「副業FXで月5万円を稼ぐ」
「FXで10万円を1000万円に増やした」
こんな謳い文句をよく見ますが本当ですか?
このような謳い文句につられて安易にFXに手を出そうとする方が非常に多いです。
しかし、FXは大きな利益を得られる可能性があると同時に、借金を背負ってしまうリスクもあることを分かっていないもまた非常に多いです。
そもそも、FXでどの様な仕組みで利益が生み出されるのかなどの基礎的な部分を理解しているか怪しい初心者の方も少なくありません。
今回は、FXに興味があるもののFXについて全く知らない方向けに
- FXの基本的な商品性
- FXをするにあたって留意すべきリスク
- FXを本格的に始める前にやるべき準備
以上について解説をしたいと思います。
- FXはレバレッジを掛けて為替レートを取引する商品
- FXはリターンもリスクも高いこと
- まずは最低限のFXの勉強とデモ口座の開設を使用
FXとは?-3つのポイントを理解しよう-
まずはFXの主な商品性について、最低限覚えるべき3つのポイントから紹介します。
- FXは異なる国の通貨ペアの交換レートを取引する投資商品
- FXは「レバレッジ」利用して取引できる
- FXは売り・買いどちらからでも始められる
詳しく解説していきますね。
FXは異なる国の通貨ペアの交換レートを取引する投資商品
FXは、異なる通貨の交換レートの変動を利用して取り引きを行う投資商品です。
アメリカドルと日本円の交換レート「ドル円」やEUのユーロと日本円の交換レート「ユーロ円」などが有名ですね。
また、円を含まない「ユーロドル」などのクロス通貨と呼ばれる通貨ペアの取引もできます。
では、FXで異なる通貨の通貨ペアを取引することでどの様に利益をえることができるのでしょうか。
具体的に見てみましょう。
例えば1ドル=110円だったドル円の交換レートが、1ドル=111円になった場合を考えます。
1ドル=110円の状況で1万ドルを110万円を払って購入し、1ドル=111円になったタイミングで1万ドルを売るとどうなるでしょうか。
1ドル=110円で購入した際は、1万ドルを110万円で購入したのに対し、1ドル=111円になったタイミングでドルを円に交換することで111万円を受け取ることができます。
つまり、「1万ドルを買って、1万ドルを売った」だけなのに、交換レートの変動により1万円を稼ぐことが出来たことになります。
これがFXで利益を生む具体的な方法です。
なお、FXは「デリバティブ取引」という種類の商品なので、実際に外貨の受け渡しは行わず為替レートの数字の変動差だけを取り引きする「差金決済」という形態になります。
どのため、FXでドル円を買ったとしても、ドルを外貨で受け取ることは基本的に出来ません。
FXは「レバレッジ」利用して取引できる
FXの2つ目の大きな特徴は「証拠金にレバレッジを掛けることができる」ことです。
通常の外貨の両替の場合は、当たり前ですが1万ドルを得るためには1万ドル分の日本円を用意しなければいけません。
1ドル=100円なら、日本円をドルに両替するためには100万円必要ですよね。
しかし、FXの場合は証拠金(預け入れたお金)にレバレッジを掛けることで、最大25倍の取り引きを行うことができます。
なので、1ドル=100円で1万通貨を購入する場合に必要な金額は
100万円÷25倍=4万円
となります。
このように、少額で大きな取引ができるのが、FXの強みだといえます。
FXは売り・買いどちらからでも始められる
FXは「買い」ではなく「売り」から取引を始めることもできます。
つまり、「為替レートが上がりそうな場合・下がりそうな場合の両方で利益を得るチャンスがある」といえますね。
為替レートは上下に変動するので、円安になりそうなタイミングと円高になりそうなタイミングの2つが存在します。
「現在は1ドル=100円だけど115円まで上がりそう(円安になりそう)」という場合は、あらかじめドル円の買いを行うことで、115円になったタイミングで売ることで15円の差益を得ることができます。
逆に「現在は1ドル=100円だけど90円まで下がりそう(円高になりそう)」という場合でも、FXなら売りから入ることができます。
この場合は、あらかじめ1ドル=100円のタイミングで売り、90円になったタイミングで買い戻すことで、10円の差益を得ることができます。
このように、FXは通常の外貨取引とは異なり、円安・円高どちらのタイミングでも利益を得るチャンスがあります。
FXをするにあたって最低限知っておくべき2つのこと
ここまでは、FXの商品の特徴について解説しました。
- 2つの通貨の交換レートを取引する商品
- 預け入れたお金の25倍まで取引ができる
- 売りからでも買いからでも新規の取引を開始できる(円高・円安どちらでもチャンスがある)
FXについて最低限抑えて置くべき3つのポイントを踏まえて、ここからはFXをするにあたって注意すべき2つのポイントを紹介します。
- リスク管理を怠ると借金を抱える可能性もある
- 最初は必ずデモ口座で練習すること
リスク管理を怠ると借金を抱える可能性もある
FXは資金にレバレッジをかけることで少額で大きな取引を行うことができるんでしたよね。
これはつまり「少ない資金で大きな利益を得られるチャンスがある」ということです。
しかし、リターンが大きい分リスクも考えなければいけません。
あまりにも大きなレバレッジをかけすぎて少額で大きなトレードをしてしまうと、損失の拡大によりレバレッジが25倍を超えてしまう可能性が出てきます。
そうなると、FX会社側で強制的に反対売買を行い損失を確定させる「ロスカット」が発生してしまいます。
また、為替が急激に変動してしまうと、預け入れたお金以上の損失を被ってしまい、借金を背負ってしまう恐れもあります。
そのため、ご自身で用意できる資金の身の丈に合った取引を行うことを心がけましょう。
具体的には、取引開始時にはレバレッジは10倍以内に抑えることが好ましいです。
最初は必ずデモ口座で練習すること
FXについて、大きな利益が期待できる投資商品であると同時に、大きな損失を被る可能性があることもわかったかと思います。
そのため、大前提として下記については勉強をしておく必要があります。
- 注文の方法
- テクニカル分析の方法
- 為替の変動が大きくなりやすいタイミング
また、勉強をしっかりしたからと言っていきなり本番口座でリアルマネーを使ってFXをすることだけはぜったいに避けましょう。
DMMFXなどのFX会社ではFXのバーチャル取引を行うことができます。
このサイトで勉強した注文方法やテクニカル指標の出し方などをバーチャル環境で完ぺきに使いこなせるようになってから本番環境でトレードに臨みましょう。
FXのレバレッジと初心者のリスク管理方法まとめ
以上、FXとはどのような商品なのか、またFXをするにあたって最低限留意すべきポイントについて解説しました。
この記事に書かれていることをしっかり理解できなければ、FX取引で利益を出すのは非常に難しいです。
今回紹介した内容については、ほかの人に説明できるレベルで理解するようにしましょう。
また、理解を早く深める手段として、デモ口座を利用して実際に手を動かして見るのもおススメです。
デモ口座の開設方法は以下のリンクより紹介しているのでご参照ください。