倍でボーナスも利用しないと考えているのでしたら、STP/ECN ABSOLUTE ZERO口座が一番スペックの高い口座になります。ECN口座でありながら取引手数料無料で、スプレッドが狭く設定されているのは魅力です。
スワップポイントが高いのは魅力的
IronFXで選べる通貨ペアは口座タイプによって違いますが、ライブ変動口座だと80種類以上もあります。ほかの海外FX業者だと見かけないマイナー通貨ペアもあり、スワップポイントが高く設定されています。
2020年3月下旬ごろのスワップポイントは新型コロナの影響もあって、どのFX業者も低くなっているなかでIronFXは維持しており、EUR/ZARやEUR/TRY、GBP/ZARなどの売りスワップが安定して高いです。
IronFXは信用リスクが高いため、長期トレードするのに不安もありますが、スワップポイント狙いの中長期トレードに向いているのも事実です。
IronFXのボーナスについての口コミ・評判
IronFXのボーナスに関する評判を分析すると、3つの特長が分かりました。
- 3種類あるボーナスは入金するたびに発生
- ボーナスはライブ口座のみ
- ボーナスの損益に特殊なルールがある
IronFXのボーナスは入金ボーナスに特化していますが、ほかの海外FX業者に比べると癖のある内容となっています。ボーナスを受け取りたい方は、内容をチェックしましょう。
3種類あるボーナスは入金するたびに発生
IronFXの常設ボーナスキャンペーンは、記事執筆時点だと3種類あります。
- 100% 無制限シェアリング・ボーナス
- 40% パワーボーナス
- 20% Iron ボーナス
IronFXのボーナスは全て入金ボーナスとなっており、1口座につき1種類のボーナスが選択できます。口座を増やせば別のボーナスを選べるようになっており、どのボーナスも入金するたびにボーナスが発生し、100% 無制限シェアリング・ボーナスは上限金額がありません。
100% 無制限シェアリング・ボーナスは、500米ドル以上の入金に対して入金額と同額のボーナスがプレゼントされます。名前の通り無制限となっているため、10万円ずつ入金すれば、毎回10万円がプレゼントされることになります。
40% パワーボーナスは、500米ドル以上の入金に対して入金額の40%がボーナスとして貰えます。上限が4,000米ドルまでとなっているため、10万円ずつ入金すれば、毎回4万円のボーナスが累計40万円になるまでプレゼントされます。
20% Iron ボーナスは、入金額に対して20%がボーナスとして貰えます。最低入金額が設定されていない分、ボーナスのパーセンテージは低いです。上限が2000米ドルまでとなっているため、10万ずつ入金すれば、毎回2万円のボーナスが累計20万円になるまでもらえます。
これらのボーナスは口座を作るときに選択できますが、ボーナスの途中変更はできません。40% パワーボーナスや20% Iron ボーナスが上限に達すると、その口座でボーナスを得ることは不可能となっています。
一見すると、IronFXのボーナスはどれも豪華で、特に100% 無制限シェアリング・ボーナスは上限が無いためかなり魅力的に思われるかもしれません。しかし、IronFXのボーナスには大きな問題が2つあります。
ボーナスはライブ口座のみ
IronFXにはライブ口座とSTP/ECN口座の2つがありますが、ボーナスが適用される口座はライブ口座のみとなっています。ライブ口座には変動口座と固定口座、ライブゼロスプレッド口座の3種類がありますが、ライブゼロスプレッド口座は対象外となります。
つまり、IronFXでボーナスを利用するなら、ライブ変動口座かライブ固定口座の2種類しか選択肢がありません。
ライブ口座はボーナス以外に、最大レバレッジが1,000倍で、口座残高によってスプレッドが狭くなるといった特長があるため、スペックが優れているように見えます。
しかし、IronFXのボーナスには口座以外にも問題があります。
ボーナスの損益に特殊なルールがある
IronFXではボーナスに関して3つのルールがあります。
- ライブ口座のみ適用される
- ボーナスは出金できず、有効証拠金として使える
- ボーナスを使って損益を出すと出金額に制限が掛かる
IronFXのボーナスのネックは、ボーナスの種類によっては利益に対して制限が掛かります。下記の表は、それぞれのボーナスで1万円の損益を出した場合のルールです。
ボーナスの種類
ボーナスで1万円の
利益を出した場合
ボーナスで1万円の
損失を出した場合
100% 無制限シェアリング・ボーナス
5,000円を出金でき、
残りの5,000円は消滅
口座から5,000円が引かれ、ボーナスから5,000円が引かれる
40% パワーボーナス
1万円を出金できる
1万円が口座資金から引かれる
20% Iron ボーナス
1万円を出金できる
1万円が口座資金から引かれる
つまり、100% 無制限シェアリング・ボーナスは損益をIronFXと折半し、残りのボーナスキャンペーンだと利益は総取り・損失は自己負担となっています。
利用条件や出金条件が分かりづらくなっていますが、基本的には100% 無制限シェアリング・ボーナスか40% パワーボーナスを選ぶとメリットはあります。
IronFXの出金に関する口コミ・評判
IronFXの出金に関する評判を分析すると、3つの特長が分かりました。
- 入出金方法は3種類ある
- おすすめはbitwalletだが注意点もある
- 過去に大きな出金トラブルが起きている
IronFXは出金に関して大きなトラブルが起きています。現在でも出金トラブルの報告があるため、IronFXを利用するときはリスクをきちんと考えましょう。
入出金方法は3種類ある
IronFXの入出金方法は3種類あります。
- デビットカード・クレジットカード(Master Card、Visa、JCBカード)
- 銀行送金
- bitwallet
入金手数料は、デビットカード・クレジットカードとbitwalletは無料、銀行送金は50,000円以下だと980円の手数料、50,001円以上だと無料になります。
おすすめはbitwalletだが注意点もある
一番スピーディに入出金ができるのはデビットカード・クレジットカードですが、おすすめはしません。なぜなら、海外FX業者はマネーロンダリングを防ぐために入出金方法を同じ物とするというルールがあります。
デビットカード・クレジットカードだと入金=購入のため、出金は購入のキャンセル扱いになります。そのため、入金した以上の金額を引きだません。せっかく手に入れた利益を引きだせないのは勿体ないです。
銀行送金は手続きの時間が掛かり、入金時の金額が50,001円以上じゃないと手数料が発生するなどのデメリットがあるため、おすすめの入出金方法はbitwalletになります。
アカウントさえあれば、入出金がスマートフォンからでも可能。海外FX業者の多くで使える入出金方法のため、これを機会にアカウントを作ってみましょう。
ただし、IronFXの入出金には注意点があります。2019年よりIronFXの出金手数料は無料となっていますが、取引量が1lot未満の口座から出勤すると3%の手数料が発生します。作ったばかりの口座で出金するときは注意しましょう。
過去に大きな出金トラブルが起きている
IronFXの評判をSNSや5ちゃんねるで調べると、過去に起きた大きな出金トラブルに関する評判がいくつも出てきます。調べてみると、2015年に中国で合計30億円ほどの出金拒否があり、出金拒否をされた中国人トレーダーがデモを起こし、中国オフィスに刃物を持って乗り込むといったニュースを見つけました。
ほかにもSNSやブログでIronFXの出金拒否に関する報告は幾つも見つかります。なかには数千万円単位で出金拒否となってしまったケースもありました。
これらの出金トラブルに対して、IronFXは公式サポートブログでコメントを発表しています。以下は公式発表の要約となります。
- 取引規約に違反する場合以外で出金拒否をしたことは無い
- 取引規約違反とはIronFXに対して意図的に損害を与える行為
- 出金トラブルにあったという報告は規約違反をしたか、ねつ造のどちらか
中国での出金トラブルに関して調べると、IronFXが出金拒否に到ったのは、オンライン上で使える不正ツールの利用が多発したため、IronFXが緊急措置として出金を制限したというのが理由となります。
ですが、不正ツールの使用履歴を詳しく調べられなかったのか、利用していないユーザーもまとめて出金拒否となり、未払いに対する係争は4年以上に渡って続いています。
また、海外FX業者の有名な口コミサイト「Forex Peace Army」には多くの出金拒否トラブルの報告が上がっており、IronFXはSCAM(詐欺業者)認定をされています。この口コミサイトでSCAM認定をされるのは非常に珍しく、IronFXがスムーズに出金できるのは疑わしいといえます。
IronFXの約定力に関する口コミ・評判
IronFXの約定力に関する評判を分析すると、3つの特長が分かりました。
- 1000分の1秒以内で約定されスリップページが起きにくい
- SNSで約定拒否の報告は無い
- 注文の処理方法が口座によって違う
公式ホームページでは、IronFXの約定力はかなり高いとなっています。約定力が高いと、自分の思い通りの注文がしやすくなるため、押さえておきたいポイントです。
1000分の1秒以内で約定されスリップページが起きにくい
IronFXの約定執行率は、99.62%の注文が1000分の1秒以内に約定されます。海外FX業者のなかではトップクラスに速く、スリップページが起きにくいため、自分の狙ったレートで注文することが可能です。
ただし、この約定力は公式ホームページの発表による物のため、実際の数値は不明となっています。
SNSで約定拒否の報告は無い
IronFXの約定力をSNSや5ちゃんねるで調べたところ、少なくとも約定拒否やスリップが起きたという評判はほとんど見つかりませんでした。確かに、IronFXの約定力は高い可能性はあります。
注文の処理方法が口座によって違う
ただし、IronFXの約定力の高さは口座の注文方法に関係していると分析できます。IronFXはライブ口座とSTP/ECN口座の2つがありますが、これらの口座はレバレッジやスプレッド以外に、注文の処理方法が違います。
公式サポートブログによれば、ライブ口座は相対取引決済、STP/ECN口座はマーケット取引となっています。相対取引は顧客の注文を業者が受ける取引で、FX業界ではDD方式と呼びます。一方でマーケット取引は顧客の注文を別の顧客が受ける方法で、FX業界ではNDD方式と呼びます。
DD方式は顧客の注文を業者が受けるため、大きな注文でも通りやすくなるというメリットがあります。また、STP/ECN口座は場合によって注文処理方法がDD方式に切り替わるため、こちらも注文が通りやすくなるという特長があります。
IronFXの約定力が高い理由は、口座や注文の内容によって処理方法を変えている可能性が高いです。
IronFXのロスカットに関する口コミ・評判
IronFXのロスカットに関する評判を分析すると、2つの特長が分かりました。
- ロスカット水準は20%でゼロカットシステムに対応
- 過去のトラブルでは強制ロスカットをした
高いレバレッジで取引する海外FXにおいて、ロスカットの条件やゼロカットシステムの有無は重要な問題です。順番に解説するので、ご覧ください。
ロスカット水準は20%でゼロカットシステムに対応
IronFXのロスカット水準は証拠金維持率20%となっています。ほかの海外FX業者に比べて平均的な数字で、ゼロカットシステムにも対応しているため合格ラインと言えます。
ゼロカットシステムとは、レートが急激に変化してロスカットが間に合わずに資産がマイナスになっても、FX業者がマイナス分を補てんして残高をゼロにするシステムです。つまり、トレーダーは入金した資金以上の損失が発生しません。
過去のトラブルでは強制ロスカットをした
SNSや5ちゃんねるでIronFXのロスカットの評判を調べましたが、ゼロカットシステムが発生せずに追証を支払ったという報告はありません。
しかし、IronFXは過去に大きなトラブルの末に強制ロスカットをしたことがあります。
2014年、IronFXは突然日本撤退を表明し、保有中のポジションを強制決済しました。これは事前に告知もせずに行った強制決済のため、その時点で含み損を抱えていたトレーダーは損失を確定されてしまったのです。
日本撤退を決めた理由は、金融庁から警告を受けて、日本の金融ライセンスを取得して国内FX業者に切り替えるためでした。しかし、日本の金融ライセンスを取得できず、2015年より再び日本での営業を始めました。
出金トラブルと強制ロスカットはIronFXの大きなデメリットとして、いまだに指摘されています。
IronFXの日本語対応に関する口コミ・評判
IronFXの日本語対応に関する評判を分析すると、2つの特長が分かりました。
- 公式ホームページは日本語対応
- 公式サポートブログがある
IronFXの日本語対応力は高いという評判です。日本語対応のスタッフがいるカスタマーサポートや、IronFXのスペックを紹介する公式サポートブログなど、内容が充実しているためチェックしておきましょう。
公式ホームページは日本語対応
IronFXの公式ホームページは日本語対応となっており、海外FXをこれから始めようとしている方でも口座開設や入金など問題なく行えます。また、カスタマーサポートも充実しているのが特長です。
- コールセンター
- メール
- ライブチャット
全て平日24時間対応をしていますが、日本語サポートは平日15時~2時までとなっています。スタッフの質が高く、レスポンスが速くて丁寧だと評判です。なにかトラブルがあったときに、日本語でサポートしてもらえるのは安心です。
ただし、定期的に更新されるマーケットリポートは全て英語なのは残念なポイントです。
公式サポートブログがある
2019年より公式サポートブログが誕生しました。IronFXの口座やスプレッドの解説、海外FXの確定申告のやり方、開催中のキャンペーンなどの情報が不定期に更新されています。IronFXに興味がある方はチェックしてみましょう。
口コミ・評判から見えてくるIronFXの特長
IronFXの評判を調べると、IronFXの特長が見えてきました。
- 海外FX業者でもトップクラスに高いレバレッジに低スプレッド
- 口座の種類によってスプレッド・レバレッジ・ボーナスが違う
- 過去のトラブルを考えると信用リスクが高い
IronFXは海外FX業者でもトップクラスに高いレバレッジと、口座によっては極狭と呼べるスプレッドが魅力の海外FX業者です。約定力が高く、口座が日本円通貨に対応し、日本語対応力も高いため日本人トレーダーがやりやすい環境です。
しかし、過去のトラブルによって信頼性は損なわれており、不透明な部分も多くあります。最大レバレッジ1,000倍と極狭スプレッドが両立しないというのもマイナスなポイントです。
少ない資金で高いレバレッジのトレードをしたい方や、まとまった資産で中長期トレードを考えている方にとって魅力的な海外FX業者となっています。