XMにはレバレッジ規制の噂がある?
レバレッジ規制についてご紹介しておきます。レバレッジ規制は証拠金残高の変容によってレバレッジ変化がもたらされることを示しているのではなく、FX取引そのもののレバレッジに規制が入るのではというような内容になります。XMの最大レバレッジは888倍ですが、レバレッジ888倍が法律的に実施できなくなるということを意味します。
日本国内のレバレッジ規制
日本国内では最大レバレッジが25倍ですが、これについては金融庁が定めた規制になります。少し前までは国内でもレバレッジ200倍以上の取引も出来たのですが、ハイレバレッジのFX取引が加熱して大きなマイナスを抱える人が次から次に登場したのです。これを受け最大レバレッジに規制をかけはじめました。
FX取引開始当初はそういうふうな制限がなく、2005年に金融先物取引法が改正され、レバレッジについてリサーチが始まって、2010年にはついにレバレッジ規制がされました。そのタイミングで最大レバレッジは50倍に規制されました。これこそレバレッジ規制というわけです。
2011年には、最大レバレッジ25倍に移って現在に至ります。レバレッジ規制の意図はギャンブル性の高い投資ができないようにして、大きなマイナスを出してしまうケースを阻止するためです。金融庁はこれから、日本全国の最大レバレッジを10倍にするような検討を促進しています。
海外のレバレッジ規制
海外に焦点を合わせると、ESMA(欧州証券市場監督局)という国内の金融庁にあたる組織がFXのレバレッジ規制に手をつけ始めています。その名前の通りEU(欧州)においての金融取引関連のレバレッジ規制を行っております。
ESMAが行なったレバレッジ規制は、今日の時点でのレバレッジからレバレッジ20倍~30倍にするというものです。アメリカにおいても最大レバレッジが50倍になっています。このようになってくると国内でも海外でもかわらないレバレッジレベルに収まってしまいます。ハイレバレッジの取引が不可能ならば、海外ブローカーを使う価値がありません。しかし、それと引き換えにXMなどの海外のFXブローカーはきちんと抜け道の準備をしていました。
XMを例に挙げます。XMはそもそEUのキプロスをベースとしていました。ESMAがレバレッジ規制をすることを把握していたかはっきりとしていませんが、2017年にXMの拠点をセーシェルに移しています。セーシェルはEU外のため、レバレッジ規制を受けることはありません。レバレッジ規制の穴を見つけることができた形式です。
レバレッジ規制が要されることで最大レバレッジを引き下げられる事は当然、入金に対するボーナスもやってはならないことになっています。XMはそうしたものを敬遠しトレーダーにアドバンテージとなる条件で取引を実現させてくれています。
世界各国の金融庁にあたる組織の動きによってレバレッジ規制はどんな風にでもなってしまいます。レバレッジ規制は運用資金や運用方針に大きな影響を及ぼします。
XMの取引は税金の面でもとてもオトクである。
FXの取引で得た利益には税金が必要となる。
海外でも国内でもFXで獲得できた利益には税金が生じます。およそですが、利益の20%は税金で納めなくてはなりません。こちらではレバレッジは関連性がありません。
1年間で20万円以以下のケースでは確定申告のニーズが無いので問題ないですが、レバレッジを掛けて取引していると、年間20万円以上の利益なんてすぐさま出てしまいます。
かえって損するケースもあると思います。損益を出した局面では、海外FXと国内FXでは大きな相違点が出現します。これについてはXMだからということではなくて国内の金融庁で許可をもらっている業者かそうでないかによってまちまちです。
海外FXの税金は総合課税になる
国内のFXによる利益や損失は申告分離課税の雑収入にカテゴリー分けされます。こちらの分類だと給与収入や事業収入などこれ以外の収入との損益通算が出来ないということになります。海外FXによる利益や損失は総合課税になります。総合課税になったら給与収入や事業収入などこれ以外の収入との損益通算ができるということを指します。これは取引で損失を出したときに大幅に影響してくるのです。
XMの口座の取引で損失が出たケースではどうなる?
ひとつの例として、Kさんのサラリーマンの収入は年収500万円でした。KさんはXMの口座でレバレッジ888倍の取引をして、年間の収支がマイナス60万円になったとします。XMで取引をした場合は総合課税になるのでその他の収入と損益通算ができますのでKさんの年収は500万円-60万円で440万円になります。
年収が下がったのでおさめるべき税金が引き下げられます。これについては確定申告で取り戻すことが可能です。
ですが、国内のFXにおきましてはただ50万円なくなって終わりです。3年間の損失の持ち越しは可能ですが、当該の年に損益通算できる海外FXと比べてどちらが得になるかは明白です。